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福岡・九州地域演劇祭
プロフィール たかさきの簡単プロフィールです。 PINstage たかさきの舞台芸術関係の活動の屋号です。 FPAP 福岡の演劇等舞台芸術を支援するNPO法人です。最近のメインはほとんどココです。 九州地域演劇協議会 九州内の6つの地域演劇支援団体により設立。 FPAP職員の日々之精進 FPAP常勤職員がおくる赤裸々日報。 制作者は語る(fringe) 全国の制作者による注目のブログです。 昨日 今日 トータル にほんブログ村 スパム対策でトラックバックには、送信元記事にこのブログへのリンクが必要になっています。どうかご了承ください 最新のコメント
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2015年 08月 12日
制作者の育成とか、雇用についてとか、いろいろ書いてきたけど、ちょっとまとまったので、文章化してみる。
経営的な能力のある優れた制作人材(プロデューサー)の育成に、正規雇用の環境は逆効果という仮説を持っている。 今、50代以上で、国内でとても活躍している著名な演劇プロデューサー的な人を5人挙げるとする。その中で、正社員的な無期限雇用の中で、同じ会社で上司から指導を受けつつ段階的に昇進してきた人がいるのかと考えてみる。 おそらくいない。 みんな戦国大名みたいに、風雲を生き残ってきたみたいな感じだと思う。それで尊敬を受けている。 安楽な正規雇用の環境では、プロデューサーは育たないと自分は思っているんだな。そういうところにいると、どうしても調整型の人間になってしまって、新規の発想で少々の反対があってもやり通すって人間にはならないんだな。 ※既得権に守られ、システムががっちりした大きな一流企業なら、正規雇用の環境から社長が出ても、これまで築いてきたものを手堅く維持していればいいのだから、調整型の人材がベターだと思う。 次に、制作者をプロデューサー系と制作事務系に分ける。 制作事務系はフツウの会社で言えば、一般職って言っていいかな。本社というより現地採用。 このポストは正規雇用できるなら、正規雇用でいいのかなという気がしてきた。 以前、正規雇用に反対するテンションのブログを書いたことがあるけど、プロデューサー系と制作事務系を分けて考えれば、はっきりするなと気付いた。 正規雇用にすると、プロデューサー系の制作者が生まれてこなくなるという論調で書いた、その考えにはそんなに変わりはないけど、そこのキャリアルートをを分けておけばいいのかなと。 それで、正規雇用の制作事務系の制作者は、雇用は安定しているが、よっぽどのことがない限り、上位のポストにはいかない的なね。そういうポストに行こうと思えば、リスクをとっていくしかないみたいな。 波瀾万丈コースか安定堅実コースかみたいなね。こうなってくれば、他の職業と変わらない感じはする。 今、制作者やアートマネージャーの育成や養成ということが盛んに言われているが、ここをしっかり分けておく必要があるだろうと言うか、しっかり分けられているものは、表面に出てきている情報を見るとなんとなくわかる。 ものによっては、看板はプロデューサー系を養成するみたいに書いているのに、実態は制作事務系の養成でしかなかったりするものもある。 (つづく) ・
by sailitium
| 2015-08-12 12:50
| 制作者のこと
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Trackback(1)
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Comments(5)
Tracked
from PINstage高崎大志..
at 2016-01-05 12:31
タイトル : プロデューサー系の人と、制作事務系の人とでは、行動の動機..
安定した雇用環境が、プロデューサーの育成には弊害であるみたいなことを以前書いた。 経営的な能力のある優れた制作人材(プロデューサー)の育成に、正規雇用の環境は逆効果。 http://sakuteki.exblog.jp/22016075 だいたいそういう人はフリーの所から出てきているみたいな趣旨だ。 安定した雇用環境にある人は、以下のように考えると思う。 「自分は雇われている。提供している時間と労働の交換に対価を得ている」と。 で、プロデューサー系の人って、...... more
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マカロニノフスキー
at 2015-08-13 10:43
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社内起業が可能なプロモーターとか、独立性が強いタレント事務所系の制作会社のプロデューサーとか、顔が表に出ない優秀なプロデューサーというのもいると思うけどなぁ。
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sailitium at 2015-08-13 12:29
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マカロニノフスキー
at 2015-08-13 15:23
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アガリ1億達成でグループ会社の新規設立+社長就任が認められるという制度があるそうです。出資もしてもらえるので、飛び出すというのとは少しニュアンスが違うと思います。その代わり、公演がこけたら自腹を切らないといけないんだけど。
社内プロデューサー制を本気でとってるプロダクション系制作会社は、かなりPに裁量を委ねているので、付き合う方としてみたら、Pによって作品の方向性も金勘定もプロモーションの協力内容も全然違うので、個人と付き合うって印象になりますね。 あのプロデューサーだったら話持って行くけど、あのプロデューサーならやめておこうとか、ザラですね。
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sailitium at 2015-08-14 12:57
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マカロニノフスキー
at 2015-08-16 19:38
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