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福岡・九州地域演劇祭
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2017年 02月 23日
海外戯曲リーディングやTPAMを見て思ったことはいろいろあるけど、東京の人って、国内の他地域の演劇シーンのレベルを上げる事よりは、海外の方を向いてるんだなぁってことがそのひとつある。
でも、それはおかしなことだろうか? いや、そんなことはない。それはしょうがないことだ。 例えば、成績トップの学級委員がいたとして、クラスの成績をどうあげようかということはフツウ考えない。自分がどう成績を上げるかみたいなことをメインに考える。当たり前だ。 クラス全体のことを考える人が必要だ。 この話で言えば、日本の演劇シーンには、クラス全体のことを考える先生に当たる人がいない。 いるとしても、せいぜいその地域(市町村レベル)のことを考える人くらいだ。県レベルになるとほぼいない。ましてや道州レベルになるとほぼ全滅だ。文化庁などの国政府がそこに一番近いポジションだけど、分野や範囲も多すぎて、おおざっぱなことしか出来ない。 以前は、地域の表現者のために国内で留学できる制度があった。今は、海外に留学する制度だけがある。そしてこれは、だいたい東京か大阪の人が行くことになってしまっている。 また、以前はリージョナルシアターシリーズという企画があって、東京以外のカンパニーが注目の集まる形で東京公演できる企画があった。これは国政府の外郭団体がやっていたすばらしい企画だったと思う。 この企画は本当に強力で、いま地方に拠点をおきながら全国的な活動をしているカンパニーのほとんどはこの企画を経験している。 その企画が終わって、地方から全国区になった劇団はほとんど出ていない。 しかし、冒頭のようなことを思ったのは、海外戯曲リーディングとTPAMを続けて見に行ったからかもしれない。 東京の人っていうよりか、東京の最優等生みたいな言い方をしたほうがより正確かな。それと10年くらい前と比べると、たしかに地方への目配りはされるようになっていて、10年前よりは状況は良くなっているのかもしれない。 それにしても、Corich!舞台芸術祭りの存在はありがたい TPAMの近くの中華街で食べた。 新宿の気軽な感じのフランス料理やさんで食べた。ここはよかった。お一人様にオススメ。また行きたい。 /
by sailitium
| 2017-02-23 12:25
| 制作的なこと(演劇)
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