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福岡・九州地域演劇祭
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2023年 12月 08日
テレビドラマ「パリピ孔明」がとても面白かった。 原作漫画もずっと読んでいたけど、これは原作を超えた感じがするね。っていうか、もともとが漫画よりも、映像向きだったのだろうと思う。 孔明が当時の服装で、現代に転生して、ものすごい衣装だから周囲が驚くというのは、漫画と映像だと伝わり方が違うよね。 漫画だとスムースに頭に入ってくるという感じ。映像だと、「だよねっ、まぁ、それくらい驚くよね」って感じで、軽い感動を伴ってくる。 あとは、やっぱり音楽モノであること。 これは、マンガだとどうしても限界がある。っていうか、漫画は音楽をやるのにめちゃくちゃ不利だ。音楽をそのまま流せる映像という媒体を得て、原作は原作を超えて完成形になったという見方をしてもいいかもしれない。 主役である孔明もEIKOも原作と雰囲気が違っていて、そこはちょっと不満だったのだけど、途中から気にならなくなった。 実は、上白石萌歌さんは、とてもいい役者だと思っているんだけど、歌唱力の問題はあるだろうと思っていた。 プロの歌手となると、普通にうまいだけじゃなくて、なんか、聞いている人の心を保つ技術を超えた何かを持っていないといけない。けど、それは再現できないだろうなと思ってたんだよね。 ストーリー上、最終回の重要な所で、EIKOは歌わないといけないし、そこで、技術を超えた歌を、マジプロでない上白石萌歌さんが、やらないといけないが、それは無理だと思ってたんだよね。 そしたら、マリア・ディーゼル(←マジ歌手)と二人で歌うみたいなかんじで、クリアしてきた。ドラマの中で何回も歌われてきたキーになる曲を。 (純然に一人で歌っているわけじゃないけども、いいところに落としてくれた感じで) それで、孔明が「私のために歌ってください。」っていう最後シーンも良かったよね、、、 EIKOが孔明のひとりために歌い始めると、関係者とかお客さんとかが三々五々入ってきつづけて、やがて孔明の姿が人波に消えていくシーン。 自分が育てた歌手が、手の届かないところに行ってしまうみたいな寂しさを演出していたけど、ここは軽く泣けるシーンだった。 そいで、このドラマでは伏線として、孔明が「元の時代に帰る時期が近づいているのかも、、、」みたいなネタがはられていた。 いつの間にか消えてしまった、孔明をEIKOが探すけど、孔明はいない、、、 結局、コミカル的なオチで孔明は現代に残ることになったんだけど、これは、どっちになったとしても、ストーリー上の完成度は動かないよね。 ときどき、ものすごい良い芝居とか映画とか見ると、最後の最後にどっちの結果になるんだ〜〜!!!みたいなことが気になることがある。しかし、これはどっちの結論になっても、自分は全く満足するだろうなと言う心持ちになることがある。 最高のドラマは、最後にどういうオチになっても認められる。完全に、手の上で転がされる一観客になるわけだけど、そこまでされたらドラマとして、ほんとうに最高のものの一つだと思う。 たとえば、101回目のプロポーズなんかは、どっちのオチでも、同じくらい感動できた。 原作をリスペクトして、ストーリー上はかなり忠実に再現し、映像向きの原作を活かして、原作を超えた。出藍の誉れというやつですな。 (おまけ) 前園ケイジが良かったよね、、、、 彼があれだけ頑張ってくれなかったら、主役の二人がまったく立たないからね。 密偵の六角眼鏡の女の子もすごく良かったよね、、、 ドラム並みの腕前。
by sailitium
| 2023-12-08 12:15
| テレビドラマ・映画
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