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福岡・九州地域演劇祭
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2007年 08月 31日
搬送中の死産の件で、救急と病院のやり取りでの責任の押し付け合いが始まっている。病院は断ったつもりはないといっているが、どっかに運び込みたくてしょうがない救急車が、他の病院を探さざるを得なくなる。っていうのは、これは断っているんだよ。
いわゆる官僚的な言い方で、他のニュアンスも含めたような言い方でごまかしているだけで、「病院がほぼ断った」っていうのが今のところの判断。70% でもこれは、マスコミの取材力が働いて、病院と消防が押し付け合いをする。という展開にまですすんだ。 その病院が本当に満室だったのかとか、医師が本当に分娩処置中だったのか?とかは、現実的にはマスコミが介入しないとわからない。消防と病院の関係だけでは、病院が嘘をついていたことが見え見えだったとしても、そこまでは追求しないものだ。 日頃は、適当な嘘とか嘘までいかないまでも、誠意を持って事実を回答しない<うにゃうにゃ回答>ですんでいたところが、取材力のあるマスコミのおかげで<病院と消防が押し付け合いをする>というところまで行った。これは画期的なことだ。 でも、この問題は最終的に病院や消防が悪いわけではない。この問題への注目が続けば<病院と消防の押し付け合い>から次の展開に進だろう。 まだ、考えを深めていないけど、先日のブログで書いたような訴訟リスク、医者がやりがいよりも儲けられるかどうかで分野を選ぶ傾向になったことなどがまずあり、その背後にかねてから想定しているある問題があるのだろうと思う。 訴訟リスクという点で、裁判官の判断にふれ忘れていた。 訴訟を起こすところまではやむを得ないとして、裁判官が保健医療制度の中長期的な展望を含めて、国民全体が幸せになるような判断をすればよいのだ。どうせ過失の程度の判断が主であり、法的な判断の問題は少ないだろう。 大半の医者が「えっそんなことで訴えられて敗訴しちゃうの・・・」的な判例が多ければ、当然訴訟リスクを避けるようになるだろう。 また訴訟以前の問題でマスコミの扱い方にも検討が必要。「訴えられて、いかにも悪人」みたいな報道が流れれば、その名誉回復はほぼ不可能だ。 故意は論外として、ある程度の過失は免責し、不幸な被害者への見舞金を医療保険制度の中に組み込む的なこともあって良いと思う。 まぁ、素人が吠えているだけで、国の責任ある部署ではとっくに検討されて、その上で進んでないのだろうとは思うのだけど、もうとにかく何とかしてほしい。とにかく上記のような公約が出たら、絶対に一票投じるよ。 ただ、ほかにも自分の中で、こういう公約が出れば絶対に一票投じるよ的なものがいろいろあって、これが複数の政党にまたがってしまうともうどうしようもない・・・ 9月1日追記 県の対応お粗末 医師不足解消策次々破綻 奈良死産問題 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200709010045.html 安易な行政批判で、馬鹿じゃなかろかと思う。どうして、新聞の取材能力や新聞社内部に要する有識者をいかして世論を善導する方向の具体的な提言をしないのか。
by sailitium
| 2007-08-31 12:58
| 小ネタ、近況
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