記事ランキング
検索
リンク
福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
全体 ●コメント前に FKRT 制作的なこと(演劇) 広報・宣伝、具体的な制作のアイディア チケット料金、動員 福岡・九州・地域の状況 観劇して|感想・批評 --------- トークの司会、企画の作り方 作劇のこと・テクニカルのこと 戯曲WS・戯曲のこと #復路のない旅 演出家、演出WS・セミナーのこと 制作者のこと 劇評・批評について 事務的な仕事をする上で 役者/演技のこと 劇場のこと 稽古場について 演劇祭について 芸術文化環境、一極集中、道州制 10年前なにがおこっていたか 釜山・韓国のこと 沖縄のこと ●企画 制作講座・勉強会 福岡・九州地域演劇祭 九州演劇人サミット ブラッシュ 大学演劇部合同公演 TAM 観劇ディスカッション DDシアター リンクP PmP パネルトーク 火曜劇場 東京物語 ステージスタッフWS LRT アゴラインターンシップ 環境の演劇WS ネットセミナー Meets! 2007(札幌福岡) 鐘下さん カラフル 世界劇場会議 一人芝居フェスティバル 指定管理者のこと FPAPのこと かげながら ●その他 Mac、PC、スマホとか 食べる、飲む、外食する ダイエット・運動 本を読んで 小ネタ、近況 さくてきな視点で(非演劇) 商品とか企画のネタ(非演劇) テレビドラマ・映画 #新型コロナ 腰痛 ライフログ
ブログジャンル
|
2019年 02月 13日
下鴨車窓「微熱ガーデン」みてきた。90分、2500円。 下鴨車窓に作品に特徴的な、退廃した空気感の中におこる出来事を楽しんだ。 あの鉢植え群の装置もよかったけど、やっぱ女優さん2人がよかったよね。惹きつけられたと言うと誇張が入るけど、そんなかんじがあった。 2人は女子大生という設定で、ひとりは暴力団みたいな男とどうやら付き合っている感じで、キャバクラで働いているっぽく、友人に違法薬物の栽培のバイトを紹介する。 友人のユイは、学費等に困って自宅で、薬物の栽培をしている。 という設定。 よほどの異常者じゃない限り、女性は、違法薬物の栽培なんて、絶対しない。多少お金に困っていたとしても。これは大きな嘘だ。 しかし、その嘘は、「演劇では、大黒柱となるところで、一つだけ大嘘をついて良い」というルールがあるので、そこは全然オッケー。 そこはオッケーなんだけども、 1)一人暮らしの女性は、面識のない男性を、家に上げたりは絶対しない(煙感知器の検査等は除く) 2)なぜ、自他の破滅につながるのに、ユイは110番しようとしたのか この2点については、ひっかかるし、大黒柱に次ぐ重要な梁の部分にあたるように思える。 この梁が通ってる(あるいは、気にならない)と見るか、通ってないと見るかで、この作品の印象や評価はだいぶ変わってくるんじゃないか。 梁が通っていると見れば、この作品という名の建築物はしっかりと構築されるし、そうじゃなかったら、しっかりとは立たない。 (自分の見立てが根本的に間違っている可能性はある) 装置と照明は素晴らしい。 あのアクティングをほとんど殺すような装置は、相当すごい。 ビビった。 もちろん、計算や、演出とテクニカルの議論もあっただろうし、計算し考え抜いた結果という感じもあるけど、挑戦し、賭けに勝ったという感じがする。 あと、エピローグのところに、プロローグをもってきた構成は、最初は意味がわからなかった。 「あれ、この人たち、新しいところに引っ越しても、また薬物栽培って、同じことを繰り返してるじゃないか!」 と、思ってしまった。 1,2分くらいで、「あ〜、これは、二人が最初に、薬物栽培はじめるところのシーンなんだね」ってわかった。 そこは、明るい感じのシーンで、これまでの退廃した感じはない。その意味合いをどう考えればいいのかはよくわからない。 わからないけど、自分的には女優さんの魅力ってのがあったので、2人が屈託なくにこやかにしてるシーンってのをみれたのは、自分の観劇満足度を上げた。 (照明シーンも、そこにフォーカスしてた。) それと、下鴨車窓がすごいのは、ここは劇団じゃないんだよね。 テクニカルは同じ名前をよく見るけど、役者さんは、ほんと同じ人が出ない。 それで、独特の世界観を維持し、一定のクオリティを維持しているって、ほんと、かなりすごいことだ。 で、おそらく助成金の申請とか、ツアーの検討も、作演出の方が一人でやられてるんじゃないか? その制作的な能力もものすごい。 そのマルチっぽさとか、それぞれの能力の高さとか、総合したら、日本一とは言わないけども、それに近いくらいはあるんじゃないだろうか。 まじで、すごい。
by sailitium
| 2019-02-13 12:47
| 観劇して|感想・批評
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||