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福岡・九州地域演劇祭
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2008年 01月 15日
札幌福岡演劇交流企画「Meets!2007」イナダ組(札幌)の福岡公演で幕を開け、飛ぶ劇場の札幌公演を経て、千年王國(札幌)の福岡公演までが無事終了した。
残す主力の企画は、札幌福岡の劇作家の共作による、脚本製作となっている。 この企画は、札幌のアートNPOコンカリーニョが主となり、FPAPは伴走しているというかんじだ。 ここまで終わってみての所感なんだけど、ほんとうにすばらしい企画になったと感じる。高崎はラッキーで、3団体の公演やワークショップをじかに見させてもらっているが、公演がすばらしいだけではなくて、札幌福岡の演劇人や観客の交流、公演を支えあう姿など、本当に演劇が持つ「コミュニケーション力」を十二分に発揮しているように思う。 関わった人の多くが、単独の公演だけではなくて、一連の企画の流れとしてのMeets!2007を評価してくれてるところが、この企画の評価のひとつになると思う。 このもっとも大きな要素は、これまでの主力企画の3団体の公演が、いずれもクオリティが高い公演をしてくれているところだろう。公演がクオリティが低いものであれば、これはもうどうにもならない。 当たり前のことだけども、やはりおもしろい芝居を作るのが一番難しいことで、まずここははずせない。 そしてこれがさらに重要だが、公演先の地域の演劇人や観客層から評価され、共感を持って支援されているところもたいへん大きな要素である。経済効率が優先してしまうと、どうしても「点」が移動しているというか、商品価値としての側面のみが残ったりするようなことになるが、この企画はそのバランスがいいかんじで取れている。 脚本共作の方だが、千年王國の福岡公演にあわせ、yhsの南参氏が福岡に来て、川口氏とホテルに缶詰になり脚本共作をおこなった。そしてその現場をちらりと拝見した。 脚本共作って実際どんなものなのか、実はよくイメージできていなかったのだけど、現場を見ると、ほんとに「共作」している。 「このシーンのあとすぐそっちにもっていくのはお客さんがついてこれないんじゃない。」「そうですねー」なんて、やりつつ、パソコンに向かって脚本を書いているのだ。 劇作家としては先輩格である南参氏から川口氏への各種のレクチャーもあったようで、2月に入り、まずは札幌でyhsの公演が行われる。 Meets!2007 http://www.concarino.or.jp/meets2007/
by sailitium
| 2008-01-15 12:33
| Meets! 2007(札幌福岡)
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