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福岡・九州地域演劇祭
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2006年 08月 06日
北中をみるために、北九州に行く。
とりあえず早めに出て早めにつくようにする。ノートパソコンを持っていっているので、電池の持つ限りは時間は無駄にならない。 2時くらいにリバウォにつく。起きてからなにも食ってなかったので、さる御仁がサイトでほめていたイタリア料理の店に行く。うまいと聞いていたので、昼間でこれから観劇だというのに、グラスワインの小をたのむ。食事がいいのに、ワイン頼まないと損したような気になるんです。いっぱいくらい良いよね。>北村さん。 さて、北中。 映像パフォーマンスユニット。というカテゴリー。たしかにそれが一番しっくりくる感じです。で、これは、面白かった。芝居とか見ない人でも中年に達していない人ならどんどん誘える感じ。 2,000円こころよく払える。テレビや映画にも対抗できるよ。 ・コンテンポラリーダンス ・ビートマニアの画面の真ん中で踊っている人 ・ジュリアナ ・映像バリバリ ・愛知万博のイギリス館 な感じの内容。 (ジュリアナいったことないけど、あんなかんじなのだろうか。あと、万博みたいなのって、演出家とかステージスタッフとか制作者は必見だと思う。結構応用きくアイディアがボコボコおちてます。あと金かけてるテーマパークも。) 全部で90分くらい?静かなシーンは、集中が要求されるのだけど、音照明アリアリで、ガンガンに攻めているシーンはかなり前のめりに引き込まれる。個人的にああいうの好きだったりする。 最初はコンテンポラリーダンスみたいな感じで始まる。演劇での練習を取り入れたような動きもある。映像はほとんどなし。10分ぐらいして、映像もパフォーマンスに参加してくる。 音に反応して出現する映像や、踊っている映像をライブで画面に映し、他の映像ネタとミックスしてながしたり。ダンス感をもりあげる映像。コンテンポラリーダンス的でもあるし、ディスコとかのダンス風でもある。 そうそう、音かなり良かった。 飛ぶ劇の役者さんたちがダンサーとして出演。やっぱ観客との呼吸はたいへんよくわかっているので、日常の一風景的なコンテンポラリーダンスではおかしみを誘う。 (的外れ度高い→)飛ぶ劇で見たことないひとはおそらくダンスやっている人だと思う。よく見るとやっぱちょっと違うような。(演出的な工夫もあったと思うが、飛ぶ劇の役者さんがダンス的なところでもぜんぜん見劣りはしない。体もちゃんと動いていて、ちゃんと鍛えられていることを再確認した。で、飛ぶ劇キャストの地力も再確認した。)→(パンフに載ってますね。放置しときます。) ダンサーの方もエンターテイメント指向を持っているダンスだったので、そこも個人的に楽しめた。 あと、あのスペースであの人数があそこまで、おどりまくって、それでいて衝突したりしないってのは、個々のパフォーマーが相当高度に鍛えられている証拠ですね。役者の練習で<他の役者の立ち位置とか、他の役者の動きを予想して、かつ客席から見栄えも考えて自分の立ち位置を決める>みたいな練習があるが、このパフォーマーたちなら楽々とこなすだろうなぁ。 たぶんタイトルからしても、人のコミュニケーションをテーマにしている模様。 ラストシーン、大自然を低空飛行するような映像で、みんないい感じで踊っていたので、ハッピーエンドかと思っていた。それまでの映像の無機質性からすると、急に具象的でわかりやすい感じの絵だったので、5%位違和感があったのだけど、「いいや、こりゃのっかっちやぇ、このまま大拍手できるテンションだぞ、今の俺は。」みたいなノリでラストシーンをみていたのだけど、映像は一転、人間は孤独でひとりぼっちということを象徴するかのような演出で幕を閉じる。 これで、ちょっと乗り損なった。 高崎は、人間は孤独だという結論も、人間は常に人とのつながりの中に生きているという結論、まったく正反対のことだけど、どっちも同じようなことを言っていると思っているので(←むちゃくちゃ言ってますね。いつか書きます。) だったら、最後、CSあげるような終わり方にしようよっ。って思っちゃうんだよね。むちゃくちゃなこと言ってるけど。 こういうのをみるといつも思うんだけど、やっぱストーリー(物語)っていうのは最高のエンターテイメントだよね。飛び飛びでいいので、ストーリーのネタをもうちょっと仕込んでいって、最後それでしめるみたいなもってきかたされてたら、今年度ベスト公演にノミネートなクラス。まぁ個人的な好き嫌いにすぎず、ワンオブゼムの感想ですけど。 クイーンのシーンは役者さんかなり楽しそう。内輪客だと思うけど、あれなら出ウケしてもアリだよね。あの技は、新感線で初めてみた。そのときもクイーンでした。ボヘミアンラプソティだった。30人くらいでパートで分けていて、音の位相が完璧だったので、めちゃくちゃ感動したなぁ。 こういうアイディアを出しまくらないといけない公演だと、どうしてもネタかぶりが発生してしまうが、たまたまかぶるのは気にせず、ガンガンやってほしい。 あと、ヘッドバンキングの動きがかなり多用されていたので、トリップしている役者サンもいそうだ。学生の頃<自分をかなぐり捨てて頭を激しく振りながら手足をめちゃくちゃに動かす>という練習をしてたことがあるが、(その名も千手観音)この練習をやると脳内にドーパミンが作りだされるらしくて、トリップ感を味わえるらしいのです。 制作的に考えると、なんとか折り合いをつけて「コンテンポラリーダンス」って言い切った方が、既存の手法に乗れるので有利な面もあるかも。でも異端児扱いもされるかもしれない。 公演終了後、ダッシュでたばこ部屋に移動。北九州芸術劇場は小劇場の中にも専用のたばこ部屋があるのだ。これを併設できるっていうのは、ホントに舞台芸術とか、文化をわかっているよね。 健康増進法ができたからといって、一律に全館禁煙の網をかぶせようとする自治体があるとすれば、ちょっと立ち止まって考えてほしいなぁとおもう。 で、たばこ部屋にいたら、津村さんもたばこ部屋に入ってきて、pamoでの津村さんの話に質問させてもらってラッキー。あとは、FPAPのステージスタッフWSが北九州のステージラボと一部かぶりしてるけど、決してパクリじゃありませんとか。そのほか何点か、今後の指針となる良い言葉を聞かせてもらった。 そんなわけで、今回の北九州行きは、飯もうまかったし、舞台も面白かったし、良い話は聞けたしで大満足。
by sailitium
| 2006-08-06 20:44
| 観劇して|感想・批評
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