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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2017年 06月 20日
先日、とあるフォーラムに行った。
そのフォーラムの話の中で、公共ホールでの人材育成がなかなかうまくいかない理由(わけ)が、その話の中で裏のテーマのように話されていた。 そのフォーラムでは、とある県の公共劇場で働いている制作系の人が、別の公共劇場に行って、製作現場の作法やもろもろを勉強してきました。みたいな感じの報告があった。 しかし、その人は、自分の公共劇場に戻ってきたときに、別の部署に異動になったらしい。 県の公共劇場だから、いろいろな部署があるのだろうし、県の公共劇場となると、岩盤規制の人事ローテーションが組まれていて、3年とか5年とかで必然的に別の部署に異動になるみたいだ。 報告されていた方も、学んだことを自分が直接現場で活用することはできないので、学んだことを職場で共有して活かしてもらうみたいなことをおっしゃっていた。 しかし、それは現実的には無理だと思う。 それは、相当に希釈されてしまう。 たとえばカルピスの原液のような濃厚な経験をしたとしよう。しかし人はけっこう忘れる。学んだその人が、学んだことをすぐに活かせるとしても、その原液は希釈される。 希釈された結果が、ちょうどいい味のカルピスぐらいになるだろう。 それを短期間で他者に引き継ぐみたいなことになったら、それは薄くなったカルピスを池にでも注ぐみたいなものだ。カルピスの痕跡はまったくゼロになってしまう。 正直、その報告を聞いていて、一体何のための研修だったんだろうと思いが、ちょっぴり出てきてしまった。 他にも公共ホールの人の報告があったけども、そこでも似たような構造が確認された。 しかし、これは、研修助成を用意している文化庁も悪気があるわけではない。派遣元も派遣先も、研修に行ったその人も一生懸命やっていると思う。 だけど、この岩盤規制がキツイ。 この岩盤規制は、現場からではどうにもならないのだろう。 一方、民間劇団やオーケストラの制作系の人の報告もあった。 これらの人からは別の芸術団体に勉強に行ったないようの報告。これは研修で得たものが現場で活かされるだろうなと思った。 その人次第だけどもね。 でも、公共ホールの場合は、その人次第というスタートラインに立てていないかんじがした。 かなりのハンデがある。 民間の芸術団体は、県の公共劇場見たいな大組織ではないし、即戦力を求めるというか、(公共ホールには悪い言い方になっちゃうけど)そうやって勉強してきた人を別の部署で遊ばせておく余裕なんかないからだろうと思う。 (つづく) 写真はjalの機内wifi。あんまり意味ないけど、飛行機の中でこのブログ書いてたらそんな気分になった。 /
by sailitium
| 2017-06-20 12:18
| 制作者のこと
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