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福岡・九州地域演劇祭
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2013年 06月 07日
これはどこかで書いたことがあるかもしれないが、ネットワークの功罪について。
いろんな事で言えることだと思うのだけど、とくにアーティストに必要なものと言うか。 それは、我慢してある程度力を溜めておいてからバチンと撃つというか、火口にフタをされた状態でマグマを溜めておいてどこかでドカンと出す。みたいなことが大切なんじゃないかと思う。
ちょっと、いきなりで、わかりにくいですね、、、、 ネットワークについて言うと「孤独な活動をし、鬱屈をためながらも実力を養ってきた」ような人たちが出会ってネットワーク化するととても効果があると思う。なぜなら、そういう人たちはネットワークと出会ったときにその水路に流すだけのものをもっているからだ。 そうじゃなければ、ネットワークは出来てもその水路にはなにも流れないということになる。 自分個人のみたかんじで言うなら、PmP2006での地域の演劇制作者の出会いや、初期の九州演劇人サミットで各地域の演劇人の出会いはまさにそうだったと思う。溜めに溜めて撃った感じがする。各地で鬱屈をためながら実力を養ってきた人たちだった。こういうネットワークは拡がりもうまれるし、5年とか10年とかもつ。 しかし、最初から、ネットワークがあるところに入っていくと「孤独な活動をし、鬱屈をためながらも実力を養ってきた」ができずに、表現活動の元になる鬱屈を十分に蓄積することができないんじゃないだろうかと思う。 安いグチをプチュプチュ言っててそれで発散されてしまって、自分を省みたりより深い問題に向き合えない。とか、なにやってもお互いに誉め合うみたいな関係性になっていって伸びないとか。いわゆる馴れ合いってことだけども、これは多くの表現者にとって不適切な環境だろう。 以前、鴻上尚史氏のエッセイで、「そういうつまらんグチとかひがみ的なこと言いそうになったらそんな宴会は途中で帰るか、行かないようにした」みたいなことを読んだことがある。 さらには今はネットもある。ネットでスルー止まりの相手に届かないうちかたして発散しちゃうのは表現者としてはダメなんだろうなと思う。 エンターテイメントでも、アーティスティックでも、社会派でもいいんだけど、自分の目に映る九州の演劇シーンで言うと、生き残れそうな作り手の出てくる数が、20年前とくらべてペースダウンしているように思う。 そりゃー友達がいれば楽しいだろうとは思うし、作品についてあまりひどいことを言われずに評価されるような環境にいればそれは楽しいだろう。そういう環境が整ってしまったことについて後戻りは出来ないと思うけど、九州でいうと演劇人のネットワークの功罪は均衡点を超えたなと思っている。 地域の演劇制作者で言うと、そんなに広く細かくみれないからわからないけど、そんなにでてきてないんじゃないかなという気がする。でもこれは、ここ10年くらいで他地域公演するような地域の劇団が以前と比べてあまり出てきてないということのほうが大きいのかもしれない。 そして、とくに溜めなくても、恒常的に創作系の人も制作系の人も優秀な人材が一定数輩出されるだけの人口母数・引力を抱えているのは東京だけだが、その環境はうらやましい。 (おまけ) ・そう考えると、劇団の役者を簡単に外に出さないみたいな方針も十二分の合理性がある。 ・そう考えると、どんなに的はずれな内容だったとしても、批判が全くないよりはあったほうがいいな。批評する人も批評する人同士だったら馴れ合いだったりするんだけど。 ・なので、そういうネットワークに背を向けて、独立不羈な活動をしているところは、そこは評価せねばならないなぁ。
by sailitium
| 2013-06-07 12:55
| 制作的なこと(演劇)
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