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福岡・九州地域演劇祭
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2018年 08月 14日
先日、「未発表・未上演を条件とした戯曲賞は、上演された脚本には価値がないとして差別している」というテーマで、TW上で、いろいろやり取りをした。 ソレに関して、いろいろ考えが引き出され、いろいろと整理されていったところがあるので、書き留めておこうと。 (以下、個人的にそう思うということです) まず、戯曲賞に限らず、賞なんてものはなくて当たり前で、あったらラッキーくらいなんじゃないかと思う。 受賞する側が、授賞する側の方針に対して、どうこういうのは違うんじゃないかと思う。 あんまりケチつけられたら、授賞する側もやるのがめんどくさくなって、や〜めたってなるよね。 しかし、たとえば公開の審査とかで、そこで作品の内容を不当に貶めるような批評をされたら、それは文句を言っていいと思う。 授賞する側もよりよい運用になるのは当然として、受賞する側も「賞があってラッキー、なんの得にもならんことをようやるわ〜(←ほめてます)」 くらいに思っていればいいんじゃないか。 (そのレスペクトを持ったうえで、批評するっていうのは、ありかなと思う) それと、賞が欲しくて活動しているのか? というふうにも思う。 やっぱり、上演してお客さんに喜んでもらうことが一番なんじゃないかと思う。 もらえたらラッキーとか、もらえなかったら悔しいとかはあるかもしれないけど、それはあくまで副次的なだろうと思う。 自分は今は制作がメインだが、制作なんて賞はないからね。 あえて言えば、文部省の芸術選奨というのがあるが、こんなんは制作系の人で年1人もらえるかどうかなので、もう実質的に賞はないといってもいいくらいだ。 しかし、今、日本の演劇シーンにおいて、賞的なもので、いちばん不遇な状況にあるのは役者だ。 (この場合の日本というは、地方という意味で使っています)。活動している人の母数は作家などにくらべて多いのに、賞の数は少ない。活動する地域によってはほぼ不可能な状況だ。 それと、 なにかにフォーカスする時に、フォーカスされないエリアというものは当然出ると思う。 たとえばコメディを対象とした戯曲賞があるとする。その賞がコメディ以外の脚本を無価値だと断じているかといえば、それはそうではない。 その賞が、コメディ作品を必要としているってだけのことだろう。 これを、排除とか差別とかいう文脈で受け取る必要はないだろうし、ベクトルの方向はわかるけども、表現がきつすぎじゃないかと個人的には思う。 (そうかんじちゃうのは、もう仕方のないことだけど) でも、たとえば、世の中の戯曲賞がコメディにばっかり賞を与え始めたら、これは問題だろうと思う。 このような場合に、個々の戯曲賞に文句を言うのは難しいとしても、傾向に対しては文句を言っていいだろうと思う。 未発表・未上演限定の戯曲賞もあるけど、その逆に上演していることを前提としている戯曲賞もある(調べてもらった所2つ)。 数は上演前提のほうが少ない。 (岸田戯曲賞も今では、実質的に上演が前提となっている戯曲賞だと思うけど、カウントしない) 上演の場を持てない戯曲には価値がないと断じているわけではなく、その賞は、上演された作品を応援したいってことなんだろうと思う。 国内的に見れば、未発表・未上演しばり、上演縛りのバランスは、妥当と言える範囲にとどまっていると思う。
by sailitium
| 2018-08-14 12:47
| 制作的なこと(演劇)
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