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福岡・九州地域演劇祭
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2007年 10月 20日
今からバスに乗って、北九州に青年団の公演をみにいきます。
文化庁から「アートマネジメント人材の育成と活用に関する調査について(依頼)」という照会文書が届いた。おそらく全国各地の公共施設などにとどいているだろう。 調査があったというだけで勝手な期待を持つわけにはいかないが、アートマネージャーの育成という課題で、一歩前進してくれていることは大変うれしいことだ。 最後の、自由意見欄があることを幸いに、この中で、馬鹿の一つ覚えのように地域格差について持論をぶつ。 ----- 14.その他、ご意見等あれば自由に記述してください。 私どものNPOでは、小劇場と音楽演劇練習場の指定管理者をしておりますが、常勤職員4名、非常勤職員7名、無給の事務局長1名で管理運営しており、一部の設問で適切な回答が出来なかったかもしれません。 民間劇場やアートNPOなど、芸術文化の支援拠点に多様性があるのは首都圏や関西圏に限られています。地方に行くほど支援拠点の数は減り、最終的にはアートマネジメント人材と呼べる人材もいないような地域がほとんどでしょう。 アートマネジメント人材にとって、もっとも重要で専門性が高い資質は芸術表現やアーティストに対する理解見識であり、これは4、5年では育成できないものです。地域の舞台芸術の状況を知り、適切な施策を打てるような人材を育成するためには10年はかかると考えています。通常の企業にあるマーケティング、広報、営業、渉外、資金調達という業務のスキルはアートマネジメント人材にも必要なスキルですが、この理解見識の上にない限りは、アートマネジメント人材というよりは事務員に過ぎません。 行政の文化振興担当部署では、定期異動の制度があるため、専門職としてのアートマネジメント人材を育成することは難しいでしょう。 地方ではアートマネジメント人材に乏しいため、文化行政で投入した資源があまり有効に効果を生んでいないように思います。投入した資源が効率的な成果につながるように、優秀なアートマネジメント人材を育て、継続して活動できる場をつくることこそが、現時点での最優先課題だと考えます。 アートマネジメント人材を育てていくためには、1 プロパーのいる文化芸術財団をもつ 2 民間から育てる。の2通り考えられます。2については文化行政担当部署が大まかな方針(その地域の文化芸術の課題を解決するような)を示して、芸術文化の企画提案をその地域のNPO等から募り、コンペの上で団体を決定し実施を委託するというスタイルが最適だと思います。企画立案の段階で提案能力は向上しますし、企画の修正や実施など行政が適切に関与することで、企画の公共性や企画実施のノウハウも吸収することが出来ます。 アートマネジメント人材の人件費の積算体系がないため、行政がアート系の企画や施設の管理運営を委託するにあたり、嘱託員程度の人件費しか計上されてない例があるようです。 施設や企画の規模、館長級・プロデューサー級・マネージャー級・担当者級といった職責に応じて、適切な年収になるような人件費単価の設定が必要だろうと思います。 こうやってキャリアのステップアップをある程度明確に見えるような形にしておくことは人材を確保するために欠かせないことだろうとおもいます。 一朝一夕にはむずかしいでしょうが、政府機関がある程度の数字を示せば、自治体の文化行政担当部署も財政担当部署に対して、予算の根拠が示しやすいかとおもいます。 文化審議会文化政策部会の議論も、大変興味を持ってみております。 <第2期>「地域文化の振興と発信について」では、地域に特化した議論がされてあったかとおもいますが、芸術文化の振興はすべての内容において地域からの視点があっても良いかも知れません。たとえば第5期の検討内容 (1)アートマネジメント及び舞台技術に関する人材養成及び活用について (2)芸能実演家(音楽、舞踊、演劇等の分野における実演家)及びメディア芸術に関する人材養成について についても、地域ではどうなのかという視点での議論がさらに活発化することを願っております。今回の調査がみなさまの地域状況把握への適切な資料となることを切望しております。
by sailitium
| 2007-10-20 09:24
| 芸術文化環境、一極集中、道州制
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Comments(2)
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