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福岡・九州地域演劇祭
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2016年 12月 15日
昨日見たガラパの芝居をみての感想。 前売3,000はちょっと高いなぁと思う。けど、2,500-2,800はあるなと思う。 2,800円なら、妥当。個人的には。 なんなんだ、この200円の細かい差は。 個人的な好き嫌いはおいておくけど、やっぱ、テクニカル面や広報、脚本・役者とどれも平均的なレベルは超えていて、中には福岡でもトップレベルの分野もあって、さすがにさすがだなぁと思った。 衣装・装置・照明・音響・小道具すべてにおいてしっかりしている。もう、重厚な芝居という感じがしてきた。 地域でやっていて、省略や簡素化のないあそこまでの本格的な芝居はなかなか作れないだろうと思う。 これは、かなりすごいことだと思う。 うーん、東京で同じくらいの芝居を見ようと思ったら3,500円あるいはもっと高いくらいになるのかもという気がしてきた。 それも高いと思うけども。 *一観劇者としては高いと思うけども、芝居をつくる立場からみるとがんばってるプライスなんだなということはよくわかる。このギャップは、演劇の不利な点。 あんまりネタバレになってもいけないけど、今回のはダブリンの鐘つきカビ人間みたいな構造の芝居。 カジュアルな感じの悪魔が4、5人出てきて、寿命と引き換えに、ユーモアのセンスが増したり、外国語を覚えたりする能力がついたりするという設定。 宇宙飛行士になりたい姉、悪魔と付き合いたい弟、弟に同性愛的な思いを持つパソコン塾講師などなどの登場人物がこの設定の中で、悲喜こもごもする、、、 という話。 人間の内面の扱い方については、ご都合主義に見えた面もあった*けど、全体としてはちょっと毒のある優しいエンターテイメント作品としてよくできていたんじゃないかと思う。 以上が全体の話し。 以下は枝葉の話し。 芝居を見てから見た方がいいかもなのと、ドライな制作的視点なので、オモシロくないかも、、、 昔のガラパの脚本は、アラも目立つけど、この部分については書ききったぜ!みたいな振り切った感じがあった。 5科目で、数学だけは圧倒的な学年1位みたいな感じだった。 近年の作品では、そこがぐっと変わっている。バランスよく高得点を取っている。 学年1位はないけど、全科目で学年で5番以内に入っているみたいな感じだ。 悪く言えば中途半端という言い方もあるかもしれない。そう言えなくはないにしても、ちょっと公正でない主観的な評価かなと思う。 この変化は、当然に成長・進歩と言われるべきことだろうと思う。 地域でここまでのことがやれている劇団は、国内レベルで見ても10団体に満たないんじゃないかと思う。 やはり、すごい劇団だなと思う。 -- * 多分、多くのお客さんにとっては気にならない部分だと思うけども個人的にのれなかった所、、、 弟が悪魔にフラレルところの理由は取ってつけた感じが個人的にした。 寿命を浪費した姉が、自分の残りの寿命を知って愕然とするところ。あれ、寿命が一体残り何年だったんだろう。 もとの寿命を90歳として、16年の浪費で寿命が74歳になったとかなら、受け入れられる範囲のことだと思うのであの騒ぎ方はないんじゃないかと個人的に。 一方、もとの寿命が60歳として、16年の浪費で44歳で死ぬとか、あるいは30代で死ぬとかだったら、あのショックぶりはあり得る。けど、その場合は記憶は消さないんじゃないかな。 そこを見据えていきたいと思うけど。 振られた弟が、振られたショックを忘れたいために記憶を消すのは理解出来る。けど、振られた理由が、「ホントは、ワタシのことが好きじゃないよね?お姉さんから自由になりたかっただけだよね?誰でも良かったんだよね。」は無理がある。 そんな抑圧的なお姉さんには見えなかったし、夢を押し付けると言っても、宇宙飛行士という夢は壮大すぎて、現実的な目標にはなりにくい。 同性愛の秘めたる恋の使い方はうまくいっていると思う。きれいな流れだし、心臓オルゴールの落とし方は、個人的には引いたけど、それは自分がひねくれているからであって、多くの人にはくるのかなと思う。やっぱりうまいと思う。 問題は、 役者と脚本の双方の問題だと思うけど、あの弟を好きになるというところに説得力がないってことだと思う。個人的にはその説得力はなかった。 このあたりは、作品のキモになる部分で、演劇的に悪い嘘になっていたと思える
by sailitium
| 2016-12-15 12:35
| 観劇して|感想・批評
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