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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 10月 10日
池田商会「ホシノキョウダイ」を見た。 前売2300円。 ガスホール久しぶりに行った。10年ぶりくらいに行ったんじゃないだろうか。 その日、福岡は暑かった。 が、ガスホールは寒かった。ちょい震えた。 戦国時代の武将を扱った話。尺2時間15分の大作。 初めて聞く武将名だが、おそらく実話に近いのだろうと思う。 装置もちゃんとつくっているし、鎧を含めた衣装の数々はかなりすごい。 照明も音響もいろいろな仕事をしていて、本格的な時代劇の舞台ということになると思う。 ここまでやれる劇団は、東京や大坂を除けばそんなに多くないだろう。 スゴイことだ。 終演後の拍手は、多くの熱い拍手になっていた。 帰りのバスは、冷房をガンガンにきかせていて更に寒かった。 以上が幹となるメインの感想。 以下が枝葉の個人的な感想。 — 全体的にセリフが聞き取りにくかった。特に感情が強い時のセリフが聞き取りにくい。前半は、この武将が置かれた状況の説明がいろいろあるので、ここで置いて行かれてしまった、、 PAで声ひろってるかもだけど、それが良かったのか悪かったのかはよくわからない。 BGMはちゃんと作っている感じ。大河ドラマのオープニングでかかるような感じの曲がいろいろ。ちゃんとしてた。けど、曲数やかけている時間帯が多かったように思えた。個人的には逆効果だった。もっと絞ってかけたほうがいいんじゃないかと思う。 あと、舞台の装置は、お城の部屋や土間の具象舞台。転換はない。 最後の合戦シーンは、この装置を背景に行われる。ホントは外走り回ってるところだよね、、、みたいな違和感までは無いにしても、すーと入ってくる感じではなかった。 また、装置が具象だと、お客さんに伝えるべき情報の含まれた重要な会議や談話がいつも都合よく、お城の限定された場所で行われるということになってしまう。ここも難しいところだ。 以前見た「サンサカの城」 http://sakuteki.exblog.jp/20103195/ では、これらのことはとくに気にならなかった。ホールのせいもあるかもしれない。 吉塚(地名)に、最後にかえってくるような話だったから、吉塚のガスホールでやるのは与件になると思う。けども、ガスホールは演劇公演も少なくて、基本的には演劇向きじゃないのかもしれない。 額縁がしっかりとありすぎるのも、集中を拡散されたかもしれない。真ん中の前方席で見たら、視界はちょうどよかったのかも。 しかし、これだけいろいろ器を広くとって、いろいろな要素を盛り込むと、完成度を高くするのは、難しくなってくるなぁ。 女性が普通に、男性武将の役をやるのは、自分には全然違和感はなかった。 /
by sailitium
| 2017-10-10 12:22
| 観劇して|感想・批評
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