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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル ![]() にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2023年 03月 06日
木ノ下歌舞伎「桜姫東文章」見てきた。前売り4500円。15分休憩アリの3時間20分。 これは原作の問題だけども、登場人物が極悪人ばかりだった。どんどん人を殺す。物を盗む。強盗殺人。強制わいせつ。不義密通。遊郭に女性を売る。赤子を捨てる。 共感できる人が全くいない。あらゆる犯行の動機に共感できるものがない。 現代的価値観で、過去の価値観を評価してはいけないと思うけど、当時の人たちはいったいどういう社会に生きてたんだろうかと思う。 プーチン大統領とか、かなりひどいことをやっていて、西側に所属する我々としては、彼の言い分をみとめるわけにいかないけど、それでもいろいろと調べてみれば、やむにやまれずと捉えることは不可能ではない。とはいえ、軍事行動を仕掛けたことの言い訳にはならないとの立場をとらざえるをえないが。 というふうに考える立場があったとして、そこまで、譲歩するような立場で考えたとしても、本作の登場人物は本当に極悪人ばかりだ。 自分たちの祖先が、こういう作品を楽しんでいたということが、ショックというか腑に落ちない面がある。 その大きなクェッション。それが、本作を現代で公演する意義だと思う。 理解を拒絶するわけでもなく、スルー気味に受容するでもなく。 とてもむずかしいことだけども。 テクニカルや演出がすごい。 器がでかさもそなえながら、やりたい方向性をおそらく完成度高く実現したクオリティの高い作品なんだろうと思う。 原作は歌舞伎だけど、現代的で歌舞伎の名残を随所に残した見たことがない演出だった。 多分、ものすごく考え抜いて、アイディアもだし、いろんな実験も含まれたはての芝居だったと思う。 全体的にはゆるっとしたほわっとした演技で、たちまわりもゆっくりとしたかんじ。歌舞伎の様式をだいぶ取り入れていたと思う。 ストーリーは、ほんとにひどいんだけど、岡田氏の手法が、そのどぎつさをだいぶ緩和して、ゆるやかにコミカル、かわいらしさみたいな感じですすんでいって、これには助けられた。 久留米座は換気がスゴイ良かった。二酸化炭素濃度が500ppmにいくことがなくて、これは屋外にいるときと同じ数字。 この作品には、他地域での公演の感想もいろいろ出ている。 CoRichのhttps://stage.corich.jp/stage/202187/done?sort=update には、そういうことかぁ、、、って思える意見が見られた。
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by sailitium
| 2023-03-06 12:26
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2023年 03月 03日
Mimoza Ways ミモザウェイズ「わたしたちの道」みてきた。 110分。当日3,500円。春日市のクローバープラザ。 チラシとかサイトを見て、しっかりした演劇公演っぽいので見に行った。あと、お知り合いの出演者がいたりして。 当日になって、見に行けそうなので見に行くことにした。 フェミニズムの主張であったり、フェミニズム運動の歴史を回顧するような内容。 まずは、狂言回し的な役の人が出てきて、どういう話かとかいろいろ話す。 そして、フランスの空港で偶然であった3人の女性。意気投合して、いろいろ話し出す(初対面の人は言わんだろうってことまで)。実はそれぞれの祖先はフェミニズム運動に関わっていたということで、案内人(狂言回し)に導かれて、過去の活動を知ることになる。 (狂言回しの人が、3人に教えてくれる) 現代(2010年)→1910年→1970年→1990年→現代 というオムニバス的な構成で、前後を現代が包む。 3人はそれぞれの時代で、それぞれの祖先の役を演じ、現代から俯瞰してみている、、、 みたいな話。 私としては、上質な演劇作品を期待して見にいったのであるが、公演の狙いとしては、演劇作品としてのクオリティを高めようという方向性ではなかった。 そこを指向していない芝居に、作品のクオリティが低いなどと批判してもあまり意味がないのだけども、それくらいしか書けることはないので、記録の意味でも書き留める。 出演者が、史実紹介を始めたり、狂言回しが出演者と会話したりなど、リアリティや一貫した世界観みたいなものはなかった。また、演出があんまり洗練されてないと言うか、ちゃちいかんじの演出が多用されていて、現代演劇を見慣れている人にはちょっときついかなと思う。 役者は、みんなかなりいい役者ばかりだと思う。 上質な脚本で、ちゃんとした役をやったら、かなり魅力的な人たちだろうと思う。 (ベッキーをさらに美人にしたような人が出ていて、あんまり認めたくないけど、あそこまでいくと、作品の特徴の一つだね、、、) イデオロギーとしては、一般的なフェミニズムの主張。それは、かなり先鋭化していて、あれは普通の一般女性だとなかなか共感できないんじゃないだろうかと思う。 (ちなみにジェンダーギャップの順位に触れるなら、男女幸福格差の話にも触れないと不公平だと思う。その辺の客観性はなかったと思う。確信的で明確な立場があって、そこからの発信だから、多様な意見があることを知っていると、俯瞰的に見てしまうかんじになると思う。) しかし、ここまで強烈な思想を持っている人がいて、その信じる活動を続けてきた結果、世の中の良くないところが治ってきた面もあるだろう(逆もあると思うけど)。 この辺は、ほんとうに難しいところだ。 芝居の始まりのは、コロナ環境でアジア人がフランス人にどう見られているのか、みたいなところから始まって、興味深く見た。上述した構成も面白いと思う。ただ、エピソードとエピソードの間を狂言回しの人の時代解説みたいな解説でつないじゃうので、演劇としてのクオリティは落ちてしまう。純演劇で、ちゃんとつくることができれば、かなりすごい作品になるんじゃないかなと思う。 気づいたら客席は女性ばかりで40名位か? 針のむしろに座っているようであった(笑)。 二酸化炭素濃度計は、公演終了時に700ppmくらい。こういう劇場として作られたところは、換気がいいのだろう。満席ったらどうなるかはわかないが #
by sailitium
| 2023-03-03 12:21
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2023年 03月 02日
ATLIERシーソー × Space_ 演劇公演『Soup』見てきた。前売2,000円。尺50分。 会場が特徴的。ハコマチだから2階に登った狭い教室みたいなところかなと思ってたら、違う入り口から入る。一階の和室だった。 舞台写真がでてないようなので、テキストでの説明に挑戦する。 隣接する4室の和室が観劇空間。 舞台は8畳の1室、そのとなりの3室の和室が客席。キャパ20席くらいか。 客席から舞台を見ると、舞台には大きなテーブルがあり、テーブルの上には砂の入った大小のビーカーや試験管みたいなものがある。10以上。 テーブルの奥には縁側があり、その向こうには庭がみえる。庭にはいいかんじで木などがあり、外光が入ってくる。和室の鴨居なども含め、アーティスティックな空間になっている。 役者への照明はおおむね逆光。 (これ、舞台写真が1枚あれば、短く、正確に伝わるんだけどなぁ、、、) セットだけでなく、作品全体としてもたいへんアーティスティックな方向性。 ゆったりと間をとって、つぶやくようなセリフでの会話。会話といっても哲学的な内容のセリフが多く、噛み合っているような噛み合ってないかのような。独特の浮遊感が客席をつつんでいくような感じ。 ストーリー的にどういう話だったかというと ・おそらく、いっしょに暮らしている大学生3人(男2女1)がいる ・ほのかな生活感や、関係性の描写(ビビッドな描写はない) ・最後に主役の男の人が死んじゃって、女の人がそれを弔う ってことなんだろうと思う。 けど、同じ舞台を見た人がいたら「えっ、そんな話だったっけ?」って言われるかもしれない。 それくらい実際におこっているは脚本上ぼかされていた。 基本的には、受け取れるか受け取れないか芝居だったと思う。この作品には、一定の手がかりがあって、幸いに私は受け取ることができた。 時が積み重なるっていうのと、スープやワインが砂で表現されていること、更地といってもいろいろ埋まってること、そのへんの要素が私にはこの作品へのとっかかりになってくれた。 始まって30分くらいたつと、残りの20分はこれまでの会話の繰り返しであったり、そこからそれて別の会話になったりする展開(う=ん、うまく説明できてないな、、、) セリフが詩的で、練られて出てきたものばかりである感じがする。 手癖で書いたセリフが一つもないとないとまでは言わないけど、なんというかそんなかんじ。 会場は、真上を飛行機がよく飛ぶ。静謐な舞台空間にその環境音も彩りを添えるようなかんじだった。 (5,6回通った。2,3回くらいがベストだとは思った) 最後は、女が砂をテーブルにかけ、その砂がテーブルから小さな滝のように、床(畳)への流れおちていくという美しく印象的な画作りで終演。 ストーリーとかではなく、作家の世界観を美しいセットとともに提示してくる作品だった。 舞台が終わった後に、制作の人が出てきて挨拶。制作の○○です。と名乗った記憶がある。ちゃんと制作の人がいる公演って、やっぱりしまるよね。いいものみたなぁという観劇後感 和室の会場は、適当に隙間風とかあったりするのだろうか、二酸化炭素濃度系で開演前と終演後の数字を見たけど、ともに800ppmとかで問題のない数字だった。 #
by sailitium
| 2023-03-02 12:24
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2023年 03月 01日
初、独楽劇場。入口入って脇にある階段登って2階にある。キャパ30席位。 劇場10周年。初のプロデュースってことで、こういう意欲的な企画をやるというのはスゴイことだ。 企画的にも、九州戯曲賞の受賞者の書き下ろしで、積極的な活動で知られる長崎の劇団「ヒロシ軍」の方が演出、他県からの出演もあり。これも凄いことだと思う。 (地方の小劇場系演劇シーンの中での話ではあるが) こういうプロデュース公演をやる劇場がもっと増えていって、毎年じゃなくても、10年に1回でもやる劇場が10個あったら、毎年どこかでこういう公演があっているということになって実に素晴らしいことだ。 今回の公演のうち、作品なところでいうと、伸びしろはあるのかなと個人的には思うんだけども、それ以上に、こういう企画をやったということが素晴らしい。それは作品成果よりも、評価されるべきことだろうと思う。 とはいえ、作品の感想は書きます。 長文で、批評的な内容になっていて、それで、つまんなかったと思われたくないのと、作品のクオリティ的なものの重要度は低いと思うので、その辺をご了承の上、ご覧ください。 続き #
by sailitium
| 2023-03-01 12:08
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2023年 02月 20日
闘牛があることは現地で偶然知った。まちなかをプラプラ歩いていたら、居酒屋に手書きの張り紙があった 「八重島闘牛場 ○月○日 前売券 当店で販売中」 文字だけの張り紙。 ※ ちなみに、ネットで闘牛開催のことを調べたけど、ネットでは見つけることができなかった。ほんとうに奇遇だ。 開場は12時位 試合開始は13時過ぎ。 12時30分位から、地元のアーティストの音楽演奏。 前売2,000円 当日2,500円と、小劇場のチケット代みたいだ。 高校生以下は無料。興味深い。 当日は、お客さん300人くらい来てたかな。 小学生くらいの子供が多く来ていた。 飲み物とかビールとか軽食の販売あり。 会場から、一番近いコンビニまで歩いて10分。 いい席で見ようと思ったら、試合開始の15分前くらいに会場に着けばいいかな。トイレはあります。 飛行機の時間があって、最後まで見られなかったが、それでもけっこう迫力があった。 全10試合くらいあって、相撲と同じであとに行くほうが、実力派が出てくるっぽい。 前半は一試合5分位。 多分、全体では2時間位なんだと思う(最後まで見てないからわからないけど)。 闘牛を楽しむための基礎知識みたいなのは、ここのPDFがよくデキている。 しかし、これは公営ギャンブルにしたほうがいいよね。 ソッチのほうが、闘牛文化がいつまでも保たれる。イベントとしてのクオリティも上がるし、観光としての価値も高まる。 あと、石垣島はこういうイベントの情報がホント拾えないんだよね。 なんか、観光局みたいなところがTwitterで小さなものから大きなものまでイベントをツイートしてくれたらいいのにね 飛行機の時間もあって、最後までは見られず途中で退場。そしたら、出場の順番待ちしている、牛が、こうやって歩道のところに繋がれているんだよね。それで、けっこうマジな感じでる「ブルモモモ〜!!」とか言うんですよ。その隣を歩いていったけど、けっこう怖かったわ。黒王号を前にしたときの恐怖って、方向性としてはこんなかんじなんだろうと思う。
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by sailitium
| 2023-02-20 12:41
| さくてきな視点で(非演劇)
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