いい劇団名、わるい劇団名、劇団名のつけ方について

　先日、とあるツイートで「ググったときに他の検索語に埋もれてしまうような劇団名をつけるのはよくない」というのをみた。

　それで、劇団名についていろいろ考えていたことを思い出した。

　今の世の中、ネットで検索されることはネーミングの前提だ。

　今、考えられる最悪のネーミングは、劇団「アマゾン」だ。
　もうこれはひどいことになるよ。


　アマゾンでググったとしても、通販サイトのAMAZONが絶対上位を占める。そしてアマゾンを使ってどうだったみたいなブログとか、ビジネス系のAMAZON特集ページみたいなのが多数引っかかる。

　劇団名でググっても劇団サイトは検索順位で50位以下みたいなことになって、劇団サイトにはたどりつけなくなる。他の検索語とからめるとしても、Amazonには、たいていの単語の商品が売っているから「アマゾン　公演名」とかでググっても、埋もれる可能性が高い。


　その単語だけで検索したときに、ばちっとトップに掲載される劇団名がいいことはまちがいない。

　以下、できれば避けたい劇団名をあげてみる。

「長すぎる劇団名」

　長すぎる劇団名もできれば避けたい。
　長すぎると、スマホとかで入力してさがしてもらいにくくなるし、なんといっても覚えにくい。
　その劇団名をいい意味で挙げたいときも劇団名がスラッとでなくて、うろ覚えのあやまった劇団名を出すのも失礼かと思い、挙げられないということもある（実話）。

　あと、稽古場や劇場を押さえたりするときに申請書みたいなのを書くが、名称が長いと団体名を書くのがめんどくさい。これは日々のことになってくるので、「なんで、うちの劇団名はこんなに長いんだよ！」と毒づかれるようなケースもあるだろう。

「難読、どう読めばいいのかわからない、読み方に迷う劇団名」

　これもよくない。

　人間の会話は「音」だから、読み方がよくわからない団体名は、間違うと恥ずかしいから発語してもらえなくなる。そうすると会話に乗りにくくなるし、自然と覚えてもらえなくなる。　また読めないと、単語に変換してもらえないのでネットで話題になる％も減る。

　たとえば、なにか架空の劇団名を挙げてみよう
　そうだな、、、

「劇団　Достое́вский　正彦」とか。

　これは、「げきだん　ドストエフスキー　まさひこ」と読む。そんな劇団ないけどさ。

　そういえば以前マークというか絵みたいな記号が劇団名の劇団があったような記憶があるけど、どこだったか思い出せない・・・

　読み方に迷うというのはたとえば、劇団「裕子」とかもある。
「ゆうこ」「ひろこ」のどっちだろうみたいなところで、難読系とはややテイストは違うがディスアドバンテージだ。

「ローカルアイドルグループと間違えられそうな名前」

　201６年、これ、追加しました。
　そういう路線じゃなかったら、やめたほうがいいですね。

「読めるが、一発では変換してくれない。誤変換されるので一文字ずついれるとか、一回誤変換確定させておいて、あとで一文字だけなおす必要のある劇団名」

　できればこういうのは避けたい。
　間違った劇団名が、見に来た人のブログやtwitterにとびまくることになる。

　新感線や遊眠社とかは、一発で出る。それは、みんなが単語登録してくれるからであって、それをしてくれるのは新感線や遊眠社だからである＊。
　普通はちょっとまちがった劇団名が出るか、そういやちょっと違う字だったみたいに思い出して躊躇するかのどちらかだ。


　ここは全体としてとてもすばらしい劇団なので、団体名を使わせていただくのだけど、
　札幌に北海道を代表するような劇団で「千年王國」という劇団があって、「王國」は「王国」とでているケースが少なくないと思う。札幌では有名な劇団なので、認知を得ているかもしれない。

　次回は、「似たような団体名が既にある」についてかいてみます。あとサルまんでのペンネームネタにもちょっとふれたい。

（続く）



／

＊オチになっちゃうけど、活動が一番大切ってことですね。