記事ランキング
検索
リンク
福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
全体 ●コメント前に FKRT 制作的なこと(演劇) 広報・宣伝、具体的な制作のアイディア チケット料金、動員 福岡・九州・地域の状況 観劇して|感想・批評 --------- トークの司会、企画の作り方 作劇のこと・テクニカルのこと 戯曲WS・戯曲のこと #復路のない旅 演出家、演出WS・セミナーのこと 制作者のこと 劇評・批評について 事務的な仕事をする上で 役者/演技のこと 劇場のこと 稽古場について 演劇祭について 芸術文化環境、一極集中、道州制 10年前なにがおこっていたか 釜山・韓国のこと 沖縄のこと ●企画 制作講座・勉強会 福岡・九州地域演劇祭 九州演劇人サミット ブラッシュ 大学演劇部合同公演 TAM 観劇ディスカッション DDシアター リンクP PmP パネルトーク 火曜劇場 東京物語 ステージスタッフWS LRT アゴラインターンシップ 環境の演劇WS ネットセミナー Meets! 2007(札幌福岡) 鐘下さん カラフル 世界劇場会議 一人芝居フェスティバル 指定管理者のこと FPAPのこと かげながら ●その他 Mac、PC、スマホとか 食べる、飲む、外食する ダイエット・運動 本を読んで 小ネタ、近況 さくてきな視点で(非演劇) 商品とか企画のネタ(非演劇) テレビドラマ・映画 #新型コロナ 腰痛 ライフログ
ブログジャンル
|
2012年 04月 10日
二番目の庭「futurama」を、みながら、どうにも、これから書くようなことを考えてしまってしょうがなかった。
これは、二番目の庭の公演に関することではなくて、公演の背景にある社会的な環境のことだ。当時、ツイートした、重要な気づきというのがそうなのだけど。 「futurama」楽しめた。満足する内容だった。 作品としては意図的に器を小さく取ったものだと思うが、そこは主催者がやりたいことをやればいいと思う。やりたい方向に対して適正な手法で、チケット料金に見合ったボリューム感と完成度になっていたと思う。 で、たとえば、北九州の地域演劇シーンが、そういう器を小さく取った作品をつくるカンパニーばっかりになったとしたら、これは一体どういうことになるんだろう。と思った。 北九州では、小劇場系で飛ぶ劇くらいのスケールのある公演をしそうな団体がない。またながらく萌芽がみえない。 「大きな物語が喪失し、小さな物語が氾濫するようになった。」 という言い方があるとして、その氾濫する小さな物語も、今では相対的に大きな物語と認識されるようになって、小の小の物語が増えてきているのではないか、という言い方が成立するような気がする。 欲得がなくなっているとは思わない。脂ぎった本能は、やはりチラシやパンフをみれば、どこかに漏れでている。 ナンバーワンを諦めて、オンリーワンを指向したときに、そこまで細分化しないとオンリーワンの地を見つけられないということなのだろうか。 もちろん、自分もその文脈の中に生きている。 北九州の地域演劇シーンは、どんどん細ってきているように思う。以前は、シーン全体としてなかなかの高度を保っていたと思う。日本の地方都市を代表するくらいに。 が、終わりの始まりが3,4年ほど前から始まっていて、この場合の終わりとは高度を下げていき、シーン全体が安定的に継続できる低さまで下降していく、つまり落ちるところまで落ちるということをさしているのだけれども、昨今になって落ち着いたかというところだ。 感覚的に終わりの始まりが3,4年前くらいにスタートしている印象なのだが、これはネクストジェネレーションシアターから、北九州を背負って立つカンパニーがでてこなかったということと関連付けて話していいと思う。 育成企画はおわってから3,4年できれば5,6年、ほんとは10年あとをみないとよくわからないけれども、現段階である確かさのある分析は出来るだろう。 ここからはどんでん返しであるが、実は北九州には、ここ半年1年くらいで若い劇団の兆候があって、盛り返してくることを期待できるタイミングなのだ。だから今日のブログかけたというのもあるのだけど、この先の展開を注視したい。 (おまけ) ある部分については、これは北九州のというよりも、日本全体に広げることが出来る話なのかもしれない。福岡も同じような文脈に捉えられるのかも知れない。 今日のブログは、いいたいことが3,4項目くらい、未整理に混同されているけど。 のこされ劇場は、コミュニティシアターの運営に重心を移し、その分野で注目すべき成果を上げている。今回の内容は、カンパニーの作品群がつくる地域演劇シーンの話なので、別の話になると考える。
by sailitium
| 2012-04-10 13:57
| 福岡・九州・地域の状況
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||