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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 06月 13日
先日、福岡のとある劇団が公演して、公演終了後に主宰者の人が「舞台監督や専任の制作者がほしいと思った」と言っていた。
いろいろ大変だったんだろうと思う。 そういう大変な思いをすれば、次の公演をやる場合に、 舞台監督や専任の制作者を置こうという話になるのはよくわかる。 しかし、ここで東京・大阪のような大都市と、政令市クラス の舞台監督とか制作者とかで、根本的に異なることがある。 さすがに、ここまで分けて考えるのは無理としても、、、
その前に、前提として。 たとえば「舞台監督」という肩書がついているだけで舞台監督としての仕事ができない人とかは、いらないわけですよ。この場合。 制作も同じで、専任制作のポストについてくれる人がほしいわけじゃない。 では、なにがほしいのか? 欲しいのはソリューション(解決策)だ。 この場合は「機能」と言ってもいいかもしれない。制作の仕事、舞台監督の仕事をしっかりしてくれる人がほしいのは、その機能がほしいわけだ。 なので、専任の制作がいないとしても、制作の仕事を劇団のメンバーで分担してうまくやれるなら、それでもいいわけですよ。 東京・大阪のようなところなら、制作として経験や実績のある人や、プロでやっている人がいる。なので、制作を頼みたいとなったときに、ちゃんと頼める先がある。(たまにハズレはひいたりすることはあるかもだけど) この場合、そのポストについてくる人には機能が備わっているからあまり問題はない。 でも福岡クラスで、そういう制作の仕事がちゃんとできる人というのはあまりいない。そういうところで、専任制作を置こうというポスト先行で考えたとしてもなかなかうまくいかない。 このポスト先行というのは、お役所とかがよく陥りがちだ。 たとえば、 「子育てのことについて不安を持っている人が多い」 ↓ 「じゃあ、子育てのことについて、相談にのれる窓口を作って、そこに専門の相談員をおきましょう」 となる。 で、 そのポストを置いて、 その専門の相談員をやとってみるということになる。 が、 その人は必ずしも、それらに関する問題に詳しいわけじゃなかったりする。試験も面接もやって採用するだろうけど、万全の知識があるわけではなかったりする。 結局その人は、自分では解決策を提示せず、問題を切り分けて、他の窓口を紹介するだけだったりする。 (その専門部署も、ちゃんと答えられないということもある。いわゆるたらい回し) ホントはその問題に詳しいわけじゃない専門家がいるだけ、看板があるだけ、相談窓口があるだけ、ポスト(役職)があるだけだ。 でも、行政としては、なにもしないわけにはいかない。こういう問題があるので、このように対応しました。と言わない訳にはいかない。それに、ないよりはましだし数年もすれば、その人も詳しくなってきて「機能」を果たせるようになるかもしれない。 (まぁ、それと、看板だけでも立てかけとけば、そこからさらに突っ込まれる可能性は2割くらいだ) なんで、なにもやらないよりマシなわけだけど、数年間人を雇い続ける余裕がある組織だからこそできる方法だ。 でも、同じような失敗を劇団もやってるかもしれない。 専任制作を置けば解決するかもしれない、、、、舞台監督を置けば解決するかもしれない、、、 東京・大阪のような大都市なら話しは別だ。 作品は素晴らしいのに、動員が伸び悩んでいるというようなところは、専任制作を置くのが正解だということはよくわかる。まったく賛成だ。 政令市クラスの場合はどうなるか? 政令市クラスの場合、それはなかなか難しい。 政令市クラスだと、専任制作をおくということは、なかなかソリューションにならない。専任制作をおけば、すべて解決みたいなことはまずありえない。 なので、制作の業務の一部分でいいから、その機能を果たせる人が色々いることがまず第一歩だと思う。 これは、つまり劇団のメンバーで制作業務を分担するということだ。制作の講座みたいなのを、劇団の複数の人で受けるというのもいいかもしれない。 ホントはその問題に詳しいわけじゃない専門家がいるだけ、看板があるだけ、相談窓口があるだけ、ポスト(役職)があるだけなのに、それで解決した気にならないようにすることはむずかしい。 そういう看板だけあって中身がないということに、ほんとに気をつけないといけない。ほんと、人は看板があるだけで、ある気になったりする。 (関係ブログ) 地域の演劇において、優先的に必要な人材はなにか?演出か役者か制作か。 http://sakuteki.exblog.jp/24228851/ ーーー
by sailitium
| 2017-06-13 12:45
| 芸術文化環境、一極集中、道州制
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