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福岡・九州地域演劇祭
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2007年 05月 24日
高校の時の友人と飲みに行く。職業は医療関係。
医療のことって、だれでも関心のあることで、自然とその辺の話になる。 最近産婦人科医がへっている。こどもを産める病院が少なくなっているとのこと。小児科医がへっているのは聞いたことがある。産婦人科医は初耳。 理由としては、なんかあったらすぐに訴えられるのでリスクが高いと敬遠されているのだろう。とのこと。そのうち外科医内科医もへるだろうと言っていた。 これにはふたつのアプローチを思いついた。 1つ目は、誰かがやらないといけないリスクのあることを、なぜ自分がやらないといけないのか?と考える人が増え、なぜ自分がやらなくて良いのかと考える人が減ったこと。 これは、教育しかないと思う。個→公にすこし比重を置き換えた方がよい。あくまで少し。 つぎに、社会全体が非寛容というか、新しいこととか困難なこととかに挑戦して失敗したときに、失敗の部分だけをとってそこだけピックアップするようになっていること。 これはマスコミがけっこう悪いと思うが、権利意識が肥大化した国民性ともいえるかもしれない。 どっちも自分に返ってくる。 医者として平凡以上の働きをし、多くの人の命を救ってきても、ちょっとした瑕疵を責められ、社会的な非難を浴びる。 人の命を扱うから慎重にというのは大前提だろうけど、慎重だと救えない命に対し冒険することは失敗したとしても賞賛されるべきではないだろうか。 人間は完璧じゃないし、時間がないとか、すべてが完璧じゃない状況で、判断対応しないといけないこともあると思う。 とある医者が逮捕され、手錠がかかった映像がテレビに流れたという話しになる。 その友人は、医療関係者のネット情報で見る限り大きな過失はなく、それでも犯罪者扱いされる映像が流れることにショックを受けた。医者はますます萎縮、消極的になるだろう。リスクの高い部門は避けられるようになるだろうといっていた。 救急車のたらい回しの話は、話としてはよく聞くが、これが社会風潮の招いた結果なんだろうと思う。難易度の高い患者を受け入れて訴訟リスクを負うよりは、やっかい払いしたほうがよいということだろう。 これを責めるのはたやすいが、それを無自覚に責める人がこの事態を招いたという面があるのかも知れない。 「医療関係者の仲間内ということで、そこでは出ない大きな過失があるのではないか?逮捕状が出ると言うことは相当なことで、検察もそれなりの証拠を積んでいると思うが。」 と反論してみたが、友人の言うことが正しい可能性も十分に高い。 本当に重過失があっての医療ミスなど許されないことだ。これらのバランスを適正に保てるならば最良だが、それが難しいなら、寛容の精神を持って臨んだ方が、結果的にわれわれの医療制度はよりよく機能するのではないだろうか? しかしこのへんのバランスは本当に難しい。
by sailitium
| 2007-05-24 12:33
| 小ネタ、近況
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Comments(3)
加古川心筋梗塞事件や奈良心タンポナーデ事件でのトンデモ判決、福島の産科医の逮捕が起こった時点で、もう、日本の医療は「Point Of No Return」を越えてしまいました。
いくら「仁術」や「モラル」や「使命感」や「人を救いたい気持ち」があっても、「マンパワー」「キャパシティ」「リソース」が無ければ、どうする事も出来ない。 いくら「命は大切だ」「命を大切に」と叫ぼうが、全ての人命を助けることは出来ないし、死んだ人を生き返らせることは出来ない。 こんな当たり前の事も理解しようとせず、「命は大切だ」「命を大切に」という「命は地球より重いんだ」論を振りかざして、医療従事者の限界や、医療そのものの限界を無視した要求を続ける人間がワンサカいる現状では、どうあがいても医療の完全崩壊は免れないでしょう。
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最善を尽くしても命が救えないという「医療の限界」を無視して「ミスでないなら、なぜ亡くなるんだ」と医師を訴えたり、いちかばちかに賭ける以外に命を救えない人間が現実にいるのに「いちかばちかでやってもらっては困る」と医師を断罪して、命を救うためのハードルを高くしておいて、医療従事者がそのハードルの高さによって患者を受け入れられないと
「それでも医者か!」 「『医は仁術』は死語になったのか」 「命より金儲けのほうが大事なのか」 「患者を受け入れられない病院は看板を返上しろ」 などと医療従事者をボロクソに叩きまくる、インパール作戦の牟田口司令官みたいな人間がワンサカいる日本ですもの、医療が崩壊しないほうが不思議というものです。
Commented
by
たかさき
at 2009-07-22 09:13
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そういうトンチキは1%位だと思いたいんですよね。
ただ、そういうトンチキよりをもちあげるマスコミ、裁判官、毅然とした対応をとらない病院、とりにくくさせるマスコミが、そういう風潮を作っているということかもしれません。
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