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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2021年 07月 29日
OPUS「D2」みてきた。会場は平尾のFUCA(今は名称変わってます。)OPUSだ団体名で、D2が公演タイトルなんだろうか? 前売り・当日 2,500円 装置なし。舞台エリアの両側に客席のいすを並べた囲み舞台。 照明はクリップライト的な機材が8発くらいで、回路数的には4回路くらい? 衣装は一人を除いて、みんな黒っぽい衣装 装置、照明ど予算5,000円で収まっているような感じだけども、会場の壁の色や雰囲気と相まって、視界の雰囲気はフォトジェニックな感じになっている。 役者はみな抑制のきいた演技で、見ている方の集中力を削がない。基本的にセリフの言い回し術に演技の重点をおいている演技の方向性。 脚本の会話のセリフの手触りというか、雰囲気が実にいいかんじがした。聞いていて心地よい。自然な言葉選び、自然な構文というかんじ。 正確にいうと自然というか、自然に見せるためのセリフの工夫にセンスとか個性を感じるというか。 言葉として吟味され、洗練されているというかんじがした。 役者の立ち位置とか、移動のためのルールみたいなのが独特で、インスタレーション的な美しさの印象を与えていた。 相手を見てしゃべるとか、感情に合わせて相手に近づくとか、離れるみたいな行動は、通常の芝居では役者の感情によってなされる。しかし、この芝居では必ずしもそうではない。通常の移動のルールは適用されていない(されるときもある) 囲み部隊には、丸椅子がランダムに置かれているんだけど、そこが目印になっていて、通常ではありえない距離だったり、通常なら動くべきところを場所を変えずに演技したりとかなルールだった。 この点で言うと、リーディング公演に近いものがあった。 ストーリーだけど、 とある町で起こった連続殺人事件が風化しようとしていて、でも被害者の関係者が偶然同じ職場にいて過去の事実を解き明かす、、、みたいな推理ものみたいな話。 ホントは、推理とかサスペンスとかじゃなくて、浄化をメインにしたかったんじゃないかなぁとか、演劇って何だろうってことをいろいろ考えながら見た。 ※ 以下、感想が続きますが、必ずしもほめてない部分もあります。作り手へのレスペクトを忘れてないつもりですが、文章が下手でそう受け取れない部分もあると思います。なので、そんへんのことで怒ったり、SNSで書いたりしないと約束できる人だけ、読んでください。ブログのコメントにはご自由にお書きください。 ※ どうしてもSNSで書きたい自由が欲しい人は、有料でお願いします。額はお任せしますので、こちら(ユニセフ)に寄付してからお願いします。10,000円にしときます。すべてこちらに寄付しますので、寄付してからお読みください。 ※ よんでくれてるかたの99%は良識ある方だと思うのですが、1%そうじゃないような方もいるので、こういうめんどくさいことかくのご容赦ください。 (続き) ・初見で、はなしにちゃんとついていける人はいないだろうって思った。事件構造や人間関係が複雑だ。 ・素材は面白いと思った。けど、そこの謎解きが時間的にはメインになっていて、そうなると演劇としてはきつい。謎解きは演劇と相性が良くない。 ・今回の素材で言うと、小説が一番相性がいいんじゃないかと思う。 ・90分くらいだけど、暗転は10回くらいあったよね。場面が変わったり、日時の経過があったりするから、回数が増えるのはやむを得ないと思う。個人的には暗転が多いのは気にならない。暗転の処理がスムースじゃないのは気になる。 ・照明の切り替えの機材が、普通に壁にあるスイッチで切り替えてたのかな?きっかけにこだわるのはわかるけど、気合を入れてスイッチングしすぎで、オンオフの音がうるさかった。あれは芝居の世界観にマイナスになっていると思う。ふつうは誰か気づいて言いそうなものだが、あまり関心のない部分だったんだろうと思う。 ・対面舞台は、こういう芝居には向いてないよね。向こう岸のお客さんが視界に入るのは、意識しなくてもその分、集中力が削られる。 ・対面舞台。しゃべってる役者の表情が見えない時間帯が80%くらい。ふつうの見せ方(がくぶち)で良かったと思うけど、客席組むとか、予算面、テクニカル面で手が回らないとかの事情があったのだと思う。 ・対面舞台、インスタレーション演劇的な絵のきれいさはあったよね。脚本が浮遊性の高い散文詩的なもの又は哲学的なものなら相性いいんだろうけど、ストーリー自体は遺品整理業者であったりとか現実に足をつけたところからスタートしていることを考えると、、、 ・まぁ、額縁でやったらやったで、親子の会話をどうするのかみたいな問題も出てくるけど、そんなんは解決できるもんだ。と思いつつも、テクニカルのサポートが必要になってくるし、装置、照明にはほんとに人手をかけてなかったみたいだから、そうなるとやっぱ、実際にみた今回の芝居が最善解だったのかなという気もする。 ・一人が一人の役を、最後までしっかり演じるタイプの芝居。そういう芝居で、役者が前説やるのはどうなんだろうなぁ、、、テレビドラマの途中に挟まれるCMで、ドラマの主役がぜんぜん違うキャラで出てきているような違和感、、、 ・やっぱこれで前売2,500ー当日2,500ってなると、日ごろ演劇を見ない人にはすすめにくいなぁ、、、 ・見た感じを重視したのだとは思うけど、みんなが黒系の服装ってのは、どうなんだろうか?遺品整理の仕事場でも、実際に出動するとき以外はけっこうバラバラなのでは? でも、インスタレーション的美しさはあったよね。 ・事件の関係者が、偶然にも一つの職場に集まるというような偶然があるだろうか、、、と思ったけど、これは初見では気づかない人も多いだろうし、ひとつだけ嘘ついていいルールでもいいし、なんか脚本上の工夫で解決できるような気がするね。 ・過去の事件の真実を話す人がいるわけですけど、話すようになる動機が分からんかったなぁ、、、ってか、完全に話にはついていけてないっす。ついていけた人いるのかなぁ?
by sailitium
| 2021-07-29 12:44
| 観劇して|感想・批評
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