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福岡・九州地域演劇祭
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2015年 09月 30日
アートユニット豆小僧◎第三回公演 「深海のペットボトル」をみてきた。
前売500−当日800円 40分。 雰囲気で言うと、かなり「ぎゃ。」に近いと言っていいと思う。 (「ぎゃ。」より、ここに近いってところがあったら教えて下さい。) 装置、照明、音響、衣装で技術的な伸びしろはあると思うんだけど、でも、それぞれの部署をおざなりにしてないというか、やっつけ仕事ではないというか。 作品世界をひろげる仕事をしようと工夫しているのは確か。 そうそう、引き算の発想ではなくて、足し算の発想。 照明にはほとんど興味無いんだろうなぁ、、とか、衣装にはほとんど興味無いんだろうなぁみたいな芝居もある。 別に、悪いことではない。 あと、公演としての演劇は足し算の発想が基本だと思う。歴史的に見ても。だから、総合芸術なのであって。引き算の発想で、日本刀のようなシンプルなうつくしさを持つような演劇作品ももちろんある。 作品は解明できなかったけど、小説家とその作中の人たちみたいなことなんだろうと思う。あんまりはっきり言ってなかったと思うけど、あの傀儡的なコロスの動きとかをみると。 雰囲気的には、明治後期あたりの文壇というか耽美派の小説家とそれを囲む人々みたいなかんじのストーリーライン。 衣装や雰囲気からすると、全体的にはその辺の時代だと思う。そうじゃない時代性も含まれていたけど。 「深海のペットボトル」ってタイトルはなんだったんだろう。よく解明できてない。 ちょっとアングラ風でもある。 そめごころやメニドクとかと年齢が近いカンパニーかと思うけど、これらの劇団もアングラテイストを含んでいて、なんか、そういうの流行ってんだろうかとかかんじたり。 役者も、単に素でやってないというか*鍛えられているというと言い過ぎだけど、鍛えられた部分の発露ははっきり見えて、これからが楽しみだなぁという人が多かった。 次の公演もあるらしい。 総合的にいって、かなりの力を秘めているカンパニーだなと思った。何年後になるのかはわからないが、その力を十分に発揮する時を見てみたい。 続けていれば、いつかその時は必ずくる。 ーー *いや、当たり前なんだけど。けど、なんちゃって現代口語というか、ほとんど鍛えられてなくて、単に素でそれっぽくしゃべってるだけのところはあるので
by sailitium
| 2015-09-30 12:54
| 観劇して|感想・批評
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