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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2008年 12月 31日
FPAPの研修で、釜山に。
釜山は、福岡から直線距離で、210kmくらい。 高速船ビートルで約3時間 福岡からだと鹿児島のちょっと手前。福岡ー広島と同じくらい。 釜山は人口が370万を超えて、韓国第2の都市 日本で言えば、大阪くらいにあたるのかな。 ミュージカル「愛に関する5つのデッサン」を観劇するためカマゴル小劇場に。 http://www.pusannavi.com/play/play.php?id=1035 チケット料金は25000ウォン。日本円で1800円くらい。客席は満席。 劇場は建物の4階くらいにある。 ファッション街のならびにいきなりある。 1階から階段で4階?にあがるが、入り口はちょっとわかりにくいかも。 4階に上がると、待合室みたいなのがある、20名くらい座れるようなカンジ。アゴラの1階のスペースをもっとサロン風にしたような感じ。カウンターや調理場もあり、ちょっとした喫茶店だったのかも知れない。 そこで、しばらくまっていると、受付の人が出てきて、入場のアナウンス。3分くらい話している。全然何を言っているかわからない。 今回同じく研修に来ているN塚さんが、韓国語がわかるので、なにをいっているのか聞くと、携帯電話の諸注意とかとのこと。 客席に入る。 客席数120席くらいか。 ハード的な雰囲気的には広島の山小屋シアターに近いかんじか。 折り込みちらしなし・アンケートなし。 客席の雰囲気も日本の小劇場と変わらない。アンダーグランドな雰囲気がある。客層も特に違和感はない。年齢層がやや幅広いだろうか。 日曜の夜公演だけど、満席。 日本では日曜の夜公演は入りにくいみたいだけど、こっちはどうなんだろう。 前の座席にカップルがいて、一眼レフのごっついカンジのカメラで、座席に座ったまま、自分撮りをしていた。すごい光景である。 公演時間2時間30分。 最初にジャージ姿の男の人が出て、前説。 10分くらいはなしていただろうか? 当然何を言っているのか、まったくわからない。一単語としてわからない。しかし観客席はかなりウケがいい。 観劇するのが不安になる。 芝居は5話のオムニバス。 装置は共通。ホテルの部屋。 5話の話は、すべてこのホテルの部屋で起こったこと。的な位置づけなんだろう。 5つのストーリーは以下の通り 1 友人の結婚式の2次会をホテルで行うが、だれもこず、二人になった男女が、ケンカしながら、最後に何とかなっちゃう 2 故郷で事故を起こし、ホテルに泊まっている夫の所にやってくる。妻。 3 大学の先輩をパワープレイで落とそうとする、元気な女の子 4 亡くなった妻の誕生日を祝う夫。そこに亡くなった妻が現れる 5 カナダに移民しようとするおばあさん(妹)とそれを引き止めようとする兄 ポスターを見る限り、ちょっと期待できないなぁ・・・とおもっていたが、実に素晴らしい芝居だった。 基本的には全部二人芝居。なかに歌や踊りが差し込まれる。歌や踊りの所では、役者が全6名くらいになる。 役者さんは全員マイク装備。テレホンオペレーターが顔に付けているようなヤツ。 芝居は新しいところは特にないし、ド派手なエンターテイメントというワケではない。 脚本と演技を中心につくっていっている。役者はメチャクチャうまい。演技もうまいし、魅力もある。体も良く動くし、歌も歌う。 芝居の完成度もかなり高い。 1,2,3は完全に笑いを取りに行く芝居。 笑いを取りに行く芝居では、客席もどっかんどっかんいってる。 言葉が全然わからないので何が面白いのかよくわからないが脚本が面白いのだろう。役者が一発芸的なことをして受けるというワケでなく、あくまで台詞の内容に受けているようだ。 いくら面白いにしてもそれは受けすぎだろう。という位に受けている。見たことないが、吉本新喜劇か、アメリカのコメディドラマくらいに。 いくら面白いとしても、普通の観客ー客席の関係性で、そこまでのウケはないんじゃないかと思う。 推測だけど、役者さんはみんなテレビとかにしょっちゅうでていて、観客もかなり親しみを持っているとか、なんらかの背景があるんじゃないかと思う。 一ヶ月くらいのロングラン公演で、笑い中心だと、新鮮さがなくなって演技がだれたりとか、受けることに役者が悪ふざけしたりして、レベルが落ちたりするが、そういうことは一切ない。 4.5は、逆に泣かせの芝居。 もちろんストーリーはベタベタな感じのようだ。 客席の雰囲気はよくわからなかったが、これも狙い通りの観客の反応を取れていたのではないか。 -- ストーリーは基本的にはベタベタだったと思う。照明や選曲もベタベタなかんじ。マイクはうたうところだけに使う。マイクで声を拾って流すのはちょっと技術がいるのだけど、それはクリアしているのに、携帯呼び出しのSEとかは普通につり込みのスピーカーから流していたのがアンバランスな感じであった。 劇場や劇団の経営や運営は、福岡で言えば、あんみつ姫に近いのかも。飲食要素がないのと、芝居の内容は違うけども。 この芝居の初演は1996年で、650回以上公演され、総動員は6万人を超えているとのこと。脚本と演出がオリジナルなのかどうかはよくわからない。多分そうかなぁと思わなくもないけど。 この劇場の関係者や役者がこれで喰えているのかどうかが気になる。 脚本・演出・役者のクオリティで言えば、間違いなくプロのレベル。370万の人口の都市で、150席の劇場を劇団が持ち小屋にしてレパートリーシステムができているところは、一体どういうシステムというか数字でなりたっているのか、大変興味がある。 韓国の家賃とか物価とか税制とか、そのへんもからんでくるからよくわからないけど、このチケット料金と客席数で、劇場と公演だけでは、成立しないだろうと思う。 演劇の職能を必要とする仕事が釜山にも結構あって、そのからみで回っていっているのではないかという印象。 それで、役者さんの各種の媒体に出る機会も多くて、上述のような舞台と客席の関係性ができるのではないかというとりあえずの推測。 どうやらこのカンパニーは、釜山のリーディングカンパニーであるらしい。このレベルのカンパニーが3つも4つもある。とか言われると正直なところかなりショックですね。 しかし人口370万ということは、他にもいろいろ小劇場があるはずだし、カンパニーももっと沢山あるでしょう。 そういったところも、見てみたいなぁ。 と、以上のように多分に推測に基づいていろいろ書きましたが、やっぱ、何言っているかわからないと、芝居はキツイですね。英語なら、単語とかで推測しやすいのでしょうが。 どういうストーリーかは事前に予習していたのと、オムニバスなのと、ストーリーがわかりやすいのと、二人芝居。っていうのとミュージカル。というのにかなり助けられましたね。 何言っているのかは、ぜんぜんわかりませんでした。
by sailitium
| 2008-12-31 12:10
| 釜山・韓国のこと
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