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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2015年 06月 14日
前売1200-当日1400。
最初、ビジネスホテルに缶詰になって、脚本がかけなくて困っている劇作家が出てきて、あーだ、こーだやってるシーンを10分位見せられた時は、ちょっとこれは厳しいかもな、、、と思った。 キャパ30くらい。舞台面と客席が同一平面で舞台がよく見えなかった。 ところが、ところが。 この作品は80分位。 1)劇作家のシーン 20分? 2)劇作家の書いた原稿を受け取った編集部でのシーン 60分? という構成。 編集部のシーンは、送られてきた原稿を元に展開する謎解きミステリーになっていて、なかなかに面白かった。 旗揚げで1200−1400でここまでやってくれたらかなり満足。 浮かない範囲ではあるが、音量、回数、音質ともに、会場で一番いい拍手したはず。 安楽椅子探偵ってのが、あるんだよね。 これは部屋から出ないで椅子に座ったままで、人から話を聞いて最後に犯人をピタリと言い当てるというようなジャンル。 あとは、古畑任三郎みたいなストーリーでしたね。 やはり、演劇ってのはミステリーに向いてないジャンルだなぁとつくづくおもった。 小説や映像だと、必要な説明を繰り返せるんだよね。文字も映像なら「絵」、小説なら印刷されたものとして見せることができるし。 テレビドラマなんか、中盤で必ず「状況を整理しよう」とかいって、ホワイトボードに関係者の写真を貼った相関図がでてくるし。 そこへ行くと演劇は、台詞しか無いからね。 今回ホワイトボードを使って、必要最小限の説明はしていたが、やはり不十分な感じだ。 なんで、ミステリーとしては比較的シンプルなことしかできないと思うのだけど、それだとちょっと穿った見方をする人にはオチがモロバレになってしまう。 ちょっと穿った見方をする人に合わせると、大半の人はおいていかれる。 それと、観るのにもかなりの集中力を必要とする。 (という制約があるけども)それでもこの脚本はよく出来ていたんじゃないかと思う。 前半に手を入れてプロの演出家がやれば、アイドル芝居とかで十分使えるんじゃないかと思うくらいのドラマ性や役者の見せ性*はあったと思う。 (*役者の魅力を見せる構造の脚本っていう意味ね) 自分も、最後のはきれいに引っかかった。(笑) その辺の脚本の仕掛けの計算っぷりでいえば、旗揚げの時のガラパの川口氏よりも上だと思った。 (ちなみに脚本の良し悪しは、それだけで決まるわけではない。こっちの脚本のほうが上だとか、劇作家として上だとか、芝居として劇団として上だとかいう意味ではないです。) あと、音の仕事のクオリティがやたら高かった。 冷泉荘にはオーバークオリティなんじゃないかなぁ。 いわゆる脚本の雰囲気を曲で説明するというタイプの選曲で、曲数は多い。そういう演出って、いわゆる玄人筋は好まないやり方だと思うけど、それは方向性なので、どうこう言わないとして、それぞれの曲がちゃんと芝居の雰囲気にあってるんだよね。暗い曲、明るい曲、愉快な雰囲気の曲、いろいろあるけど、ちゃんとそのシーンシーンに合っていて。 これは、小劇場の演劇ではかなりすごいことだと思う。作れる人が、メンバーかそこに近いところにいるのかもしれない。 あと、役者の演技もなかなか良かった。もちろん旗揚げであることを考慮してだけど。 ひとり、かなりいい役者がいた。 演技の方向性は、ちょっと声張る系の演技かな。声優系なのかなという感じ。オーバーな動きはたまにある感じ。 良くも悪くも指導を受けてないというか、変な癖がついてない感じがして、役者をちゃんと見れる演出がいれば経験でうまくなっていくだろうと思う。 ライトノベル・アニメ系の世界観だなというかんじ。 戯曲をメインにした雑誌の編集部、そこに冒頭の脚本をおくるという設定なのだけど。 まず、連載的な戯曲の雑誌なんかないんじゃないかと思う。そして、送られてきた冒頭10ページを読んで、編集者が「つまらない」といって頭を抱えるわけだけど、冒頭10ページ位で「つまらない」とみんなで声を揃えて言えるような脚本はないんじゃないだろうか。連載漫画、連載小説ならそれはあるのかもしれないが。 戯曲の世への出方とか、評価のされ方ってものにあまり関心がなくて、小説や漫画のイメージで捉えてるんだろうなと思う。 対象となる分野への調査ってことなんだけど、それは今後すぐに修正できて、クオリティをあげていけることなんじゃないなと思う。 これは専門家が見ないとはっきりしないけど、脚本が演劇の脚本になってないという感じはする。この作家のやりたいことを理解した上でアドバイスできる劇作家のいい先輩がいて、いい影響を受ければなぁと思う。 東京とか大阪だと、そういう環境があるけど、福岡にはその環境がない。 (これは、先輩劇作家の怠慢というと、そこまでの義務はないだろうからソレは言い過ぎにしても、なんというかそんなかんじだと思いますね。東京、大阪の劇作家はほそれやってるんだよね。) やがて、演劇をやりたいのかミステリーをやりたいのかという問題にこれからおそらくぶつかるんじゃないかという気がする。 このクオリティのミステリーで、演劇というジャンルに適合する手法(演出も含んで)をみつけられたら、かなりすごいかんじはする。 しかし、それでも才能を感じたというか、その仕掛けに費やされた思考量や結果を出してることを考えると、2,3年後どうなっているか関心をもってしまうかんじである。 「福岡の演劇界にこの名を轟かせたいがために!」 と公式サイトに記載されてるけど「轟かせたい」の定義にはよるけど、今日見た芝居のカンジで言うと、まぁそんなに難しいことじゃないんじゃないかという受け止めですね。 まじめに活動を継続すれば、数年でソレを達成する可能性は50%以上あると思った。 それと、この作家は、そんなに芝居を見てないなという印象は受けた。もしくは、いい芝居と出会えていないか。良くも悪くも、既存の芝居の手法を勉強できていない(もしくは縛られていない)というカンジ。 ソレでうまくいく可能性は高いとは思わないけど、同時にそういうところからおもしろいものがでてくることもあると思うので、ソレがいいことか悪いことかはわからない。 ーー (以下、おまけ) ・ビジネスホテル、ソファもうまく昇華。ビジホにそんなソファねーよとかおもってたら。そのほか、散りばめられていたネタもしっかり回収されてて、やるなと。 ・もちろん無理のあるところがないわけではない。 ・最初の書けない作家のシーン、アイデアと書かれた仮面をつけた役者が、作家に絡んだりして、いったいどういう芝居なんだろう、、、と。自分探し脚本か、、、と思ってたら全然違った。 ・女優の台詞で「女の武器」とかいって、新人君っぽいひとに抱きついちゃうシーンあり。 ・でも、役者は演技でちゃんと他者のキャラを作ってたあるいはつくろうとしてたなと。 ・いわゆる現代演劇の価値観(人間の真実に迫るあるいは世相を反映した世界観を描いている)に沿うカンジの作品ではないので、動員をとることは考えたほうがいいのかもしれない。 ・あと、照明だけど、通常の劇場での舞台照明機材を持ち込んでいたけど、これはうまくいってなかったんじゃないかなと思う。冷泉荘そなえつけのレールライトを軸にプランニングした方がよかったと思う。 ・終演後の見送りで、軽い同窓会 (笑)
by sailitium
| 2015-06-14 17:59
| 観劇して|感想・批評
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