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福岡・九州地域演劇祭
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2016年 07月 12日
別になんか特定の芝居を見て思ったというわけではないけども、「 脚本/演出の人はもっと役者を大事にして欲しい」と思った。ふと。 それは、灰皿を投げないとか、きつい訓練をしないとかいうことではない。必要があるならどんどんやれば良いと思う。 今日のブログで言いたいのは、役者の力を引き出してほしいみたいなことがいいたい。 役者の立場からって作品全体がどういう形になっているのかってことは、ほんっっとに見えないんだよね。だから、やっててこれがいい芝居なのかどうかってほんとにわからない。 それは、役者って機能が、最前線でそれに集中して一生懸命やらないといけないものだから。しょうがない。 他のスタッフとかは、やっぱある程度は、全体を見る余裕がある。 そして、それ以上に、作っているその作品がとてもいい作品なのか、100人位の内輪の人だけしか楽しめない作品なのかってことはほんとにわからないんだよね。 (例外的にそれがわかる天才的な人もいます) 若手の劇団で、主宰が書いた脚本を役者も一緒に議論するみたいな話を聞くけど、たぶんこれはロスしている部分もあると思う。 脚本・演出・プロデューサーで、脚本全体の構成とか構造とかを見る経験がないとかなり無理。もちろん、そういう訓練をしていると思えば、有意義ではあるけども。 (例外的に、それがわかる天才的な人もいます。多分そういう人は、作/演でも、活躍していると思います) それで、役者は力もあるし一生懸命やっているのに、出来た作品が振るわないということはほんとよくあって、こういうのをみると、 脚本/演出の人がもっとがんばってほしいと思ってしまう。 基本はキャラをちゃんと書くことだと思う。これができてない脚本が多い。役者が素に近い状態で、ちょっとそれっぽいかんじでやれば一応は見えるみたいな脚本が多い。 役者は、ちゃんとかかれた人物をちゃんと理解して演じるときに、力を発揮するもんだと思う。役者に引きつけられるときはたいていこれ。これを「役を生きる」と、仮に呼ぶけど、ひとつにはこれがあると思う。 脚本/演出の人が、自分の脳内のストーリーとかばかりを追いかけていると、ストーリーがメインになって、ちゃんとした役としてが書かれていないことがある。 それでは、なかなか役者の力発揮できない。 それでも、脚本が計算されていれば、役者が役を生きなくても、作品として十分に成立することもあるとは思う。 脚本/演出の人はもっと役者を大事にして欲しいというのは、なんか、そういう意味。 良さを引き出すというか、力を発揮できるようにするとか、そういうこと。 作品はあれだが、現場は楽しそうで、やってるひとは楽しそうだなぁと見えるものもある。それは大切なことだけど、やっぱりいい作品を作ってなんぼだと思う。 やってる側だけが楽しい芝居、自己満足、なれあいというような否定的な言い方もあるが、これは一面的な見方だと思う。 あと、今、どんどん出まくっている人っているけども、どうも便利使いされているだけのように見えるケースもある。別にそのことを否定的には捉えないけども、ちょっとは選んでいいんじゃない?とも思う。 ちゃんと、自分の役者としての力を引き出してくれる作品かどうか?みたいな視点の。 地元の芝居を見ていて、「役を生きる」って状態の役者を見れるのは、だいたい10本に1本くらいかな。 でも、役者はそこを目指さないと行けないと思うんだよね。そうじゃなかったら趣味のサークル活動だよ。 別に、 趣味のサークル活動は、それはそれでいい面もたくさんある。否定的にはみていない。けど、やっぱ役者としてやる以上、本当に充実した演技が出来て、お客さんもはっきりと自分の演技を見ているとか、拍手がひときわ大きいとか、そういう経験をしてみたいもんじゃないか? そういう風景を見た事がないなら、ぜひ一度舞台からみてほしいし、その体験をしている人なら、あきらめずにその体験を追ってほしい。 それで、これは宣伝でもなんでもない。 8/5-6にある一人芝居フェスティバルでは、全部で7本の作品があるけども、その中には「役を生きる」ってことは、こういうことかという答えが必ずあると思う。7本中少なくとも2本はあると思う。 役者の立場から見ても、どうやればあそこにいけるんだろうと思えるパフォーマンスが必ずあると思う。
by sailitium
| 2016-07-12 12:34
| 役者/演技のこと
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