記事ランキング
検索
リンク
福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
全体 ●コメント前に FKRT 制作的なこと(演劇) 広報・宣伝、具体的な制作のアイディア チケット料金、動員 福岡・九州・地域の状況 観劇して|感想・批評 --------- トークの司会、企画の作り方 作劇のこと・テクニカルのこと 戯曲WS・戯曲のこと #復路のない旅 演出家、演出WS・セミナーのこと 制作者のこと 劇評・批評について 事務的な仕事をする上で 役者/演技のこと 劇場のこと 稽古場について 演劇祭について 芸術文化環境、一極集中、道州制 10年前なにがおこっていたか 釜山・韓国のこと 沖縄のこと ●企画 制作講座・勉強会 福岡・九州地域演劇祭 九州演劇人サミット ブラッシュ 大学演劇部合同公演 TAM 観劇ディスカッション DDシアター リンクP PmP パネルトーク 火曜劇場 東京物語 ステージスタッフWS LRT アゴラインターンシップ 環境の演劇WS ネットセミナー Meets! 2007(札幌福岡) 鐘下さん カラフル 世界劇場会議 一人芝居フェスティバル 指定管理者のこと FPAPのこと かげながら ●その他 Mac、PC、スマホとか 食べる、飲む、外食する ダイエット・運動 本を読んで 小ネタ、近況 さくてきな視点で(非演劇) 商品とか企画のネタ(非演劇) テレビドラマ・映画 #新型コロナ 腰痛 ライフログ
ブログジャンル
|
2016年 08月 26日
規制緩和で小劇場がおもしろくなる一例について考えてみた。
興行法と火災予防条例(消防条例)が、規制緩和されると面白くなるかもしれない。 あらたに劇場をやりたくても、この2つの法律があるからなかなか難しい。 火災予防条例は大切な法令だと思うけど、1000席をこえるような大劇場と100席に満たないような小劇場をいっしょくたにしているきらいがある。大劇場に必要な規制を小劇場にかぶせている。 劇場の通路幅とか、椅子の間隔とか、避難誘導等とか、月の公演回数とか、大劇場ならもっともだと思う規制がそのまま小劇場にも適用されている。 これは、小劇場への過剰規制ではないかという人がいても不思議ではない。 その結果、堅牢なつくりになっているけど、そのぶん小劇場の自由な成立が難しい状況になっている。 その堅牢な規則のお陰で、小劇場で火災で死んだ人とかは、極めて少ない状況になっている。 (もしかしたら、0人かもしれない) これをどう評価するかは難しいところだ。 この堅牢さをちょっとでも緩めると、事故が起きていたかもしれないし、多少緩めても全然平気で、厳しすぎる規制のせいで損をしているかもしれない。 もし、仮に消防条例を理由に公演差し止めみたいな行政指導が入ったとして、これに対して不服申立てor審査請求、返す刀で、行政差し止め訴訟をやったとして、勝ち目は薄いながら 「公演中止はやむを得ない。しかし、現在の法令は見直しの余地が無いとは言えない」 くらいの判決が出る可能性はあるんじゃないかと思う。弁護士のやる気等で次第だけども。 そうなったら、日本のあらゆる自治体の消防条例は改正になるなという感じがする。 これは、法律や条例の問題だから、ほんとは国民全員でとか市民全員で考えて結論を出すというのが、一番いい。けど、「国民全員で議論」とか「市民全員で議論」とか、それは不可能な話だ。有史以来成立したことがない。 じゃあ、どうすればいい? それを、専門に議論してくれる人を選びましょう! ってことで、われわれの代表である議員さんには立法権が与えられている。法律や条例をつくる権限が議会にある。とはいえ議員さんも景気とか福祉とか少子化といった問題が山積していて、この問題に時間をとるのは実際の所難しい。 じゃあ、どうすりゃいいんだ、、、、 どんな問題でもそうだけど、安全係数を高めすぎると、結局自分の首を絞める。ある程度のリスクは受け入れたほうがトータルで見たらメリットが大きい。 思うに、日本人には古来からの「ケガレ思想」というのが深く根付いている。その結果、失敗が顕在化すると過剰に対策してしまうのではないかという気がする。日本人は世界でも有数の保険好きらしいが、通じる話しだ。 発生確率が高くて、ダメージが大きい問題はそっちのけで、目の前に起こった問題への目先への対策ばかり考えてしまっている。小学生がサッカーやると全体的な視点がなくて、やたらボールにみんな集まるが、そんなかんじだ。 劇場の安全の問題でもそうだと思うが、日本では小さなリスクをことさらに大きく評価してしまって、損をしているというケースが大きい。 規制緩和で小劇場が面白くなるということは、いまある規制のせいで、ほんとはもっと面白いものがおもしろくなくなっているということでもある。 (おわり) どっかの国の車会社が、自社の車に欠陥を発見した。その時にリコールをかけて対策するよりも、欠陥が原因で起こった事故にあとから補償したほうが安上がりだみたいな結論を出したという話を聞いたことがある。 これなんかはリスク評価を誤っている例だと思う。 ポジティブ 失敗を前向きに捉える・ある程度のリスクは受け入れる・規制を緩和する・ ネガティブ リスクを過大に評価する・萎縮して行動する・規制を強める・失敗しない (関連ブログ)
by sailitium
| 2016-08-26 12:34
| 制作的なこと(演劇)
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||