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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2026年 07月 07日
Bloody Expressors わすれゆきの感想Bloody Expressors「わすれゆき」みてきた。 2時間20分 前売・当日3,500円 とりあえずなんか見ようと思って、福岡の公演情報を調べて、こちらをチョイス。チラシの雰囲気からするとあまり期待できないな、、、という印象だった。TWで150分という情報も見たので、みるかどうかはかなり迷った。2時間を超えると、その芝居が自分に合わなかったときに、かなり苦しい時間になってしまう。 しかし、より高額かつ、広報も弱いと思えた他の公演よりも、こちらの方を選択。 (私は、半分くらい、仕事で芝居を見ている) SNSの感想も見たが、やはりSNS情報は、美点凝視で批評性がないものが大半だった。こういうのはほとんど参考にならない。 しかし、結果としては、見に行ってよかった。 カーテンコールで「渾身の」と自らの公演を形容していたが、たしかに渾身の作品だったと思う。 横溝正史の小説のような舞台。山奥で、10年雨が降っていない。和服の人も多い。そこでおこる財宝や殺人事件などをめぐる話。 そこに探偵的な人物がやってきて、入り組んだ事件を解決するという設定。 公式より 干ばつに苦しむ山奥の村があった そこへ風と共に現る雨乞い師の一行 その村に蔓延る真の不幸は雨が降らないことではなかった 欲望と陰謀が渦巻くその村で次々と起こる凄惨な事件 その謎を解く鍵は村の歴史に深く関わる秘宝【三種の神器】にあった 雨を降らせるついでに村人たちを救うべく立ちあがる雨乞い師一行 はたして過ぎ去った風の爪痕・・・・・・その真相とは そしてその想いは (以上、公式より) 登場人物も多い。器を大きくとった作品。 テクニカルは粗は目立ったが(後述)、話のスケールも大きく、盛りも多い。力の入った公演だった。 作品の器を大きくすると、2乗3乗といったかんじで、コストが増す。 この場合のコストというのは、お金や労力だけではない。ノウハウもあるし、関わる人が多いと人の和を保つ力もいる。この規模になると、かなりたいへんだっただろうと思う。素直にすごいと思う。 以下、批評的になるので、そういうのを冷静に受け止められない人は読まないでいください。 まずは、登場人物の衣装が気になった。 その影響で、この舞台の設定がすっと入ってこなかった。和服的な人が多いかなと思ったら、現代の普通の服の人もいる。タキシードやドレス的な服を着て、衣装的には浮いてしまっている村長夫婦。衣装のクオリティも人によって差があって、引っかかる。 時代設定が分からなくて、昭和かなぁ?と思っていたら、途中でスマホが使われるので、現代なんだなとわかる。 しかし、現代なんだとしたら衣装や、話される話題などについての違和感は残る。スマホさえ出なければ、昭和と認識していたと思う。 装置はしっかり組んでいたと思う。場面が色々かわるのだが、工夫のある構成で、演劇的に成立していたと思う。選曲は個人的にはあまり好きじゃない(特に、最後の謎解きシーンの勢いのある曲については、レスペクトできない)。暗転が多めなのだがブリッジが使われていないので、転換の役者の移動の足音が気になった。 役者の演技。実力のある人もいたと思うが、演技の方向性が擦り合わせられてなくて、ここは作品の完成度を下げていたと思う(一方、にぎやかな感じは出ていたと思う)。 ただ、こういうプロデュース性の高い芝居で、そこを詰めるのはかなり大変だ。大変というか、ノウハウの問題というべきか。 脚本の背骨となる部分だと思うが、ほんとうに横溝正史ばりの人物関係とかトリックみたいなのがあって、これはおそらく矛盾なく組み立てられているんだろうと思う。それはすごいことだ。 一方、それを演劇でやることについては、別の視点の見方もある。演劇は、そういうのをやるには向いてないメディアだ。 観客の理解が追いつかないのだ。 小説なら、戻って読むことが可能。テレビドラマでも、途中で必ず、ホワイトボードが出てきて状況を整理する。 過去の殺人とかも、映像だから簡単に出せる。演劇では、いずれも非常に難しい。今そこにいる人が口頭で説明することになるが、どうしても無理は出る。 今回、人間関係とかトリックとかにお客さんついていけたのかなぁという気はする。というか、自分はついていけなかった。 (帰宅する観客も、チラホラとそういうことを言っていたので、やっぱ難しいかったんだと思う) 「三種の神器」という存在には違和感を感じた。が、調べたら、独自の「三種の神器」を持つ神社というのは、ちょいちょいあるみたいで、これは私の違和感が事実にそぐわかなった。 登場人物の名前が、邪馬台国とか大化の改新あたりの歴史人物の名前が使われているのだけども、そうすると、どうしてもそこに意味合いが出てくる。その意味あいが、作品の必然性と結びついていればよかったのだけど、特にあの名前である必然性は感じられなかった。時代設定と含めても違和感を感じたところ。 演技でもちょいちょい、即興的なギャグみたいなのが入ってくるんだけど、こういうギャグとミステリーは、すごく相性が悪いんだよね。そこも作品の完成度を下げていたのかなという感じがする。 そして、最後の村長夫婦の言い逃れだが、あれはやはりご都合主義に感じられた。そんな先回りして、いろいろ考えてやる必要ないだろうと思う。 そういえば、カリオストロは、あれはいるのかなぁ、、、お客さんは喜んでいたけど、自分には安いパロディ、安い笑いと感じた。 そんなこんなで、完成度という点では高いとは思わないのだけど、大変気合の入った公演であることは認めざるを得ない。 自分はどうも、表現方法が突き抜けているとか、一定以上の完成度があって他都市からも注目されるみたいな劇団が福岡で出てきてほしいというのが根っこにあって、完成度を重視するのであれだけども、完成度を高めることを目的とせずに、こういう風にやってみたい、こういうことがやりたいという意思は感じた。 そして、お客さんの多くは満足していたように見えた。 #
by sailitium
| 2026-07-07 12:51
| 観劇して|感想・批評
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2026年 05月 11日
前売3,000円。110分。
短編集というか、役者の即興で出てきたものを短編として、それを繋いでいった作品であるように見えた。 一般的な演劇脚本だと、作家が苦労してさまざまな調整をして、書き上げるというものだが、そういうコストはかかってないように見えた。 宇宙人が地球にやってきて、地球人の痕跡や生活の様などを探す。というサンドイッチのパンがあって、その中に多くの短編劇がはいっているという構成だと思うのだけど、中に入っている短編劇には、マクロ的な繋がりがなくて、この構造が演劇的な成果を生み出したという感じはしなかった。 ミクロ的に見ると、リアリティや人間の深層性に触れるようなものではなく、緩い会話というかだべりという印象。 役者は、実力のある役者が多かったと思うのだけども、脚本がそれぞれ表層的な会話にとどまるものなので、特段惹きつけられるところはない。 全体的に緩いというか、素人っぽい作品という印象だった。 が、作・演出の方は相当なベテランで、唸らされる作品を見せてもらったことがある。 おそらくは、全体として、そういうところを狙った作品だろうと思う。 テクニカルの作りも、たとえば、舞台を高くしてくれていて、こういうのはコストがかかるが、見る立場からすれば、ありがたいのだけど、蹴込みをはってないから、橋げたとか床の部分とか、視界に入ってくるものがちょい違和感なんだよね。 通常演劇では、役者のアクティングにお客さんの視界を集中させるために、アクティングエリアの上下左右は、黒い幕や黒いパネルなどを設置する(いわゆる額縁) 装置や衣装なんかも、ある程度の統一感はあるが、完成度を突き詰めているかんじはしなかった。 しかし、作品全体としては、そこ(ゆるさ)を指向しているとすれば、好き嫌いの問題ということになる。 あと、残念だったのは、内輪客と思われる人たちが固まって座っていて、そこから笑いが起こることが多かった。普通は、そこを核として客席で笑う人が増えていくものだが、そういう現象には繋がらなかった。 そういう脚本を指向していないのだから、批評としてはあまり意味はない感じもするが、個人的に感じたこと ↓ ・ワンマン社長が死ぬところを見送る → あなたも幹部として、その社長のやることを支えてきましたよね、、、会社経営の大変さも少しは理解しているなら、ああいう発言にはならないのでは、、、 ・少し太ったでしょうって言われたら、そんなことないって言わないといけない → その人が太りつづける将来を変える転回点になる可能性があるよね、なんでもかんでも現状肯定でいいのかな、、、、 ・人間がみんな頭の中にチップを入れて外国語なんかも喋れる。入れないのは少数 → そんな世界が来るとは思えない、、、 ・折り鶴 → そこそこの会社の社長が末端の社員に会いに来ない。ましてや、名前を覚えているとかありえない。(まぁ、経営幹部が左遷されて、、、みたいなことはありうるが、冒頭でそういうかんじじゃないやりとりがあった) 話は変わるけど、午前11時開演は、私にとっては結構良い。これはありがたい。 #
by sailitium
| 2026-05-11 12:35
| 観劇して|感想・批評
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2026年 04月 12日
ネタバレない方の感想はこちらはこちらです(途中までクリアしてるけど、ネタバレはありません)
以下、ネタバレがあります。 (まぁ、ヒントというものすごいネタバレが公開されているわけですから、このページを見るような人は全員クリアしているでしょうし、ネタバレのお断りをいれるのも、念の為というところがございますが) 1日目 1st 天神地下街 初っ端のてんちかのマップを見ながら解け、から難しかったね。 5分か10分くらいうんうん言ってたような気がする。だいたい地下街は暗いんだよね。 う◯んに◯を◯乗せろは、「おおっ」ってなったね。 ゼルダで謎解きした時のこの効果音がなったね。 あの透明カードに、花の絵もあって、これはなんだろう、、、ってちょっとだけ思った 2nd 大名エリア 女性に筆◯◯◯◯◯◯◯読め これは、だいぶ時間がかかってしまった。 こういうゲームのルールが分かってなかった。 その場所に、女性っぽいオブジェとか、なにかそういうものがあるのか?と、近くの木とかをうろうろ見てしまった。今まで通ったところを最初から歩いてきたりした。 8つのイラストの範囲を塗りつぶせというのを、ちゃんとやらずに、適当にシャカシャカしただけだったから、それが◯◯であると気づけなかった。 結局、ヒントを使った。 実に悔しかった。 3rd 歴史年表通路 ここの謎は、あんまり面白くなかったね。 1911の欄を見ろとかはなくて良かったんじゃないかな。そのボードしか見なくなる。 撮影パネルの謎も解けなかった。 さっきのもそうだけど、家でじっくり取り組んでいたら、解けただろうと思うと、悔しい。 4th ワンビル ワンビル初めて入った。 今思えば、天神の歴史ボードとか、ピクセルツリーとか、ワンビルの中のお店とか、ゆっくり見てまわれば良かった。 終了期限がわからなくて、連休中しかやってないと思っていた。ここは、公式の情報不足なところがあると思う。 とりあえず、2日かけて取り組もうと思って、帰宅。 迷路の紙に挑戦。 やっぱ、こういうのは家とかでやったほうがいい。 カフェとかでも厳しい。 ◯◯◯を垂直に◯◯◯ことによって、迷路が通った時は、「おおっ!」ってなったね。家でじっくりやれたのでヒントなしでいけた。 2日目 5th 謎の地下道 出発地点からの方向がなかなかわからなかった。 あとは、移動中のルートが工事中でしたね。「お知らせ」をすぐみて問題なかったけど。 謎の地下道 これは解けなかった。 「この形どこかで見たことがないだろうか、、、、」 そんなアプローチがあるとは、考えても見なかった。謎解きゲームっていうのは、そういうのがあるんだね。って知らなかったら、まず辿り着けない。 これは悔しくなかった。 このページにあるハートとか、人の顔の半分とかが、ちょっと気になる。 (最後の方で使うみたいなことはあまり考えてなかった。幻惑情報だろうと考えていた) 6th アクロス福岡>匠ギャラリー 匠ギャラリーにはいって、いろいろ見るってのは、面白かった。こういうのいいね。こんなギャラリーがあるとか知らなかった。 拾う情報が八女提灯製造工程だけじゃなくて、他のもあって、全部みないといけないってしたほうが、街歩きしながら、必然と、地域の文化に触れるってことになるんじゃないかなと思った。 そうしたら、4時間では無理だろうけど。 工芸シートは、アクロスの階段付近で、いろいろと広げて挑戦。 こものが散乱して、謎に集中できず。 ◯◯で塗りつぶしたら、なにかでてくるというのは、答えに辿り着けなかった。なぜなら私はボールペンで塗りつぶしてしまったのだ。 ただ、この謎は解けなくても、進めることができた。 後ろから◯をあてるのは、気づかなかったなぁ。スマホは持っていたのだが、、、 これも、家でじっくりやっていたら、解けていただろうと思うと悔しい。 ◯◯のカードをお盆にしろは、驚いたね。 女性に筆◯◯◯、、、の時に、謎のシートに書かれた8/12っていったいなんだ、、、と思っていたけども、実はあれがああなっていて、ペリペリ◯◯◯とか想像もつかなかった。 ここまでで、すでに、ヒントを見まくったので、続きは家でじっくりやろうと帰宅。 あとは、自力で解けた。 あのシートとあのシートを組み合わせて謎が解けた時は「おおっ!」ってなったね。 以降、現地に行かなくても、とける謎にチャレンジ。 アクロス福岡を今の姿にできた時は「おおっ」ってなったね。 ゼルダの伝説の謎が解けた時のこの効果音 が流れるような感覚。 ここの一連の謎解きは、クライマックスと言うか中ボスクラスのところだと思う。 匠ギャラリーで情報拾ったら、あとは家に帰ってじっくり取り組めばよかった。そしたらだいぶ自力で解けて、もっと嬉しかったはずなのに、、、ほんとに悔やまれる。 帰宅後、情報を調べていたら、この謎解きゲームは5月くらいまでやっていることがわかる。ショックを受ける。それなら、もっとじっくりやったのに、、、 ブログに一旦感想を書く。 3日目 6th 後半 アクロス福岡 出発地点からの移動がわからなかった。指示とは違ったと思うけど、それらしい2つに割れた輪をみつけることができたので、そこから進めたけど ナゾ導きストリート FUKUOKA STATIONは解けなかった。ここでまた、「どこかでみたことがないだろうか、、、」が出てくるとは、、、、 その後の、紙の◯◯の移動ルートと実際の移動ルートが重なるところは、「おおっ」ってなったね。 (間違った正解判定リストをみてるのではないかと混乱したけど) 7th 警固神社 ここまで進んで、情報を拾うところはもうなさそうだと思って、帰宅する。 4日目 7th 警固神社 (グレーの5角形のマーク)をつかって、といをとけ (グレーの5角形のマーク)に該当するものがなかなかわからなかった。なんせ、私は家にいるのだ。 あとは、、「どこかでみたことがないだろうか、、、」に、何度も痛い目を見ている。 8ページの右のステンドグラスの形に似ているし、工芸シートの完成形にも似ている。10分か20分くらいあーでもない、こーでもないと試行錯誤した。 ガイドブック、ファイル、全てのグッズを吟味した。しかし、答えはわからない。 しかし、私も、この謎解きゲームの枠組みというか、アプローチのしかたを理解しつつあった。 どうも、石碑の場所でこの問題を解かせたいようだ。そのような記述がある。 その近辺にヒントがあると睨んだ。 しかし、私は家にいる。 そこで役に立ったのがGoogleマップ。Googleマップでそのあたりをぐるぐる探していたら、(グレーの5角形のマーク)を見つけることができた。この効果音 あとは自宅で1時間くらい。この効果音 まずは、迷路の紙と謎のカード、シール、切り取りシートと格闘。 ◯◯◯の文字に突き当たった。 ここも10分くらいかかったと思う。エンギモノと入力したりした。 あのページのふたつの4文字に目が止まって、これを組み合わせて、タカラ◯◯にたどり着いた時は「おおっ」ってなったね。この効果音 ゲームクリアした。ゼルダで言うとこの曲 まぁまぁな達成感と充実感。 全部で4日間で10時間くらいはかかったと思う。 惜しむらくは、詰まったらすぐ家に帰って、謎に取り組めば良かったということだ。そして、通るところをじっくり観光すれば良かった。 そしたら、6日間で15時間くらいはかかったかもしれないが、もっといい体験になっていたはずだと思う。 この謎解きゲームとセットで、他都市の観光旅行に行くのもいいなと思った。 謎解きのエリアに宿をとって、観光も十分にしながら、街を歩く。ちょっと詰まったらすぐに宿で謎を解く。 福岡からの近場では、京都でやっている。 行こうかな、、、 (最後のコングラチュレーションのページでは、なんか音楽がかかってほしいなぁとは思った) #
by sailitium
| 2026-04-12 11:20
| さくてきな視点で(非演劇)
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2026年 04月 03日
この公演に関わっているのだが、おもしろいものを見た 今思えば、奇跡に近いものだったと思う。 それは最終日のことだ。 小屋入り3日目の2ステージも終わり、あとは最終日のマチネを残すだけである。 そして最終日(小屋入りして4日目)、私はついに小屋への遅入りが認められた。基本9時入りのところ、10時45分くらいに小屋入りした。 すると、劇場の様子が変だった。 客席を囲む幕のせいで、入り口から舞台は見えないのだが、音は聞こえる。 舞台上の方角から足音が聞こえる。出演者がなにか動きの確認をしているようではある。が、セリフは一切聞こえない。音量は小さめだがスピーカーから音は流れ、天井に見える照明も音に連動して動いているようだ。 時々、客席上から、3,4人の押し殺したような笑い声が聞こえる。 「いったい、なんなんだろう、、、 状況がわからず、不気味だったが、とりあえず、心配すべきような状況ではないようだ。 客席エリアに入ってみると、役者が本番通りの演技をがんばってやっている。 ただし、明らかに違うのは、、、 声を出していない、、、 口は大きく開けて動かされてはいるが、声は出していない。 どうやらこれは、、、、 「声を出さないゲネ、、、、、 意図はわかる。 メイクが早く終わって時間ができた。役者の緊張感を維持するために、稽古をしようという流れだろう。しかし、喉に不安のある役者が少々いたので、こういう選択をしたのだろう。 (しかし、思いつくところがすごい) そして、このゲネが、、、 けっこう、おもしろい、、、、 困ったことに、おもしろい、、、 声が出せないのに、がんばって熱演しているのが、まぁ、コミカル的な意味で、素直に面白くて、ついつい笑ってしまう。 見る側としては、声がない分、自分の視覚情報に頼ることになる。つまり、表情や動きに注目するわけだけど、これまでとは違った視点から見ることになって、こんなことやっていたのか、こんな表情していたのかと、クリアに伝わってきて、面白い。 っていうか、自分が今までそんなに表情見てなかったんだなという気づきもあった。表情については視力が0.8から1.5に上がったような感じだった。動きについては、わずかに解像度が上がったという感じ。 他にも驚いたのは、役者が動きのポイントを外さないところだと。普通は、相手のセリフが自分の動き出しのきっかけになることが多いと思うのだが、稽古を重ねれば、相手の動きとかの情報で補完できて、そのへんがわかるんだろう。相手のセリフもある程度頭に入っているから口パクでも、読唇情報などで、セリフは聞こえているんだろう。 これは、相手をよく見るということにつながるなと思った。相手をよく見てとか、キャッチボールとかよく言われるけど、実際には難しい。コーチング術でよく言われる、テニスでコーチがボールをよく見てと言うが、とんでくるボール縫い目を見てという方が効果が上がるみたいなことだ。 役者も、声が出せない分、動きとか表情とかにその分気持ちがこもるというか、そういう感じもあった。 もちろん、実生活的なリアリティのある演技の芝居だと、あんまり意味ないのかもしれないが、熱量を要求される演技の芝居だと、これはおもしろい手法かもしれない。千秋楽の公演にプラスの効果があったかもしれない。 しかし、実際の本番を迎える前に、このような稽古ができるかと考えると、そんな余裕のあるケースは基本ないだろう。やっぱ、声を出して、本番に近い形でやることが優先される。 作品が一定の完成形に達していることが必要だし、のどを温存したいというのもあっただろう。 そう考えると、もうこれは、奇跡のような観劇体験であって、もうなかなか見れないんじゃないかと思う。 ちなみに、関係者じゃない人が見ても、あまり面白くないと思います。通しや本番を3回くらいみて、流れが頭に入っていたら面白い。 (ちなみに、面白いというのは、コミカルであるという意味だし、興味深くていろいろな分析が湧いてくるという意味である) いや〜、しかし、実にいいものを見たね。 生成AIに確認したところ、立ち稽古であえて声を出さずに表情などに留意するというのはあるらしいですが、ゲネでやるような例は見当たらないとのことでした。ほんと、奇跡だったのかも、、、 #
by sailitium
| 2026-04-03 12:39
| 作劇のこと・テクニカルのこと
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2026年 04月 02日
とある公演にかかわった。 公演といえば、差し入れが付きものだ。 この差し入れが、制作的にはけっこう頭を悩ますものがあるのだ。 (もちろん、芝居を見に来てくれるだけでもありがたいのに、さらに応援の品物をいただけるなど無常の喜びであるはずなのに、そのお気持ちについてどうこういうのはありえないことである。) まず、受け取りの対応に人を割かなければならない。人数が少ないときにこれはきつい。しかし、これは私が尊敬する制作系の方が、工夫した対応をしていて、即座にそれをパクった。それ以降ノーパソで対応できるようになった(ノーパーソンの略です) そして、これからが非常に難しい問題。 今回は、奇跡のようなことが起こった。 差し入れをくれる人が、事前にみんなで集まって協議してくれたのじゃないかと思った。甘いものとか辛いものとか、差し入れでいただいたもののバランスがとても良かった。 ちなみに、この公演では、楽日にそのままレンタルスペースで打ち上げをやることになっている。高校生の出演者も大人のスタッフも一緒に打ち上げをやるということは企画コンセプトの一つでもある。 「みなさま宛」で、頂いた差し入れは、打ち上げでありがたくいただている。 それで、差し入れというものは、だいたい甘いものが割合としては多くなる。そして、人間は甘いものばかり食べることはできない。 結果として、高級高価な甘いお菓子よりも「うまい棒」「おっとっと」「味好み」などが、重宝されるということになってしまうのだ。 (パレート均衡とか言うらしい) 今回、生もののシュークリーム約30個が、差し入れられた。けっこう大きめのやつだ。これは、スタッフまで含めて、ありがたく頂いた。 シュークリームはみんな大好きだ。 が、もし、これが60個あったらどうなるだろう?90個なら?120個なら?(以下略) いま日本国内の演劇シーンで、この問題を解決する方法は見つかっていない。 先に、差し入れとしてほしいものを公表するという技もあるのだが、差し入れをもらって当たり前みたいなかんじもあり十分に広がってはいない。 じゃあ、主催者に聞けばいいのか?となるが、小屋入りしてからというのは結構バタバタしている。他にどういうものが来るのかわからないので、なんとも言えないということもある。聞くのはおすすめしない。 ※小屋入り前とかで、差し入れのタイミングがわかっているなら、聞いてもらえるのはありがたい。 タイミングでいうと、本番の前の日で仕込みの1日目夕方以降に差し入れるのは間違いがない。本番日には差し入れが多いので、その前に差し入れると、これはなにを持っていっても喜ばれる。 しかし、これも、本番日に別に会場に行くというコストが発生してしまう。普通はめんどくさくて、まずやらない。 なまモノやドーナツなどは、かぶると危険なので、これは穴狙いだ。個包装されているほうが間違いがない説は確かだと思う。 このブログを読むような方に向けていうならば、しょっぱいものがいいかなと思う。大部分の方は甘いもの率が高いと思うので。 (そして、ポテチ系なら、チップスターかプリングルス。余ったときにも対応しやすい。普通の袋に入ったやつは、避けたほうがいいかと思う。) しかし、繰り返しになるが、制作的に言えば「遅刻せずに、見に来てくれるだけでありがたい」である。そのうえで(以下略) #
by sailitium
| 2026-04-02 12:28
| 制作的なこと(演劇)
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