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福岡・九州地域演劇祭
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2011年 06月 02日
「文化芸術活動への助成に係る新たな審査・評価等の仕組みの在り方について(報告書案)」に関する意見募集の実施について
を、読んだ。 16ページくらいだけど、まず概要を説明する。 まず、目的は 「日本芸術文化振興会が行う文化芸術活動に対する助成事業をより効果的なものとする」である そして 「そのために、芸術的専門性にもどついてアドバイスするスタッフ(PD・PO)を活用する仕組みを考えました。これがその報告書です。なので、この報告書について、意見があったらぜひお願いします。」 (PD・・・プログラムディレクター PO・・・プログラムオフィサー) というのが概要だ。 で、報告書の中身に入る。 結論から言うと 1 中央一極集中を加速させるものであり、 2 内輪向けの課題にばかり対応して、目的から遠ざかり効果も薄い場所で頭をひねっており、 3 手段と目的を混同した内容 である。 日本芸術文化振興会は、近年、中央一極集中の進行をやや押しとどめる方向に動いてきたと考えてリスペクトしていたが、今回は逆に働いたようだ。 とても評価できない。 というか批判に値する。 こういうアーツカウンシルなら、自分反対する。 地域の心あるアートマネージャーとの連帯・連携の方法を模索し、国の税金を特定地域にばかり落とすことにつながる施策に反対したい。 つっこみたいところは多々あるが、重要なところに絞る。 まず注目すべきは全部で11項目挙げられている「課題(P4-5)」 ここで挙げられている課題は1つを除いて、すべて内部指向・過程・手段のことばかりである。これらも課題といえば課題だが、今やっている助成事業の「結果」の良否を直接ふりかえっているものではない。 ひとつだけ「結果」への反省とも読める課題がある。それは、 「審査委員の目に触れることが少ない設立間もない団体や地域の団体が不利になる可能性がある。」だ。 事実、地域の団体は不利である。採択団体は関東地方の団体に集中している。 11の課題のうち1つだけが、助成事業の「手段的課題」でなく、「結果的課題」であるのに、その後の報告ではほとんどここに触れられていない。 むしろ10の手段的課題についてばかり触れている。 たしかに「決め方」「過程」「手段」は重要だが、それ以上に「結果」が重要だ。「決め方」「過程」「手段」の振り返りとその対策ばかりやっていて、「結果」へのふりかえりや対策がほぼないのは、優先順位の設定をあやまっている。 で、手段のことばかりさんざん触れておいて、報告書の最後の一行は、この言葉でまとめられる 「このほか、地域の文化芸術活動については、地域の実情を踏まえた助成を行うための仕組みの在り方を検討することも考えられる。」 あまり悪意的に読みたくはないが、ちょっととってつけすぎではないだろうか・・・・ 99%関東地方のことだけ考えた議論をしておいて、最後の1%だけで、地域のことも振り返っている。 (ちなみにこの%は、報告書文字数約10500文字 地域についてふれられた文字数102文字から算出) しかし関東在住の委員だけで構成すれば、こんなふうになるよね。 東京だけにしぼったものとして考えれば、かなり優れた報告書だと思うんだよね。多分。東京都がやってることならそれで許されると思うけど・・・ 関東在住なら、関東以外の課題への関心が低く、関東の課題には関心が強くなるもん。 だけど、ここまでひどいとは思わなかった・・・・ さらに問題なのは、これPD・POは関東在住の人ばっかりになるよね。このままだと。そうなると、中央一極集中はさらに進む。 被害者めいた言葉遣いほんとうにしたくないし、そういう言い方は自制してきたつもりだけど言わせてほしい。これは中央支配をすすめる内容。 (つづく)
by sailitium
| 2011-06-02 11:46
| 芸術文化環境、一極集中、道州制
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Comments(3)
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タイトル : 日本版アーツカウンシル案は導入を急ぐあまりミスリードが目立つ
日本芸術文化振興会が、「文化芸術活動への助成に係る新たな審査・評価等の仕組みの在り方について(報告書案)」に関する意見募集を6月8日締切で実施中だ。今年度から音楽・舞踊分野で試行が始まる日本版アーツカウンシルへのパブリックコメントである。 短い内容だし、助成の審査・評価に関するものなので、制作者なら誰でもコメント出来るだろう。特に地域在住の方は言いたいことがあるのではないか。福岡の高崎大志氏の指摘はもっともで、「手段と目的を混同した内容」というのは私も同感である。高崎氏は「東京だけにしぼったものとして...... more
これ、演劇分野が対象外なのか対象内なのかが、よくわからないところもポイントだと思う。他二分野は対象内として。
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おお、たかさきさん、怒ってますね・・・
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だって、あんまりなんですもん・・・(>_<)
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