afro13「Death of Samurai」すっげええーーーー、良かった！！

高崎が高校の時から芝居を始めて、いろいろ芝居を見てきて、もっともよかった２本の芝居というのがあるが、今後はそれを３本とせねばならない。

福岡で言うなら、きららとハリケーンディスコとジパングザッパーのバビロニアカンフーマンと新感線をあわせたような方向性。ストーリー自体は、なんちゃーないのだが、ストーリーで見せる芝居ではなく、演劇でしかできない音と光と演技とダンスとギミックのミックスされた方向性。で、おもしろい、圧倒的に面白い。ジェットコースターに乗っているような感覚。

そりゃー、ストーリーのこの部分をこうしてなんて思いもないわけではないが、そんなもんはどうでもいい。ここまで圧倒的に面白ければ。ここ10年の中でもっとも感動した芝居だ。

前述のもっともよかった芝居２本はいずれも２０歳前後に見た芝居だった。芝居を長くやっているとどうしても芝居を批評的に見るようになって、どんな芝居を見ても心から面白いと思えない病にかかっていた。今後、心からめちゃくちゃおもしろい芝居に出会うことはないんだろうなと、ある意味諦観していたのだが、afro13の「Death of Samurai」は、そんな細々とした精神的な営みを吹っ飛ばしてくれた。
実に爽快な気分だ。

将来楽しみとか、今後期待されるとかではなくて、今がまさに絶頂の瞬間。（この先もっと面白くなるかもしれないが）もう絶対オススメ。

この芝居「言い値プロジェクト」というのをやっていて、お代は見てから決めて下さい。みたいな感じだったのだが、あと2000、3000円くらいおいて帰ろうかと思った。そこまで裕福でもないので代わりにＴシャツを買った。生まれた初めてイベントでグッズ買ったよ。

えんげきのページを見たとき、この公演は印がついてなかったのだけど、えんげきのページでノーチェックの芝居の中にもめちゃくちゃに面白い芝居があるのか・・・と思った

にしすがもでもいろいろな話を聞かせてもらったし、こんなにたくさんの荷物もって帰れるのだろうか・・・
と柄にもなく血迷って詩的な表現をするくらい感動した。

明日も見に行きたい。しかしそれは最終の飛行機に間に合うか間に合わないかの危険なかけだ