公演機会・発表機会の提供は、育成への直接的な手段ではない。２

昨日のブログの補足みたいなもの

昨日のブログが、大学生にRTされていた。
で、大学生といえば、試験と勉強。とか思って、
「試験は直接学力向上につながらない。その為に行う勉強こそが学力向上につながる」などと、かっこよくツイートしようとしたが、比喩として不整合があることに気づき、うまくまとまらないので、ツイートするのをやめた。
という軽くかっこわるい事態になった。

試験・・・勉強
公演・・・創作過程

と並べてみる。
試験のために勉強するし、公演のために創作過程を経る。

で、どこに不整合があるかというと、試験のための勉強は、80％位学力向上につながる。
一方、公演のための創作過程は、かならずしも表現力向上につながらない。というところだ。

もしつながるのであれば、公演をやればやるほど、芝居は確実に面白くなっていく。
（功成り名を遂げたレベルの芝居は、もう比較とか競争とか成長とかになじまない域に入ると考えているので、その前の段階の話とする。）
が、必ずしもそうではない。
もちろん公演をやればやるほど、なんらかのプラスはあると思うが、それは次の公演に確実に成果をあらわすものではない。

逆に、一年くらいの演劇絶ちが、プラスになることはあるかもしれない。
しかし、一年くらいの勉強絶ちが、試験にプラスになることは100％ない。

ってとこだ。