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福岡・九州地域演劇祭
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2019年 07月 16日
甘棠館 前売当日2,000円 1時間50分。 野田秀樹の「赤鬼」をサンピリが上演。見に行った。 あらすじ 村人に疎んじられる「あの女」と頭の弱いその兄「とんび」、女につきまとう嘘つきの「水銀(ミズカネ)」が暮らしていた海辺の村に、異国の男が打ち上げられたことから物語が始まる。 https://ebisu.exblog.jp/1199185/より引用 舞台が特殊な構造だった。 客席を囲むように花道のようなものがあって、ここを役者が走り回ったり演技したりする。これは大変だっただろうと思う。 こんかかんじね。客席数は25席ほど。舞台の周りには、防犯ブザーとか携帯電話が無造作に置かれている。 村人たちによる悪意ある噂話が広がっていって、主人公たちが不利な状況に陥るという展開が多い芝居。この構造を、この脚本が書かれた当時にはなかったスマホとSNSという切り口で表現してみたのだろうと思う。 赤ちゃんの鳴き声を防犯ブザーでやるっていうのも、うまいなぁと思った。 衣装は、赤鬼の衣装は頑張って作っている感じ。取り外しが自由なお面は作るの大変だっただろうと思う。外した状態から顔にパッとつけて、ちゃんと固定されてたもんね。 マジックテープ的な音もしなかったし、どうやってつくってんだろう、、、 全体的には、いろいろとアイディアも盛り込まれているし、装置や小道具、衣装なんかは手がかかっていて、すごいなと思った。 なのだけど、そのアイディアに振り回されてるんじゃないか?脚本のストーリー的な良さを殺してるんじゃないか?という印象も持った。 それでも、ラストシーンのあの女の演技は素晴らしくて、引き気味に見ていた自分だけども、引き込まれ、自死に至る感情の暴露に心が動いた。 (以下、批評的な書き方になっています、、、、) ---------- 役者はみんな、自力のある人達なんじゃないかと思う。 けど、その力は十分引き出せてないんじゃないかと思った。稽古時間にも制約があるから、しかたないんだろうけど。 最初はフィジカルシアターかと思えるくらい動きが多くて、楽しみだったんだけど、後半はあまりなかった。 アラフィフくらいで異相の巨漢というかんじの方が、とんび役をやっていた。普通はこの人が赤鬼をやるよね。 このキャスティングには、なにか事情があったのかもしれないし、いろいろな考えもあったんだろうと思うけど、演劇的に成功していたかと言うとよくわからない。 とんびは、ちょっと知恵遅れだけども、直感力はあるというかんじの役で、普通に考えると線の細いイノセントなかんじの方がやるもんだろうと思う。 一方、赤鬼の役を中肉中背くらいの女性の方がやっていた。 ここもよくわからなかった。 女性の赤鬼だと、村人があそこまで赤鬼を恐れることとかに説得力がない(衣装とお面で怪異な存在なのですよという記号的な説明はあったと思うけども)。 あと、要素としては小さいけど、背景としては、赤鬼は、江戸末期の捕鯨船の難破者というところだろうから、そこでも女性っていうのは、ちょっとどうかなと。 まぁ、ここは芝居の嘘として、すっと受け取らないといけないところなんだろうな。 ただ、通常は、おどろおどろしいカンジの英語みたいなものを喋る赤鬼だけど、ポイントポイントで、日本語をしゃべる。その時の発語の透明感は女性ならではで、とてもきれいで見入ったシーンの一つだった。ここを見せるという点では女性になるのも頷けた。 二重の囲み舞台はすごいと思ったけど、あんまり使われてなかったし、客席も減らして、設営も大変だったと思うけど、それだけの演劇的な効果は生んでなかったように思えた。 それと、照明に制約が出て、役者が普通に立っているときに、表情に照明があたっていないのも気になった。 いろいろなアイディアを出しているのは、とてもすごいと思ったけど、そのアイディアがあんまり効いてなかったりとか、逆に作用してたりするのがもったいない。やっぱ、ここはがんばって、そのアラを目立たないようにしてほしいなと思う。 (あと、照明のオペが、芝居の流れにあってないところが目立った) ------ 音響は、最初と最後の嵐のSEだけ。 音もここに絞るみたいなこだわりがあったんだろうと思う。 そういうこだわりは大切だよね。 大切だと、思うけども、最後の漂流のシーンを点描的に見せる演出があって、そこを音無しでやるのはちょっときつい。 (20秒位明るくして、10秒位暗転して、その間に漂流で人々が憔悴しているさまを描く演出。秒数は印象) お客さんは20人以上来てたけど、4,5人くらいは退屈しているふうだった。 ストーリーを丁寧に伝わるようにすれば、たいていの人はついていける芝居だと思うから、やっぱそこはうまくいってないんじゃないかと思う。 でも、やっぱ、オリジナリティとか挑戦とか、そういうのがなかったら面白くないよね。 その4,5人のお客さんは、運が悪かったね。ということで。 (その4,5人は30-50代の男性がほとんどだったのも興味深かった。) 整った芝居を見たいのかと言われたら、それはそれでみたいけど、パッション先行の芝居だって魅力がある。 個人的には、魅力ある芝居だった。
by sailitium
| 2019-07-16 12:46
| 観劇して|感想・批評
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