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福岡・九州地域演劇祭
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2014年 10月 15日
一昨日の島根の演劇講座|地域の状況の推測 → ぱっと見、費用対効果の低そうな公金を投じる意義のつづきです。けど、前のは読まなくても大丈夫です。
今回の島根のプログラムは、戯曲WS以外にもいろいろあって「小作品をつくる」ということで一貫している。これは地域演劇の振興でのファーストステップを意識していると思われる。島根の状況*を考えると、妥当な判断だなと思う。 *正確に言えば、高崎が類推する島根の状況。以下同じ こっちさらっと見てもらったほうがいいです。 「ステージクリエーター養成講座」 http://www.cul-shimane.jp/hall/event/2014stage/ けど、教養講座*にしたいわけじゃなくて、地元で活動する団体や人を増やそうとするなら、このやり方では成果が薄いように個人的には思われる。 *受講者が教養を増やして、個人的な満足を得て終わるのが教養講座。受講者が実際の活動を行って、講座の内容を社会に還元するならば、教養講座で終わったとは言わない。 地元の演劇団体を増やそうとするときに、演劇づくりのスキルというよりも、集団を率いることが出来るリーダー的な機能のほうが重要だ。 このリーダーはぐいぐい引っ張る人じゃなくて、なんかまとめ役ができるということでもいい。集団の合議がその役割を果たすということでもいい。 演出や劇作家やスタッフという機能の容れ物が必要で、それにはリーダーの力が重要だ。 戯曲講座・演出講座・舞台美術講座・演技講座ってそれぞれ重要だけど、これらの要素を個別にやっても、それだけじゃうまくまわっていかない。 それをつなぐ事が必要だ。 そうじゃなきゃ、教養講座で終わってしまう。 それは、おそらく劇団という場しか無い。 劇団という培養液のあるところで、これらの要素を育成することには意味があるが、つなぐ機能がないところで、それぞれを育成しても意味が薄い。 骨はあるけど、軟骨がないみたいな感じだ。 それでは、駆動する骨格は形成できない。 さらに批評する。 全体のプログラムを見ると、バランスよく色々配置しているな。って感じがする。けども、島根の状況からすれば、ワークショップリーダー*とかプロデューサーの育成講座とかは、現段階では不要なんじゃないだろか。 劇団が増えてきてからの話じゃないだろうかと思う。 でも、企画全体の構成の美を追うと、こういう形になるんだろうなと思う。そして、こういう美があるほうが、助成金に申請しやすいし、通りやすいと思う。この不合理な構造は何とかならんのかと思う。 *劇団活動はどうでもいいから、演劇ワークショップを学校でやる人材を増やしたい。その準備もできているっていうなら、WSリーダー講座でいいと思う。 小学生、中学生の演技講座も面白いけど、やっぱ高校生でいいと思う。その年齢になった時に、ちゃんと地域での活動へのルートが提供できていればいいと思う。 戯曲講座もいいけど、島根の状況からしてソコは重要じゃないんじゃないかと思う。 例えば、島根で育成したい劇団が5劇団で5作家ほどいたとするなら、戯曲講座いいと思う。けど、今回「短編一幕物を書けるようになる」が目的だから、やっぱ、初心者向けだろう。 島根で新しい劇団ができてほしい、、、って時には、やっぱり脚本の面白さが重要で、それは既成の優れた本をやった方がいい。 多くの若手劇団がぶつかる課題は「この脚本、おもしろいのだろうか、、、、」ってところで、これは集団のモチベーションに影響する。 やっぱ面白い本を書けるのは、10人に1人いるかどうかで、定員5人でやっても厳しいし、島根の新しい劇団にピースとしてはめ込んでも、そこが機能しない可能性が高い。 確実に面白い脚本を選んでやるためのスキルを作っていったほうがいいんじゃないかと思う。それは面白い本を書くことと比べれば、短期に育成可能だ。 こうやって言うと、島根の状況もわかってないのに何を言うのか!みたいなお叱りを受けるかもしれない。とりあえず、ゴメンなさい。m(_ _;)m その人が本当に真の意味で深く地域の状況を分析できていて、その分析を開陳していただいて、自分が間違っているなと思ったら、さらに謝罪する。 じゃあ、いったいどうすりゃいいんだよ。みたいな話になるだろうけども。それは次回。 (つづく)
by sailitium
| 2014-10-15 11:13
| 劇評・批評について
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