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福岡・九州地域演劇祭
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2018年 06月 19日
粛々と運針みた。 暗そうな話だったので、体調的に、見にいくテンションがあがらなかったのだけど、後押し的なことがあって、見に行った。 見にいけてよかったと思う 作品を、でかく切り取ってみると、、、 人が生まれる時、人がなくなる時、、、、、 そんな時に、現代の日本社会が持つ問題を扱った作品。といってよさそう。 政治的な問題とか社会的な問題とかを扱っている対話劇・議論劇じゃなくて自分に関わっている問題についての対話劇・議論劇。 特徴的なことは、90分の尺をほぼ夫婦間、兄弟間の議論で満たしたということだと思う。 あれは、演劇とかじゃないとなかなか成り立たない。 現実であれをやったら途中でどっちかが怒ってしまって、議論が中断する。 テレビや映画では、あそこまで長くは見せられないと思うし、演劇ならでは見せられるものというかんじ。 ただ、小説ならばいけるかもしれない。 と、中盤まで思っていたけど、あの夫婦と兄弟が演劇的な飛躍によって交錯するところがあるから、やっぱこれは演劇だよなと。 以前知り合いが「結婚して子供を作らないのは、たいていが今の文化的または経済的な生活の水準を落としたくないからだ」っていってて、その枠組にハマっている感じだ。 (その他、病気などがあり子供ができないケースと、なんらかの強いトラウマがあって作らないパターンがあるという整理だった) (子供がいてもいなくても経済的な水準は変わらないように、税制を整理したほうがいいと思う。子供いないと大増税になるけど、世帯収入が300万でも子供ができたら毎月10万もらえるとかの) 役者さんは流石にみんないい。うまい。 それにしても、ああいうディスカッションをよく、考え抜いたもんだなぁと思う。 それも、ひとつひとつの発言に、その人の立場を表すリアリティがある。すごいもんだと思った。 個人的には、あれがリアルなセットでやられていたら、心が揺さぶられただろうと思う。 新しいコギレイで小洒落た一軒家、、、それと築40年の年季の入ったちらかった家と。 演劇のリアリティというのものが、どういうものなのかという話になってくるんだけど、ちょっとうまく整理できない、、、 ただ、リアリティのある装置だと、いろいろ難しい問題もでてくるから、今回の脚本で言うならあれがいちばん高得点を出せるやり方なのです。って言われたら、ですよね〜って言わざるを得ない。 (続くかも) 関連ブログ (時間がたったので、追記) 自分は舞台でやられていることに、あんまりリアリティを感じられなかったんだよね。そうじゃないお客さんもいるから、これはあくまで自分個人の話だけど。 役者さんはみんなうまかった。だけど、劇構造的に、舞台上で具体的な事件があまり発生せず、すべてをセリフで説明していく芝居だった。 (議論しているという事件はある) そうなると、一言一言にすべて身体性を伴って、かつ説得力ある形で飛ばさないといけない。だけど、人間には限界がある。 たとえば、どんなにいい役者でも、ちょっと雑な感じの衣装を着て、素舞台で「私は西郷隆盛です」っていっても、お客さんには、ストンとはオチてこないわけですよ。 「そういう設定ね。じゃあ、そういうこととしてみましょ」って言うことで、見てはくれるけども、その時に、見るギアを一つ落とされる。 しかし、往事の西田敏行が「私は西郷隆盛です」っていえば、すっとはいって来る。 例えがぴったりいってないけど、一人の人間の演技でリアリティを感じさせられる範囲には限界があって、自分個人にとっては、テクニカル的なところの支えがあったほうがよかった。 ただ、リアリティのある装置だと、いろいろ難しい問題もあるから、今回の脚本で言うならあれがいちばん高得点を出せるやり方なのです。って言われたら、ですよね〜って言わざるを得ないけど。
by sailitium
| 2018-06-19 12:41
| 観劇して|感想・批評
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