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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 07月 25日
非商業の演劇シーンの劇作家の95%は、どういう作品を書いているのか。 たいていの場合、 「1)書けるものを書いている」 というところだと思う。別にこれは全然悪いことではない。 受賞歴のあるような力のある作家でも多くはそうなんじゃないかと思う。 別にそれで全然かまわないっていうか、悪いこととかでもない。むしろ重要なことといってもいいと思う。 今日書きたいのは、そういうことじゃなくて、芸術家とプロの脚本家の違いっていうか。そういうことについて考えたい。 で、非商業の演劇シーンの劇作家の95%は、きっと芸術家肌なんだなと思う。書きたいものしか書かないし、別にそれで全然いい。 で、プロの劇作家ということなんだけども。 これは言葉の定義の話になるけど、あるていどオファーに合わせて、質を落とさず書けるというのを、ここではプロの劇作家と言うとして。 ギャラを払って脚本の執筆をお願いするなら、今の九州では、HallBrothersの幸田氏に頼むのが一番いいんじゃないかという気がした。 これには、ちょっと解説がいるけども。 「なんでもいいから書いて欲しい」とか「こういうテーマで書いて欲しい」とかならば、誰に頼んでもいいと思う。 (他にも「こういう題材で書いて欲しい」「この人数で書いて欲しい」とか) 絵に例えると、すきなアーティストに、家に置きたいので好きに書いてくださいみたいに頼むみたいな感じのことだ。 でも、そうじゃなくて。 「こういうテーマで、これくらいの登場人物数で、この人を主役にして、こんなことが起こって、最後はこんな風に終わって欲しい」 みたいなところまであるとしての話だ。 九州だと、そういうオファーの仕方ってあまりないかもだけど、、、 なんで、商業的な公演の脚本依頼みたいなことになるけど。 そういうのだと、幸田氏に頼むのがいいんじゃないかと、先日の九州ビジュアルアーツの公演を見て思った。 幸田氏の場合は、起承転結の構造とかストーリー展開でのドラマの作り方がとてもうまい。だいたいツボを押さえている。それでもって、人間の葛藤するシーンをこれまたうまく提示してくる。 そりゃー、年間50本とか見て、これまで500本以上見ているような人は、展開読めちゃうんだろうけど、そういう人はこの場合、無視していいと思う。 そういう細かいところまで、脚本の条件がついた場合に、ちゃんと書けるだろうなという人を、今まで、ほとんど見たことがない(すでにプロの作家の人は除く)。 それで「となりの田中さん」以降、おおきなハズレがない。 芝居をたくさん見てる人だったら、ちょっと、そこはステレオタイプじゃないか、、、とか、あざといんじゃないか、、、みたいに思うこともあるかもしれないが、一般的な観客がしっかりついていけて、最後に心を動かされるという水準は常にクリアしている。 九州ビジュアルアーツの公演をみてると、いろいろな制約条件があることが見て取れたんだけども、その条件の中でとてもいい答えを出しているなと思った。 さらに加えては、自分の人間観とかも紛れ込ませていて。 正直、すごいなと思った。 この人はプロだねと思った。 そんなわけで、九州ではそんな仕事はあんまりないかもしれませんけど、もし、そういう仕事があるなら、幸田氏一択でいいかと思います。 多分、初校が出てから、ここはこんな風にして欲しいとか、こういうことが起きて欲しいとか言っても、それなりになんとかしてくれると思います。 (この部分の完全対応は、プロでも無理な場合があります。) ちなみに、私のブログを読んで、ほんとに仕事をお願いして、それでうまくいかなかったら、どんだけ責任取れるかはわからないけど、少なくともちゃんと謝罪します。 ちなみに、そういうことができる劇作家が偉いと言っているわけではありません。 プロ的な劇作家と別に、いろんな制約があるようなのは苦手だけど好きに書いた場合は、深く心を打つような作品を書き上げる芸術家としか言えないような作家といて、どっちが偉いとか言っているわけではありません。 話し変わりますけど、、、、 まだ、なにものにもなってない若い人をべた褒めするのは、ぜんぜんいいんですし、楽しいんですけど、中堅以上の人になると、べた褒めするのとてもイヤですね。 これは、先日、本人に直接いいましたけども、、、、 なんで、嫌なのかは、お察しください、、、、(笑)
by sailitium
| 2017-07-25 12:32
| 戯曲WS・戯曲のこと
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