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福岡・九州地域演劇祭
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2013年 05月 17日
えだみつアイアンシアターが劇場の選択として芸術監督制度の停止に伴い、芸術監督を務めていた市原氏が芸術監督を退任したという情報を見た。
アイアンシアターは、もともと福岡の劇団ショーマンシップが元銀行であるこの建物で演劇公演をしたことから、劇場としての用途がスタートしたときいている。 アイアンシアターを草創期、第一期、第二期と見ていくなら、 草創期)ショーマンシップさんが公演して劇場としての可能性に気付いていく草創期 第一期)のこされ劇場、市原氏ががんばった第一期 第二期)これからの第二期 と見ていくことが出来るように思う。 今後の第二期の活動に期待したいと思う。 そして、第一期について考えるなら、この第一期の立役者である市原氏のなしたことはとても大きい。 アイアンシアターに宿泊施設として活用できるスペースがあったこと、近隣の観光ホテルと連携して入浴場所を確保できたこと、地域住民との連携方法を開発したこと、レジデンスに重点を置いた運営方針などなど、さまざまなリソースを発見・開発・活用し、えだみつという地名やアイアンシアターという劇場名に他地域からの注目を集めた。 相対的に他の事例と比較することは難しいが、第一級の事例・実績だと思う。劇場の経営や運営ということを考えたときに、ここまでの事例はそうそうない。市原氏が50人100人にひとりの人材であったことは間違いない。 自分も含め彼以外の制作系や創作系の人にここまでのアウトカムをたたき出すことは難しかっただろうと思う。 各種リソースの活用手腕を「市原マジック」と呼んで高く評価していたところだが、直接的には苦言を言ったりしたこともある。1年くらい前にアイアンシアターをどう見ているかということで、市原氏に自分の見方を伝えひどく不興がられたりしたのも今となっては思い出のエリアだ。 演劇プロデューサーとか芸術監督の仕事は、狭い範囲のメンバーが仲良く楽しくやれることとかを目的とするものではなくて、演劇や劇場や事業を通して広い社会にどうアプローチしたのかが重要だ。 衰退していく街で劇場がどのように存在しうるのかという、社会アプローチへの好事例を残したと思う。 もちろん功のあるところに罪はつきものだし、光が強ければその分影も強いかもしれない。 滞在型の劇場という方針上、それに適合しない劇団が使えなかったことはあるだろうし、看板を掲げることが優先され内装に費用をかけられなかったようなこともあるかもしれない。が、それは優先順位を考えた経営判断の問題であって、結果としてみればデメリット以上にメリットが大きい。それも圧倒的に。 こういう時期だからこそ、木を見て森を見ないことがないようにしたい。 今だからいうけど、最初に市原氏が芸術監督を名乗ったとき、これといって実績のない人が実質、自薦で芸術監督を名乗るというケースを散見していて、芸術監督の権威性を落とすことは演劇シーンにとってマイナスだろうと思っていたので、どうだそりゃ、と思っていた。 のだけど、その後の活動を見るに、市原氏は劇場の芸術監督として十二分な仕事をしたと思う。ぎゃふんと言わされました。しゃっぽを脱ぎます。 個人にも劇場にも団体にも、今後の活躍を影ながら願うばかりだ。
by sailitium
| 2013-05-17 12:05
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