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福岡・九州地域演劇祭
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2014年 11月 06日
犬と串「犬の散歩」
短編三部オムニバス。 一作品目『新宿〜SHINJUKU〜』 二作品目『オーシャン〜失われし七つの秘宝〜』 、お客さんなかなか笑っていたように見えた。 自分的には、普通な感じ。 *実はどっちも昔やっていた劇団の実験公演で同じようなことをやったことがあるのだ。さすがにオーシャンまでは徹底できなくて、差は大きいのだが。 ワンアイディアで、最初から最後までテンション高く。バタドタバタのパワープレイの20分という受け止め。 そのパワープレイの空回り感で、笑いを狙っていく感じ。 (おおざっぱに言えばだけど) 三話目の「王女クリトリーナ」は、これはなかなかよかった。 最初は、無声映画風。たんたんと進む。 役者ストップモーション → 暗転 → スライドでセリフが投射 → 明転 → 無声演技 が繰り返される。 役者動きが、バレエ的だったのも興味深い。 (なんちゃってバレエだから、ちゃんとやってる人が見たら、ツッコミはいるんだろうけど) 結婚相手を押し付けられる王女が、城を飛び出して、好意をもっている青年に駆け落ちを迫る。 身分違いのため、その思いに応えられないが、、、やがて青年は決意し、、、、 みたいな展開。よくあるかんじのね。 けど、そんな展開は、完全に前フリ。まったく関係ない飛躍をして、最終的には 「肉体賛歌」 「存在賛歌」 みたいになるんだよね。 飛躍の仕方としては、↓こんなかんじ。 役所広司と唐沢利明と黒木メイサの大和ハウスのCMで、最後ミュージカルになるみたいなね(30秒くらいからみるといいよ!) 自分の感じ方として、あんな躍動感があって、いきいきとした肉体ってはじめてみた。近い距離ってのもあるだろうけど。 たいてい、なんか中途半端に理性であったり、かっこつけたりが入ってくる。そこを捨てるのがとても難しい。 そこを吹っ切っての、肉体讃歌からの存在讃歌に魅せられたね。オールオッケーというかんじ。 そして、その高度まで飛翔するための土台部分となる最初の身分違いの恋ストーリーも良かったと思う。 静と動でいうなら、前半はまさに静。そして、伝統的な身体性や拘束の世界観。 単発のシモネタのはさみ方もうまくて、最終的な飛躍への伏線でもあるし、観客の下ねたへの耐性の慣らし運転でもある。 ひどい、、、て、小声で2回くらいつぶやいちゃったけどね、 これまで2度見た犬と串の本公演の器の大きさやストーリー性や演劇的完成度とは比べようもないんだけど(本公演のほうが圧倒的に上)。それでも犬と串の魅力の一片は見えた。 この作品で、海外の国際演劇祭のfringeにどんどんでまくって、出禁を喰らいまくればいいんじゃないかと思う。 それと、福岡にも本作と似たようなベクトルのカンパニーはあるのだけど、やっぱ切れ方のレベルが違うんだよね。 80%で切れてるか、70%で切れているかの違いというか。 そこは10%の差だけど、そこにコミュニティアートで終わるものと、終わらないものとの差があるんじゃないかなと思う。 ここの見極めは、やはり本物と偽物を見抜く見極めの有無ということになるんだろう。 福岡で言えば、南無サンダーは切れ方で負けてないと思うけど。 それと、知り合いにこういうのまるっきりNGって人がやっぱりいました。そうでないとこういう演劇は面白くないよね。サザエさんじゃないんだからね。
by sailitium
| 2014-11-06 12:54
| 観劇して|感想・批評
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