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福岡・九州地域演劇祭
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2016年 07月 17日
福岡在住の芸術家中島淳一氏の芝居を見に行った。
公演は、↓これで知った。 この方の本業は、絵画のようだ。 すごい、受賞歴がある。(http://junichi-n.jp/ (多分公式)) 一人芝居も、1500ステージを数え、海外でも公演されている。まったくすごい。 今回、マンションの一室でアトリエ公演とのことだったが、リビングの壁は絵で埋め尽くされている。小品で10万円、高いものでは100万を超える値付け。 20畳位のリビングでの上演。 観客は35名(チケット4000円) 残った2,3畳くらいのスペースが演者のスペース。 (けっこうなすし詰め状態だった) 「信長」というタイトルの一人芝居。 信長の近くにいた人の、信長の印象や記憶への語りを通じて、信長を語るというところがメイン。とはいえ、信長も散文的に登場。とはいえ、全体として演者が信長をやるのは、全体の1/10くらいか。 上演は40分。そのあとアフタートーク的な作品解説というかが10分超え。そのあとちょっと準備があってのリビングでの交流会という流れ。 この方は、いわゆる地域の演劇コミュニティにまったく接点がない。 そうなると、いわゆる主流的な地域の演劇コミュニティからも無視されてしまう。いないものとして扱われる。まぁ、そこに交流できたからといって、別にいいことばかりではないので、まぁ、そこはどうでもいいんだけど。 主流的な地域の演劇コミュニティといったけども、福岡くらいになると、それはだいたい5グループ位に分けることができる。客演とか、相互に見に行ったりとかは、だいたいこのグループ内で行われる。とはいえ、福岡は比較的リベラルで(ゆるくて)、そんな明確なわけでもない。 でも、だからこそ前から気になっていて、いつか見に行かなければと思っていたのだ。 で、作品の感想だけども。 声色で6役ほどを演じ分ける。大きな動きはない。歩を進めたり、体の向きを変えたりがメイン。マンション一室での上演で、照明は室内灯のオンオフ、音や装置はない。衣装はしっかりとしている。 特筆すべきは、演者の役者としての力量だろう。 ツボに入っている時の声がすごい。 今回で言うと、信長役を演じているとき。声質・声量など圧倒的。オーラというか存在感もスゴイ。重厚でかなりの威厳がある。ここまでの人はそうそういない。 地域演劇プロデューサーとしては、こんな役を見てみたい的なキャスティングの頭の体操が始まる。ギリシャ悲劇とかで主役の王様とかをやってもらったら、ほんとドハマりだと思う。 画家であり、一人芝居をメインにやっているので、集団創作は苦手かあるいは距離を置く立場なのかもしれない。 脚本・演出には少し工夫の余地があるかもしれない。 演出については何をどうすればいいのかは分からないが、方向性の合う人が演出をすれば、さらに立体感を増すだろうと思う。 しかし、このアトリエに来た時は、こっちも少々尻込みするような雰囲気があった。まず、知った顔が一人もない。自分の属するコミュニティと違うところに来たなぁというアウェー感。10人ほどはベンチシートで、残りの25人ほどは座布団に座る。 中高年の方多し。みんなわくわくして待っている空気感。 これは、もしかして、ほんとはなんかの宗教なんじゃないかと思った。そんなことはなかったけど。 アフタートークでは、作品の解説から始まり、氏の宗教観や歴史観。海外公演を経ての日本語が音として持つ威力についての話。その内容は氏の確信に基づくが、とはいえ、押し付けるようなわけではない。興味深い話であった。 その後は、マンションリビングでの交流会。 この交流会での料理がめちゃくちゃに良かった。 マンション一室での40分の一人芝居を見て4000円は正直たっけーなと思ってた。観客30人はきてるから12万か、、、ぼっっろもうけだな、、、と思ってた。 でもね、これは取り消すわ。多分、これ、赤字なんじゃないか? ってくらい料理が良かった。飲み物も良かった。 こういうアトリエ公演で、自分が知っている水準を大幅に超えるものだった。 ビールは発泡酒でリッター500円位のワインみたいな印象だった。食べるものはちんまりコンビニやスーパーで売ってる物メイン、あとは関係者手作りの何かがあればいいほうだ。 もう、それがそれが、、、 まず、ビールはエビスと地ビール。ビールはエビス、ワインはシャブリ(2種類)。 料理はこういうホームパーティ的なところで言うとほぼ完璧。 ローストビーフを始め、10種類くらいでた。近くのよさ気なパン屋からパンもいろいろと揃えている。 まぁ、あれで2000-3000は軽くあるね。 たいてい、みなさんお知りあい同士できていて、半分以上は氏ともお知り合いのようだった。アウェー感満載な現場ではあるけども、知ってる人が全くいないのは逆に気楽。人が半分になるくらいまでいて、料理を味わった。 途中で二人くらいから「こういうところには、よく来られるんですか?」みたいに話しかけられる。なんか客層としては、年2,3本くらい観劇しているみたいなところなんだろうと思う。 話は変わるが、お皿とグラスとお箸の3点グッズでパーティを乗り切るわけだが、これらを置くところがないので、飲んだり食べたりに苦労した。途中で、なんかいい方法はないだろうかと考えた挙句。 左手にグラスを持つ。グラスの上の方を持つ。そのグラスの上にお皿を置く。右手の箸でそれを食べる。というやり方を発見して、その後の飲食はとてもスムーズであった。 ごちそうさまでした。 このステージは50人の予約があり、10人はお断りしたとのこと。5名のキャンセルがあって、定員ピッタリの35人になったとのこと。 ・
by sailitium
| 2016-07-17 12:53
| 観劇して|感想・批評
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