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福岡・九州地域演劇祭
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2016年 02月 19日
とあるカンパニーの東京公演を東京公演をみた。これは客席に座って客席から見た。
愛媛・東京とツアーのサポートを終えて、今回の制作の仕事は終わったので、個人的な振り返りをしたい。 誰かに話すとかでもいいんだけど、さしあたっては文字で。 作品は、愛媛公演と比べて、完成度はあがっているように思えた。 けど、愛媛で見た時のように、なんか自分の中で一線を越えてこなかった。 様々な要素が、最後に像を結ぶ構成を中心として、他地域で勝負するチャンスを持つベき作品という印象には変わりがないが、それでも、主観的には、その僅かな差の間に合否を分けるラインがあるようなかんじではあった。 いったいなんでなんだろう、、 それがなんでなのか、いくつかの要素を考えてはいるが、完全に自信ある答えにはなっていない。 自分の体調の影響も否定できない。 自分としては、すっごい劇団が福岡から出てきた!!というかんじで評判になるだろうという読みだった。が、実際には野心的で今後が楽しみな若手劇団が福岡から出てきたね〜。にとどまったかんじがしている。 旗揚げ3年目の劇団が、初の東京公演でそういうポジションを取れれば普通は大成功と言っていいのだろうけど、自分としては誤算だった。 けど、自分が実際に見たカンジとして、愛媛では前者だし、東京では後者だった。 無理に数値化するとして、自分としては余裕で80点超え、ヘタしたら90点に迫るものが行きますよ〜と喧伝しておいて、実際の所は70点とかだったみたいなかんじになっていると思う。 もちろん、ひとによって、この受け取り方には上下があり、ぜんぜん満足している方もいれば、強く裏切られたと思っている方もいるかもしれない。 しかし、客観的に見れば、全体として自分個人の言葉に言い過ぎな面があったことは否定できない。この差が5点とかならセーフだと思うけど、10点を超えるとまずい。この点、私の不明であり、この場で謝罪したいと思う。 しかし、それにしても、愛媛と東京の違いは何だったんだろうかと思う。 だいたい自分は、演劇やってる側の人が、自分の公演で「3ステ目はいまいちだったけど、6ステ目はよかったね〜」 とかいってるのをあまり信用しない。 それは73点と78点くらいの違いであって、お客さんにはほぼわかんないもんだと思っている。 けど、今回はお客さんの反応が、マクロで見て5段階中一段階くらい違ってるからね、、、 そしてその感覚は、両方の公演を見た自分の受け止め方ともかなり一致するんだよね、、、、 愛媛公演との違いをいろいろ考えているけども、、、 ・劇場にあった音場をコントロールする演出 ・カーテンコールのあり方 ・絵的な見え方 というところなのかなぁと思う。 これは、機会があったら、具体的に書きたい。ダメ出しみたいになっちゃうかもだけど。 注:誤解のないように、念のため書きますが、今回の公演は「成功」だったと思っています。ただ自分的には60%の確率で「大成功」になると読んでいたので、そこについて考えたいという趣旨です。 あとカンパニー名をふせているのは、日頃このブログを読んでいる人にだけに読んでもらいたいための一案です。 (つづくかも)
by sailitium
| 2016-02-19 12:27
| 制作的なこと(演劇)
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