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福岡・九州地域演劇祭
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2018年 08月 13日
公演が決まっていて、脚本があがってこないとスタッフや役者は大変だ。 むかし自分は、役者、舞監、照明をやっていたので、脚本があがらないとどれだけ大変なのかよくわかる。 本番の2,3日前に脚本ができたというのは経験したことがある。 ほんとに大変だった。 それで、脚本の遅れについて、けっこう強い言葉も目にした。 「そんなやつは劇作家の資格がない。」とか、 「稽古場の軽視。役者やスタッフのことを全く考えていない」とかだ。 ここまでは言ってないかもしれないけど、ほぼこんな感じの意見だったと思う。 それで、この辺の意見は、やっぱり正論なんだよね。 しかし、正論ではあるけども一方的な正論なんだよね。10の力で叩くところを50の力で叩いている感じもする。 自分も、劇団時代にプロデューサー的な制作をしていて、劇作家の遅筆の問題には劇作家と一緒に考えた。理路整然と考えると、スケジュール管理をキッチリする。プロットが出来てから劇場をおさえるとか対策はあるのだろう。 でも、そういうのが作家の特質にあっているかどうかは、ちょっと立ち止まって考えることが必要だ。 役者の顔を見ないとかけないという人もいるだろうし、公演3ヶ月切ってその社会の空気感を感じて書かないと意味がないという人だっているだろう。 とはいえ、ある程度のスケジュール化は必要だ。目安となるページ数は設定して、〇日前までには〇ページみたいな、一応の目安は必要だ。 もちろん、こういう縛りをすると、たいていの人は文句言いますよ。でも、ほんとのギリギリでのギリギリというラインはもっておいたほうがいい。 それで、柔軟にというか、特効薬なんてないという境地で、一回一回とりくんでいくしかないことだと思う。 そうやって、苦しんで、優れた作品を書き続けた人が生き残る。 そして、その優れ具合と遅筆具合は総合的に判断されるものだ。作品が優れまくっていれば、遅筆であっても時に公演中止にするようなことがあっても生き残れる。 速筆であっても、作品が優れてなければ生き残ることはできない。 作家の特質に合わせて、飛び越えられそうな範囲でのハードルを用意するしか無い。 これは、自分が今では失敗したなと思う過去の経験も踏まえてだけども、あまりシステマティックにキチキチになりすぎると「や~めた」ってこともあるかもしれない。 責めてプレッシャーを与えるということが、必ずしも無効な手段だとは思わないけども、行き過ぎれば、作家の人格にも影響する。 「そんなやつは劇作家の資格がない」というとかっこいい感じはするけど、そういう特質の作家が活動することを排除する姿勢であるとも言えるかもしれない。 なので、俺はそういうつもりでやっている。そうやって遅れさせないのが俺のプライドだ。みたいな意思表明で、それを明確にするための宣言だと受け取ればいいのだと思う。 しかし、たとえば自分が、劇団の制作していて、遅筆問題について作家が 「まるで、信じられない。稽古場で苦しむ役者のことをどう考えているんだ」 みたいにいったら 「ほんと、そのとおりですよ!◯◯さんは、ちゃんとそこ考えてくれてありがたいです。ほんと見習ってほしいですよね〜」 くらい言うと思う。(今なら) それで、その作家が、運悪く、書くのが遅くなったりしたら 「あの〜、稽古場で苦しむ役者のことは、どうお考えでしょうか、、、、」 とか、言ったりしない。 それは、その場の揚言というものであって、公約として受け取る必要がない。 小説とかマンガ業界とかは、そうやってだましだまし10年とか連載を続けて、最終的には大作を生み出したりすることもあるから大したもんだ。
by sailitium
| 2018-08-13 12:45
| 戯曲WS・戯曲のこと
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