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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2024年 03月 27日
古川智恵子プロデュース公演『卒業、果て剥がれて』見た。60分。会場は、福岡女学院大学のハウイ館。 久しぶりに行った。 ここで照明を手伝ったり、稽古に立ち会ったり、芝居を見に来たりとなつかしい思い出。 しかし、交通の便は良くない。 余裕を見て、出発したのだが、大橋から先で渋滞に巻き込まれて、危うく遅れるところだった。 大学生くらいの女性2人の二人芝居。 会話はあまり無くて、状況や心情を説明するモノローグが、会話のようにかわされていくという展開。 どうやらコロナ禍を過ごした大学生という設定のようだ。 セリフはカジュアルな単語も多用されるのだが(「魔法少女」とか、そういったたぐいの)、演技の方向性としては、鈴木メソッドというかアングラ的な演技というか。 移動は、重心を落としたすり足での移動。発語は、腹のそこからゆっくりとにじりだすような発声。 装置、照明、音響の外、映像も使用。 映像はなんていうか、音響でいうと環境音楽的な、映像の使用。 中でも、衣装は、力を入れたんだろうなという感じで、効いていたと思う。 福岡のM.M.S.T.にかなり近い方向性。 どういう作品なのか、どういう脚本なのかうまく説明するのが難しい。しかし、個人的には、ある種の見ごたえはあった。 脚本もよくわからないけど、大まかな流れというかストーリーはあり、なにか力のある脚本だった感じもする。 この脚本とこの方向性で、独特の雰囲気があったと思う。 チケット料金1,000円というのは格安で、だからといって盛りが少ないわけでもない。コント的な短編の集合でもない。しっかりと演劇と向き合っている印象。チケット代が2倍くらいして、テクニカルすかすかな公演も多いわけで、コスパみたいな概念を使いたくはないけど、そういう視点でみるとすれば、今年の福岡で、この作品を上回る作品は、少ないだろう。 終了後にはカフェトーク開催。 お茶とお菓子ありと聞こえた。これがワインとチーズなら行っていたのだが(笑)。 (焼き鳥とビールでもいいが、芝居の雰囲気に合わないな。もちろんちゃんと払いますよ) 帰りは、ちょうどいいタイミングで、バスが来てくれた。 1時間に1,2本くらいの間隔のバスが。 #
by sailitium
| 2024-03-27 12:48
| 観劇して|感想・批評
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2024年 03月 21日
今回のクールは、テレビドラマ5本コンプリートした。
医療ドラマが3本あるので、こんがらがるかと思ったが、それは大丈夫だった。漫画だと、似たような設定の漫画を読んでいると、記憶が錯綜したりするのだが、テレビドラマは大丈夫なようだ。 今回の中では、新空港占拠が特に良かったね。 その前作となる、大病院占拠がかなり面白くて、そのシーズン2みたいなのが始まるって聞いて、私の心はざわついたもんね。 (シーズン3もあるみたいでうれしい、、、) しかし、5本とも全部良かったけどね。無料でこのような娯楽を提供してくれて、ありがたいとしか言いようがないね。 新空港占拠のシーズン2は、いろいろなことがシーズン1よりパワーアップしていて、すごかった。自分の目に入るものとしては、やっぱ脚本がすごい。あそこまで複雑にしといて、初見で、そりゃねーわってのもほぼなくて。 ただ、これ以上複雑になるのは、ちょっときついかな。シーズン3は、シーズン1とシーズン2の間くらいの複雑さがちょうどいいかな。 医療系3本でいうと、となりのナースエイドが、一番面白かったかな。 ちょいちょい入るギャグもいいよね。 院内交番は、長濱ねるが良かった。何がいいって言うわけじゃないけど、そんな派手な役というより、狂言回しに近い役どころではあるけど、ふっくらしたかんじとか丁寧な演技とかが良かった。 あと、市村正親が、定年後の再雇用みたいなポジションで出いて、このひと首相とか社長とかもやるのかよと思っていたら、かなりおいしい役でしたね。 この2本は、若手のエリート外科医っていう、お約束な役どころがあるんだけど、どっちのドラマも、その役者の演技は良かったね。 グレイトギフトもおもしろかったけど、あと一歩だったなぁ、、、 佐々木蔵之介がでるドラマにはずれはないという仮説を持っていて、見てみたけども。 (他にも10人くらい、そういう役者が個人的にはいます) 全体的に派手さがないというか、 波瑠は、ドラマの主役をはるクラスの人だけど、今回くらいの役どころが生きる感じがする。 最後の真犯人の演技が厳しい。っていうか、脚本に無理がある要素が強くて、あれを成立させる演技は至難のレベルだと思う。 主要な役者の演技が少し噛み合ってない感じもあったかなぁ。 ありすのお勝手は、まだ最後まで見てないけど、恋愛ドラマはあまり見ないんだけど、門脇麦が出ているドラマにはずれはないという仮説を持っていて、挑戦してみた。 ちょっとデフォルメされたASDの演技だと思うけど、門脇麦の演技を中心に楽しんでいる。前田敦子もいいよね。 こんなふうに、テレビドラマを楽しめるのは、TVerのおかげだ。 おかげで、あまり家で映画を観なくなった。 けど、しばらくは、テレビドラマの放送が減る時期だから、映画もちょこちょこみたいな。 昨日は、録画していた「エベレスト」を見た。おもしろかった。 #
by sailitium
| 2024-03-21 12:37
| テレビドラマ・映画
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2024年 03月 08日
紙幣に載る人が変わるらしい。 紙幣になる人が誰であっても、日本人にとっては大きな影響はない。その人の出身地にその人の記念館ができたり、観光面で少しはプラスがあったりするだろう。 でも、日本全体で考えると、それがどこであっても、日本国内のことだから影響はないと言える。 見方を変えて、外国から日本に来た人のことを考えて、日本にとってもっともメリットになるような人にするといいんじゃないか。 紙幣ってのはその国の顔だし、観光客へのPRにもなる。ちなみに10,000円札、1,000円札はそれぞれ10億枚以上あるらしい。 外国人からみて、紙幣の肖像になっている人は 「この国は、この人推しなんだなぁ。旅行中、この人の悪口とかは控えよう」 とか、思ってくる人も多いだろう。 それで、新しい3人は知名度が低すぎて、箸にも棒にもかからないから、まったく駄目だ。なんの印象も残さないだろう。 やっぱ外国人にとっても、どっかで見たな的な人がいいと思う。 でも、これにあたる日本の人って、なると、伊藤博文、夏目漱石、野口英世を超える人はパッとは思い浮かばないなぁ。 (外国だと、毛沢東、ホーチミン、タイ国王、ワシントンとか) 1種類くらいは、外国の人が知らない人でも、日本にとって非常に重要な肖像があっていいと思う。 天照大神とか、ヤマトタケルとか。いわゆる聖徳太子枠だ。 昔だと、聖徳太子、伊藤博文、岩倉具視とか、この国を発展させた歴史的大偉人の肖像が使われていて、日本に誇りを持つように誘導する洗脳の側面があったね。ただ、この洗脳は、そうすることによって国が安定し、結果として、他国に攻められにくくなるから、国民のことを考えても、基本的にはいい洗脳。 洗脳だなぁって気づいちゃったら洗脳でも何でもなくなるけど。 そんなことを考えていたら、Twitterでケンシロウがいいんじゃないか、的なツイートを見て、これはまさに目からうろこだった。 ドラえもんとかもいいかもしれないが、お札の肖像は、髪とかひげとか皺とかあったほうがいいらしいので、ケンシロウはいいかもしれない。 外国の人が、その紙幣を見たらかなりびっくりするだろうね。 #
by sailitium
| 2024-03-08 12:38
| さくてきな視点で(非演劇)
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2024年 03月 01日
MacOSのEvernote、以前のバージョンが強制的に使えなくなったかと思ったら、アップデート後にはブラウザベースのアプリみたいになっている。 エバーノートの素晴らしい特徴の一つだった、下位互換性が失われてしまった。慣れ親しんだ使いやすいバージョンを使い続けることができず、使いにくいバージョンを使わなければならない。 勝手にアップデートされたエバーノートでは、新しくノートを作って入力できるようになるまでに3秒くらい待たないといけない(パソコンが古いというのもあるのだが)。 これは、きつい、、、、 動作の雰囲気をみると、どうもデータをパソコン上ではなく、クラウド上に持っているようだ。 そのせいか、ネットにつながってないときに、検索してもノートが見つからなくなった。検索しても見つからないどころか、オフラインだと見られないノートもある。 これまで、2度、脱エバーノートを試みて、2度ともうまくいっていない。しかし、3度目のチャレンジをする。 以降先は、UpNoteだ。 以前UpNoteへ移行しようとして挫折したことがある。 これまで、Onenote joplin Notion を試用したことがあるが、私の使用環境だと、UpNoteが一番近い。試用した感想はコチラ (ワークチャット、カレンダー、アラートとかはもともとどうでも良かった。) エバーノートの使用端末数制限のときも移行を検討したが、今回アプリ本体が使いにくくなったので、また挑戦することにした。 前回のチャレンジでは使いにくいところがあれば、Evernoteに戻ってくればいいやってテンションだったが、今回は、多少のことは、人間が慣れることによってアプリに合わせるという方針だ。これまでとは紀雄が違っている。徐々にUpNoteを使う機会を増やしていく戦術だ。 使っているうちに、前回挫折の要因となったノートブック問題については、回避方法を発見した。こちらに記載 すべてのノートからだと、「ノートをフィルタする」ってのが出てくる、そこから「未分類のノート」を選ぶことで、ノートブックに入っていないノートを見つけることができる。 複数のノートブックに登録しちゃう問題は、力技で解決するしか無い。ノートブックに入っているノートの合計数と、すべてのノートを比較して、数字が一致しなかったら二重登録になっている。 二重登録を避けたいとしたら、総当たり的に心当たりのノートをひとつひとつ開いてみるしかなさそうだ。 まぁ、しかし、二重登録については、妥協できそうだ。 余白が広すぎて、スクリーンサイズあたりの情報量が少ないのは、作業効率低下に繋がりそうだが、これも多分、我慢できる。 で、そのうち慣れる。 (ってか、近年のアプリって、行間が広かったり、余白が多かったりして、愚民化政策じゃないけど、少し誘導されている感じがする) 一番のネックは、サービスの継続性だ。 10年20年と安定して使い続けられるのか。それができない場合に移行先が用意されるのか。 もう、ここは賭けるしか無い。 #
by sailitium
| 2024-03-01 12:38
| Mac、PC、スマホとか
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2024年 02月 29日
劇団テンクウ「深淵」。95分。3,830円(手数料含む)みた。 これは、ちょっとすごいものを見たかも。 テレビドラマとか映画とかでしか再現できない表現を演劇でやっていて、これはすごいなと思った。 これは、あくまでいい意味で言うのだが、ストーリーとしては、火曜サスペンス劇場みたいなストーリー。 演劇は、そういうストーリーやドラマの表現を苦手とする。しかし、いろいろなアイディア、脚本、テクニカル、役者のクオリティの高い仕事の組合わせでその世界観を形作り、維持し、観客をその世界観に連れていき、ドラマを味あわせた。 その仕事の組み合わせは、繊細なバランスでのみ成立する。その計算には、かなり高度な演劇的教養を必要とするし、それを具現化するには熟練のスキルを必要とする。 それをやってのけていた。すごいなと思った。 (きっかけ、レベル、フェードのあたりで、小さく違和感を持つところは少なからずあったけども) 一例を上げると、せせらぎの映像を流し、そこが田舎の山奥みたいなことを表現するのだけど、普通、映像とリアルの演劇というのは非常に相性が悪い。しかし、今回の作品では、ドレープ(舞台の上から吊り下がったちょっと透明な布)を活用して、そこに映像を出すという手法をとっていた。 舞台写真みるのが早いと思います。 https://www.instagram.com/p/C32bvutvMjg/ もし、これを普通のスクリーンに映してしまうと、映像がくっきりして映像の切れ目がはっきりして、相当な違和感になってしまう。なのだが、ドレープに当てるという手法で、必要なリアリティも得られ、そこに存在している役者や装置などとの違和感も生じないという効果を生んでいた。 でも、これもほんとドレープの素材や吊り方とか、映像の明るさとか、映像の素材とかが、絶妙なバランスで成立していたからこそだと思う。 (現に、人物を出す映像は、四角く切り取られていたので、違和感だった) その映像効果があることによって、主人公の女性が、実際に山奥に行って本当の父親に会うというシーンがリアリティを持って成立していた。 装置のバランスも素晴らしかった。 下手ツラにはテレビ局の打ち合わせスペース、舞台のど真ん中あたりから上手奥にかけてが、家族の茶の間という設定なのだけど、これも距離感のセンスが非常に良いというか、演劇的教養の高い配置だと思った。 近すぎると、茶の間のエリアとテレビ局がお隣さんみたいに見えてしまう。実際には10km以上離れたところに存在しているはずであり、違和感無くそのように見えなければならない。 また床面に、配置された白い石か骨のようなものも秀逸だった。基本的にはテレビ局や茶の間のエリア分けの視覚化なんだけども、いろんな流れがある小川のようにも見えたし、三途の川のようにも見えた。 視覚的にもアクセントになっていたし、機能性もあり意味的な重要性もあり、九州で装置賞があるなら、受賞確実みたいな仕事だったと思う。 役者の演技もよかった。いろんなところで活躍している役者さんが多かったように思うけども、演技の方向性もおおむね収束していたし、主人公の方の演技が、その中心にはっきりと存在していた。 小道具も、本物と思えるテレビカメラとか、農作業具とかでるわけだけど、普通の演劇でこういうのが出ると逆に違和感なんだけど、リアリティの高い世界観(映画やテレビドラマ的なリアリティの空間)を作れているので、違和感がないというか、本物じゃないと、逆にだめなところになっていた (普通の演劇だと、テレビカメラのモックアップみたいなものでも良いわけだが、映画・テレビドラマで、モックアップを使うと違和感がある。みたいな。) 照明も、多くの要素を阻害しないプランにするのは、かなりの苦労があったのではないかと想像する。 ストーリーとしては、かなり悲惨な話だ。 ・小学生以前の記憶のない主人公(女性) ↓ ・主人公の親は離婚して、主人公は母親と暮らしている ↓ ・正確には、母親、継父、継父の娘の4人ぐらし ↓ ・母親は、主人公の継父と不倫をして、離婚。その後不倫相手と結婚。 ↓ ・主人公の母親は、主人公の本当の父親は死んだと嘘をついていた ↓ ・テレビ番組の人探しコーナーに出演し、本当の父親を見つける主人公 的な流れなのだが、この先がすごい。 ・実は主人公は、子供の頃に、継父の娘を殺害していた(母親の不倫相手の家族を憎んで) ↓ ・それをかばって、自分が殺したと身代わりになろうとする主人公の父親 ↓ ・継父はずっと探していた娘殺しの犯人を見つけて、主人公の父親を刺す っていうストーリーだ。 で、ふつうこういう感じのストーリーを、演劇でやるのは無理なんだよね。やっても演劇的には成立しない。違和感まつりだったり、みてるほうが恥ずかしくなる三文芝居とかになってしまう。 なので、演劇ではふんわりさせたり、演劇的なデフォルメがなんらか入ってくるものだが、そういうデフォルメの入った表現じゃなくて、ほんとうにリアルな表現をやって、成立させている。 何度も言うけど、これは、実にすごいことだよ。 また、ストーリーも、最後は主人公が殺っていたというところに概ねスムースに展開していき、その進行にも計算されたドラマ性があり、惹きつけられた。 (まったく無理がなかったとまでは言わないが) そんなこんなで、上に書いたようなことを達成した作品ってのを、私は見たことがないので、すごいものをみたって印象だ。 一応、演劇見るときは常に批評的に見ていて、いわゆる素直ないいお客さんではない私だが。 以下、気になったところを書きます。 #
by sailitium
| 2024-02-29 12:40
| 観劇して|感想・批評
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