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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 10月 13日
昔、福岡の高校の演劇部は、有志が集まって毎年合同公演をしていた。一本の長編作品をみんなでつくる合同公演ね。
もう20年くらい前になるかもしれない。 その時は、大濠高校が福岡の高校の演劇コンクールでも、役員を出したり色々と要となっていた。 当時の大濠高校は、男子校だったので、女子にモテたいというか、そういうことをやらないと女子との出会いがなかったからだと思う。そして、それは、たいへん健全な動機だと思う。 それで、毎年、春に卒業生を中心として、いろんな高校の演劇部の人が集まって、一本の作品を作り上げる合同公演をやっていた。 そして、その公演からいろいろな劇団が生まれた。 毎年ひとつの劇団は生まれていたと思う。 地元で進学したり、就職する人たちが高校卒業しても、演劇続けたいねということで、合同公演が核となって、旗揚げしていった。 そして、そういう劇団が、福岡の地域演劇シーンを支えている。
大学の演劇部では、10年くらい前から合同公演が行われている。 毎年ではないし、その合同公演が核と言えるかどうかは不明だけど、それっぽい旗揚げが2年に1回くらいあるように見える。 これが面白いもので、高校も大学も、各演劇部が作った作品を、同時期に上演して、相互に観劇するっていう企画だと、なかなか劇団はできないんだよね。 高校の演劇部が毎年やってるコンクールは、参加校がどんどん増えているが、一緒に一本つくる合同がなくなったら途端に、新しい劇団は出来なくなった。 対バン形式やコンクール形式の上演は、残念ながらやっただけで終わるけど、合同製作の上演は、その後のインパクトが期待しやすい。新しい劇団が出来るというのは、その地域の芸術文化シーンにとっては、とても有意義な事だ。 ちなみに。 別に、必ずしも劇団を作らないといけないみたいなことはない。その時その時の上演の一つ一つは、それ自体が尊いものであることは言うまでもない。 /
by sailitium
| 2017-10-13 12:38
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