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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 05月 19日
作品を批評的に見る側と、作品を作る側の対立については、これまでもいろいろ分析されていたと思う。 その理由について、わかりやすい説明を思いついた。 とはいえ、最近では「共感力」ということが重視され、他者を批評する発言もだいぶ少なくなってきたのではないかと思う。 批評と批判は違うものだけども、その違いは難しい。批評のつもりで言っていても批判と受け取られることもある。 で、話がそれたけども。 この前、とある劇団の稽古に行った。みんな頑張っていて、その姿をリスペクトした。 しかし、同時に、それと作品が面白いかどうかは別の話だなと思った。 「作り手の努力に対するリスペクト」と「出来上がった作品に対するリスペクト」は別のものなんだなと改めて思った。 それで、普通のお客さんは、できあがった作品だけで、物を言う。 共感力の高い人は、作り手の努力に対してもリスペクトして、それを作品とごっちゃにして評価する。 親類とか友人とかは、その枠に入りやすい。「あんだけ、セリフ覚えられて、すごいね〜」とかは、 作り手の努力に対してのリスペクトの最たるものだろう。 (ここ、ほめられてもそんなにうれしくないけども) そして、同じ座組の作り手どうしだと、基本的に「作り手の努力に対してのリスペクト」が働く。 そして、作品に対する批評があったとして、それが作品の批評なのか作り手の努力に対する批評なのかを切り分けて受け取ることは難しい。 これは、ダメな批評の例だが、作品批評から話がとんで、人格批判になっていったりすることもある。 批評する側もできるだけ人格批評とかにはならずに、作品だけ批評しないといけないし、読む側もそれが作品批評か、そうじゃないのかは読み取る理性が必要になってくる。 で、批評する側は「作り手の努力に対するレスペクト」がない場合が多いので、こういう場合に、理解できない溝ができるのだろう。 そういえば、一度、作品に対する批評をしたつもりが「あれだけがんばった演出がかわいそうだ」みたいな理由で批判を受けたことがある。 これも、いい例になるだろうと思う。 とはいえ、たいていモノを買う人は、「作り手の努力に対するレスペクト」なんか大抵ない。それは対価をとっているからある程度はしょうがないと思う。こういう人に、ものを作りだす現場を共有すれば、態度は変わるのであろうが、それもそれでどうかと思う。 一方、批評する側も、人格批評にならないように気をつけなければならない。 多分、新説だと思うけど、すでに誰かいってるかもしれない。 まとめ ・作り手、作り手の努力に関するリスペクトと、つくった作品にたいする愛着がある。 ・批評する側、作り手の努力に関するリスペクトがない。できたものだけでどうこう言う。 おまけ 今、ディスるという言葉があるけど、ちょっとした批評であっても「ディスる(侮蔑する)」と言ってしまって、批評的か共感的かというところだけで判断してしまって、批評の内容について理解するってことができなくってるんだろうなぁ。
by sailitium
| 2017-05-19 12:41
| 劇評・批評について
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