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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2012年 03月 16日
小劇場の制作シーンの中でfringeの功績は、とてもおおきい。自分が言うまでもないことだけど。東京・大阪といった大都市圏でなく、それ以外の地域の立場で書いてみたい。
去年、fringeは10周年を迎えたが、10年前の地域演劇の制作状況といえば、そもそも制作という概念がないとか、演劇関係者にも認識されていないとか、そういった状況ではなかっただろうか。 インターネットも発達してなくて、地理的に近い範囲で交流できるだけの制作者数がいる東京・大阪以外の地域では、制作的ノウハウの伝承や交換などもなかっただろう。 自分が福岡で制作者を名乗り始めたとき、かろうじて半径50kmに一人、二人いたくらいの記憶だ。それすらも今振り返ってわかるレベル。 こうするといいよとか、教えてもらったことがない。参考例とか情報とか、極めて乏しい状況で、自分で考えながらいろいろやった。下手したら、福岡の若手の劇団の制作者から笑われるようなレベルだと思う。 そのようななかでfringeができたことは、たいへんありがたいことだった。宝の山のような情報がわんさかとある。同じような情報や考え方は、他では入手できない時代だった。 おそらく、地域の制作者でこのような体験をした人は多いのではないか。 そして、今では、国内の各地域で制作者としている人もた地域から見えるようになったし、そのネットワークもできるにいたっている。このネットワーク形成にもfringeは大きな役割を果たした(PmP2006)。 各地域に制作的なノウハウが培われてきた結果、小劇場系のカンパニーの他地域公演もずいぶんとハードルが下がったと言えるだろう。東京や大阪のカンパニーの他地域公演が増えた理由の一つといえるだろう。ここはもっと評価、感謝されるべきだろう。 東京を介さず、地域と地域が直接につながる企画も増えた。芸術文化環境の中央一極集中はあいかわらずひどいが、価値観の一極集中は少しは緩和されていると見ていいかもしれない。 こういったことをすべてfringeがやったとは言わないが、こういった動きに対してもっとも功績のある活動の一つだと思っている。 また、部分としてみれば、fringeの考え方と違う考えを自分が持つこともある。サイト上での議論も一度ではない。 しかし、全体としては以上のように捉えている。その存在に感謝している。そして、今後も変わらぬ敬意を持ちつづけたい。
by sailitium
| 2012-03-16 14:03
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