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福岡・九州地域演劇祭
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2023年 02月 01日
劇団テンペスト藍色企画第1弾「体温」見てきた。105分。前売り2,500円。甘棠館。 自分を小説家と自称するが、作品がかけたことはほとんどなく、今もスランプにある主人公を中心としたストーリー。分野としては、自分探し、自己存在肯定に入ってくる感じ。 今、感想を書いていて気づいたんだけど、通常の人間が持てる人間関係、、、、 異性の友人、同性の友人、恋人、家族、仕事での関係性、趣味(ライフワーク)での関係性が、すべて網羅されていて、これはこの作品の考えるときに、特徴的なことだと思う。 熱い想いとあふれる才能がほとばしる作品だった。 今回の作品で脚本・演出ははじめての方が担当したと聞くし、全体として、技術的な点で伸びしろが多々あると思えることは脇に置く。 それにしても、脚本、演出、出演者、テクニカルこの作品をより良いものにするためにいろいろ知恵を出して、頑張ったのであろうことは見て取れた。 作品を良くするために 1)できることを考えて 2)実際にやってみる という気持ちがとても重要だ。技術的に稚拙な部分は、その思いがあり、いろんな良質な公演を見ることで後から追いついてくる。もちろんその努力を怠って、不勉強なままなら、成長するのは難しい。どんな分野でも才能ある人が勉強努力してやっと一流になれる。 でも、この作品(脚本)を見て、非凡な才能を感じたのは、なんていうんだろう作者の独特の視点や手垢のついてないっていうのだろうかその独特の文体。 一歩間違うと単なる中二病なのだけども、そこに陥ることなく、成立する会話のバランスみたいなものに引きつけられた。 特に女性作家と主人公の会話なんかでは、その才能が十二分に発揮されて、この人、次になんて言うんだろうという一言一句をほんとに楽しみにして、目が離せなかった。 確かに、作家のご都合的な感じで、主人公以外の人が動かされていたり、主人公に見返りなく尽くす人が多すぎるところもあり、それは脚本上は高く評価はしにくいところだ。一方、その世界観を忠実に再現するために、出演者が真摯に取り組んでいたことは、とても素晴らしいことだ。この良さをキープしながら、みんなで成長していけば、将来、他都市からも存在を認識される劇団になる可能性もあると思った。 暗転や亡霊シーン*が多すぎるとか、その他テクニカルや演出上、伸びしろの多いことは多々あった。 (現代演劇では、暗転は少なくして、独白などの心情吐露は最小限にして、さり気ない会話の中で、お客さんに届くようにすることが良いと一般的にはされている。亡霊シーンも良くない。高校演劇で、銃を出したらいけないみたいあ) *亡霊シーン・・・造語。主人公がいて、その周りを色んな人が取り囲んで、主人公と心の会話をすること。演劇的なリアリティがないので、シーンを絞るとかよっぽど注意深くやるとかしないと、ご都合主義的な作品になってしまう。 前説・後説で、脚本・演出の人が出てきて、非常にアツいトーク。客観性はなかったかもしれないが、思いや作品が形作られる背景が見え、理解の手助けになった。 そういえば以前,Kさんという冷笑的な観劇マニアがいて、こういうかんじのトークだったら、その個人誌Hで、冷笑的に小馬鹿にして揚げ足を取る感想を書くんだろうなと思った。 稚拙な部分の残るアツい芝居を見て、彼はアンケートに「お姉さんの高校演劇?」って一言ってたなぁ(笑)。 とある福岡の関係者の方が言ってたんだけど「甘棠館で床にパンチを張らずに床そのままでド素人」って言ってて、私も、大賛成なんだけど、少なくともこの公演は、パンチをはっていた。タイミングが合えば、今後もしばらくウォッチしていきたい劇団だった。
by sailitium
| 2023-02-01 12:27
| 観劇して|感想・批評
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