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福岡・九州地域演劇祭
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2022年 03月 24日
「主賓挨拶をお願いしたい」 と、言われたと思う。 「僕でいいならいいよ」 と、即答したと思う。 しかし、私は、フォーマルな場での挨拶は、すごく苦手なのだ。 声質、表情、話す内容この3つをコントロールして話すのは、かなり高度な技術だ。 これが、アウェーの空気の中でとなると、さらにハードルが上がる。ちゃんとやれるのは100人に1人くらいだと思う。 首相とか官房長官とか、すごいなと思うよ。 結婚式の主賓挨拶を失敗したら、一生恨まれるよね。 私は、芝居の照明のオペとかやったことがあるけど、失敗したら役者に何と言って謝っていいかわからないので、あまりやりたくないのだ。 まぁ、しかし、演劇公演は人生に一回ってことはない。しかし、結婚式はふつうは人生に一回だ。 やっぱり断ろうと思ったりした日もあったが、引き受けることにした。 まず、とにかく、暗記してしゃべることは、そうそうに諦めた。非常にかっこいいが、失敗した時のリスクがでかすぎる。 基本「読む」だ。 そういえば、結婚式の主賓挨拶を一度やったことがある。 その時は、新婦側の主賓ってことで、挨拶としては2番目だから少し気が楽だった。当日会場に行くと、新郎の主賓が急に来られなくなって、一人でやらないといけないってなって、5分前に初めて顔見ました。的な新郎を寿ぐ言葉を繰り出し、スピーチに盛り込むというアクロバットを経験したことがある。 できれば、ああいうことは避けたいものだ。 それで、今度は、新郎の主賓ということになるのだけども、進行上、新婦の挨拶はないとのことだった。 心理的ハードルがあがった、、、 それで、ちょっと新婦にも一度おあいしとかなきゃ、新婦のことに触れようがないと思って、お会いする機会を作ってもらった それで、結婚式の4,5日前だったと思う。 新郎から 「Youに、乾杯の発声もお願いしたい。」みたいな連絡が来た。 「いや、そりゃーいくらなんでも、ないわ 「他に頼める人がいない」 と、レスが来た。 「そんなわけねーよ、誰かいるだろ、、、、 的にレスをした。 祝辞の内容は練りに練った。 偉大な王と王妃を称える一大叙事詩みたいなかんじだ。 まぁ、尺で言えば4,5分くらいだけどね。 その後、そして、司会の方が二人の略歴を話す。その次に私の挨拶だ。 ここで、「これは、短めの挨拶のほうがいい!!そんな真面目な話を、ながなが話す空気じゃない」と、私は気づいた。司会の方の略歴トークも早口で、会場が巻き進行を期待する空気になっていた。 私は、急遽、原稿を見おなして、削れるところは削った。これが主賓挨拶の2,3分前くらいだったと思う。 それでなんとか、挨拶と乾杯を終えた。かなり緊張してしまい、私は自信を喪失した。が、なんとか大過なく終えることができた。 しかし、緊張は続いていて、食べるものの味がしなかった。 この披露宴では、入室の際のアンケートで、コロナの症状があるかどうか聞かれる。 味覚に異状はないかみたいな項目もあって、私は迷うことなく異状なしにチェックした。が、その30分後に、味覚の異常に陥っていた、、、、 披露宴の最中、新婦の方から、心のこもったお礼の言葉をいただき、私の自信は回復した。あわせて、私の味覚も回復していった。 料理も楽しみながら、二人の門出を祝う式はつつがなく終了した、、、、、、、、、、、、、、 しかし、今回の披露宴の挨拶については、いろいろと腑に落ちないことがある、、、 披露宴の途中で、私には、すべての謎がとけた。 1)もともと「主賓挨拶」という概念のない披露宴だった 2)披露宴の構成としては、乾杯の発声だけトータル30秒くらいで良かった 3)私に挨拶を頼んだ人も、披露宴=主賓挨拶 みたいなイメージがあって、「主賓挨拶をyouに頼みたい」って言ったのだと思う。ってか、頼むときには、そこまで構成とかは決まってなかったかもしれない(1,2ヶ月前だし) (もしかしたら主賓挨拶とは言わなかったかもしれないが、私は何度も主賓挨拶と言ったと思う) 4)乾杯を頼まれたのも、他に人がいないわけじゃなく、そもそもの披露宴のストーリーとしては、「乾杯の発声の人が一人いればいい」というかんじだった。 5)司会の人は、この構成を知っていたから、「乾杯の発声を、、、」といって流れを説明しに来たのだと思う 【結論】 ・大仰な挨拶は、むしろ不要で、30秒くらいでささっと乾杯すればよかった ・つまり、新郎新婦主賓挨拶+乾杯の大役で緊張する必要はなかった ・原稿を苦労して書く必要もなかった ・台紙を買う必要もなかった これは、マジでシチュエーションコメディだよ。結婚式で、こういう演劇のシチュエーションコメディみたいなことをマジで経験してしまうとは、、、、
by sailitium
| 2022-03-24 19:29
| さくてきな視点で(非演劇)
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