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福岡・九州地域演劇祭
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2019年 08月 14日
劇団UPSIDE DOWN「オーケストラの歯車」をみてきた。 若手劇団カウントしていいのかどうかわからないが、福岡で頑張っている若手劇団の一つだ。 今回はいじかるだったけど、サロン演劇みたいな小品志向じゃないところが、いいよねぇ。 前売・当日共通の2,000円。 当日で見に行く。劇団公式twitterで当日券情報がしっかり更新されているのはありがたい。 ただ、公演の時間の長さ(尺)の情報が出てなかったので、みに行くかどうか迷った。 幸い、キャストの一人が尺を予想できる情報を出してくれていたので、それで、みにいこうって気になった。 公演一週間前になったら、尺情報はほんとだしてほしいよね。 一週間前で通し稽古ができてないとか、脚本ができてないとかだったら流石に無理だろうけど。 少なくとも、初日が終わったら、5分位の誤差があってもいいからだしてほしいよね。 さて、そんなこんなで尺は65分。 前説で「注意」とお客さんに言わないほうがいいと思うのだが、、、「お願い」「お知らせ」でいいよね。 言うメリットは何もない、、、 芝居の流れはこんな感じ。 4つのパートに分かれている。 ・刑事と独房に入った少女(少女は壁に絵を書く。ちょっと予知能力みたいなのがある。) ・希死念慮の売れない小説家と特殊な能力を持った少女 ・一人で旅をする女性とついていく少女 ・孤児だった少女が遠い親戚にもらわれる この4つのパートは、基本2人芝居。他のパートとの関わりはない。また、基本1人一役。コロス的な出番はある そして、4つの物語が並行して進む。各パートは3分もすれば、すぐに別のパートへと切り替わるテンポの良い進行(時間は適当) それぞれのパートで、みんな闇をそれなりに抱えていたりすることが徐々に明らかになっていく。それでけっこうディープな話になってくるのだけど4つの物語の接点は見えない。 どうすんだ、どうやって、まとめんだ、、、、とかうっすら思ってたら、最後の5分で一気に、それらの4つの物語が交わって、、、 みたいな話。 キャストは8名。女性6名、男性2名。 みんな黒い服。スカートだったり、ズボンだったりするけど、特に、衣装的な装飾とかのない感じの綿っぽいかんじのくろい服。 装置はなし、箱馬が人数分? 舞台のセンターを囲むように円形で。 役者は舞台からはけない。出番が無いときは箱馬に座って待機。 役者のセリフで、状況を説明したり、擬音が出たりする。 「だ〜〜と、走り出したら、壁にゴッツンコ」みたいな。 セリフとセリフの間をつめるタイプの演出で、展開はとてもテンポが良い。 役者が立ちっぱなしにならないような演出的な工夫がいろいろある。役者も身振り手振りを多用するかんじの演技。 殺人とか強姦とかが題材となっていて、それらの問題をテーマとして深掘りしてはいないにはしても適当に書いている感じではなく、ちゃんと熱量を持って書かれているように思えた。 (ミホが殺されるときに、左手と右足引っ張られるところとかね) パンフに役名とひもづいたキャスト名があると感想を書くときに便利だね。 芝居を見ながら、4つのパートがどっかで結びつくんだろうけど、その兆しがほとんど見えてこなかったので、これ、どうやるんだろう、、、 って思いながら見てた。 最後の5分位で、それがいっきに結びついてきて、この芝居のクライマックスになるわけだけど、時間軸のかんじでいうと、完全には結びついてはいないのだろうと思う。 (輪廻の概念を用いれば可能だと思うが) しかし、それはあまり重要なことではなくて、これはひとつの事件だったのかもしれないし、ほんとうに繋がりのない4つの物語だったのかもしれないし、けど、そこに一定の関連やつながりがあったということは、見せてもらった。 卵の白身と黄身を完全に混ぜきった料理もあるし、白身と黄身を完全に別にした料理もあるし、シーザーサラダにかけるような白身と黄身が微妙に混濁したような状態もあるよね。 個人的には、完全に結びついてないかんじがとても良かった。 そこを無理にあわせると逆に、この芝居の良さがなくなっちゃうんじゃないかな、、、 ってかんじの。 2,000円分あるかなぁと言われると、1,500円がど真ん中ってカンジにはなるけど、そこを考えないとすれば、個人的には楽しめた。
by sailitium
| 2019-08-14 12:35
| 観劇して|感想・批評
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