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福岡・九州地域演劇祭
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2021年 07月 12日
公演中の劇場の客席に、警察が入ってこようとしたらどうするか、、、 (ほぼ、実話に基づきます。多少の脚色とぼかしを入れています。) 先日、ある劇場で公演をしていて、私は劇場を借りる立場で主催者の一員。その日、私は、客席の最後列で立って芝居を見ていた。 すると劇場のスタッフがやってきて、私に 「客席最前列に座っている人を外に連れ出したいので、そこまで行っていいだろうか?」 と聞いてきた。 一番後ろの客席に座ってる人ならともかく、最前列となると話は変わる。 小劇場だし、遅刻客とかもいなかったこともあり、芝居を阻害すること甚だしい。 劇場の方もそれがよくわかっているから、主催者の一員である私に確認したのだろう。 しかし、いったいどういう理由だろう? 理由を聞いてみたら、少し複雑な内容だった。 1)そのお客さんは、タクシーで劇場に来た。 2)その人は、タクシーにお金を払ってないようだ 3)タクシー内には、その人の荷物がおいてある。 (解説:最初から払うつもりがなくてうっかり荷物を忘れてしまったのか、ちょっとお金をおろしてすぐ戻りますそれまで荷物をおいておきます。となったのかはよくわからない。) 4)それで、警察が来ている (解説:タクシーの運転手が、警察に駆け込んだのであろう) 5)警察が、劇場に来ていて、そのお客さんを連れてきてほしいと言っている という感じだった。 私は「芝居が終わるまであと、30分です。運転手さんには申し訳ないけど、終わるまで待ってください」 と、劇場のスタッフに答えた。 10分ほど経過しただろうか。しばらくしたら、その劇場のスタッフがまたやってきて、 6) 警察の人は「連れてきてもらえないなら、自分たちが劇場に入ってその観客を連れ出す」と言っている。 と、私に伝えた。 このお客さんはたしかに良くない。タクシーを待たせておけ〜みたいな安易な判断をしちゃったのかもしれない。 そこは特にかばう気はない。 (その人は、タクシー運転手と、警察の人に、じゅうじゅう謝罪はしたほうがいいと思う。) しかし20分を待てずに、警察が、客席内に押し入ってくるとはどういう事か?いくら警察でも、緊急の理由がないのに、主催者の意向を無視して、客席に入ってきたら、それは住居不法侵入になりうるし、威力業務妨害を構成するだろう。 私は、以下のように劇場の方に伝えた。 「法律上入ることは出来ないはずです。あと20分ですから待ってもらってください。」と 結局、劇場の方が頑張ってくれたのだろう。警察が客席に入ってくることはなかった。 さしあたっては、公演を無事守ることができた。 劇場のスタッフに感謝だ。 しかし、その警察の人は許せない。 公演終了後に、私は客席を飛び出し、その警察官を追いかけて、猛抗議した。 「どういうことだ!」 「警察といえども、主催者が拒否しているのに、押し入ると脅迫的なことを言うとは何事だ!」 と、強く抗議した。 警察の人は、私に言った。 「私たちが、客席に入ったら(公演をぶち壊しにするだろうから)連れてきてもらえませんか?と言ったのです。」 と言った。 これは、素直には信じられない。 だとしたら、上記6)のような連絡が来るとは思えない。 ( 警察の人は「連れてきてもらえないなら、自分たちが劇場に入ってその観客を連れ出す」と言っていると劇場の方は私に言った。) おそらく、劇場の方がそのように受け取るような脅迫的な言い方を警察の人はしたのだろうと思う。 私は以下のように言い返した。 「私は劇場の方に『連れてきてもらえないなら、自分たちが劇場に入ってその観客を連れ出す』と言われた。あなたたちがそういってないのならば、劇場の人が私にそのように言うわけないだろう!」 (しかし、警察も緊急の必要性がないのに、客席に入ることは、法律上ヤバイということは知っていて、言い方を工夫して、問題解決を図ろうとしたのだろう。) 例えばだ。 そのお客さんが、違法薬物を大量にもっていて客席でばらまくかもしれないとか、強盗などの重犯罪者で客席に逃げ込んできた。とかなら、警察が押し入っても、これは仕方ない。 緊急性がある。 しかし、この件はそのような話ではない。 (しかも、後で知ったが、このとき、劇場の別のスタッフの方が、タクシー代金をたて替えて払うための行動をとっていたらしい。ますます緊急性がない。) 結果論にはなるが、劇場の人が以下のように言っていたとすればどうだろう。 「重要で緊急性があるならともかく、あと30分待てないことはないでしょう。許可がない中であなた達が客席に入ることは、住居不法侵入、威力業務妨害を構成するのでは?本署に問い合わせられてはどうですか?」 と、聞けば、警察の人も無理を言わなかったに違いない。 しかし、相手を法律的に無知とみて、脅迫的なことを言った。要は舐められていたのであろう。 出来ないなら自分たちが直接客席に入るが、、、みたいな脅迫的な言い方をすれば、主催者が、観客を連れてくると思ったのだろう。 今思えば、警察への恨みはない。演劇を軽視しているとか、国家権力がうんちゃらとかも言うつもりはない。 警察の人も仕事だし、最悪の場合このお客さんは詐欺の現行犯にもなりうるから、それくらいは言うだろう。 しかも「主催者が任意で協力してくれた」という形をとりながら。 むしろ、その警察の人は優秀な警察ということができる。まぁ、向こうもプロだしそれくらいのことはするだろうと思う。 しかし、そこまで言ったのは、舐めていたからだと思う。 結局、公演を守る立場にある劇場の人や主催者の制作が舐められないように、勉強して強くなるしかない。
by sailitium
| 2021-07-12 12:39
| 制作的なこと(演劇)
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