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福岡・九州地域演劇祭
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2009年 02月 24日
先日書いた音の話と関連するが、こういうところで芝居に入れなくなる。という話。
芝居の小道具で、かばんが使われていたり、部屋の荷物として段ボールがおかれていたりする。 ここまではぜんぜんオッケー。 でも、たとえば、サラリーマンが会社に行く時に持っているかばんという設定なのに、中に何にも入っていないようなぺらぺらな感じだったりとか、重さが感じられなかったりすると、自分は一気に芝居に入れなくなったりしてしまう。 これは、自分だけなのかも知れないが、このかばんにちょっとの手間をかけて、それっぽいものを入れておくことで、損することはないと思う。手間やコストもほとんどかからないだろう。100人中の何人かはそこで引っかかると思う。 あとは、引っ越し中とかで段ボールがでるとする。これが本当は中に何かが入っているべき設定なのに、役者が軽々ともっていたりすると、それも一気に芝居に入れなくなったりしてしまう。 これは、自分だけなのかも知れないが、この段ボールににちょっとの手間をかけて、以下省略。 このへんことは一例であって、100人中の何人かはそこで引っかかるというポイントはいろいろある。小道具に限らず、衣装でもなんでも大いにあり得る。 これをいかにつぶせるかが演出の仕事の一つであって、そういう部分がたくさん残っているようでは、やはりよくない。 芝居を圧倒的なパワーやスピードですすめ、そういうことに気付くスキをあたえないという手法もあるだろう。これはこれで素晴らしい演出だと思う。 あとは、足音。 以前高名な演出家が(うろ覚えだけど野田秀樹)とある女優を絶賛して、その女優は舞台を移動する時に足音を立てない。ということをとりあげて評価していた(うろ覚えだけど樹木希林)。 なぜ、足音を立てないことがいいことなのか、そこではかかれてなかったような気がするが、自分は以下のように解釈している。 足音は、どうしても舞台面の素材に対しての音になってしまう。まぁ普通は平台の上のリノとかパンチとか。でも、たとえばそこが舞台設定上は砂漠であるとしよう。そこで、平台+リノと靴によって鳴る音がなれば、お客さんが100人いるとして15人位には違和感を感じさせてしまう。 逆に、会社事務所の設定で、普通はハイヒールとかのカツカツした音が鳴るべき所で、まったく足音がしないとしよう。 これは逆に違和感を感じる人はいないだろう。 現になった音にたいしては、人間は注意がいくが、ないものにはなかなか注意がいかない。 こうやって芝居の嘘が成立する。足音を鳴らさないというのは、そのへんがわかっている役者である。 みたいなことだったと思う。 あとは、客席空間がうまく作れていないのも、自分にとってはよくない。 たとえば、広い客席空間をうまくつぶせてなくて、どうもスカスカ感をカンジさせてしまうとか。 こういうのが、なんか一覧表とかになっていれば便利なのだろうが、そういうものはないので、誰かが感性をとぎすまして、そういうものをつぶしていかなければならない。
by sailitium
| 2009-02-24 12:34
| 作劇のこと・テクニカルのこと
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