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福岡・九州地域演劇祭
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2014年 09月 19日
録画してた久留米附設の「女子高生」をみた。
今年、女子校から共学になった高校の演劇部が舞台となる。女子ばっかりの演劇部に、男子が1名入部する、、、 みたいな流れ。 ここだけみると、昔のエロコメ漫画みたいに思われるかもしれないが、そんなことはないです。基本シリアス系。 男女を入れ替えているのが、この芝居の特徴だ。女生徒はすべて男子高校生が演じている。女子の制服を着ている。入部してくる男子は女子高生が演じている。 この入れ替えについては、特に説明もなく、しょっぱなからいきなり堂々とやっている。 最初、どう見ても男子が女子の制服来て微妙に女言葉遣いなところで、客席から笑いが起きる。が、それ以降は 「そういう設定ね。了解了解。」という暗黙の了解ができあがる。 この辺がすっといくのは、演劇ならでは。 AKB的なダンスシーンが随所に。 演技の方向性は、特に女子っぽく作ったりとかもなく自然な演技。 あんまり作っている感じもしないし、声も地声に近い感じ。大きな声を出そうとする意識はもちながらで。 なんか、みんなよかった。誰かが飛び抜けて、、みたいなことはなく、みんなよかった。男子新入部員の人は、スラーとしていいかんじだったけど、紅一点なので、目立ったかもしれない。 装置は教室、学校の机と椅子が碁盤のようにキレイにならんでいる。 ストーリーなんだけど、女子ばかりの演劇部に男子がやってくるということで、一同騒然。 地区大会に向けて、現代版のロミオとジュリエットをやることに。新人の男子(ほんとは女子なんだけど)をロミオ役に抜擢。 稽古が進んでいくが、大会が迫り、新人男子は稽古に来なくなる。校則を破って、異性と交際していたのだ、、、 みたいなストーリー。 こういうストーリーとか設定だから当然だけど、会話の随所にジェンダーとか、女性として人生とは?みたいな問いかけが行われる。 ズバッと答えを出さない感じの芝居。 ストーリー的にも、テーマ的にも肝心なところは藪の中に、、を志向している。 (ただ、最後のシーンは、主役の女子高生(ほんとは男子がやってるんだけど)が、ガッツポーズのような動きとともに「女もいろいろ大変だぞ!!」」みたいなセリフで、未来を感じさせる感じにはなっている) この構成は好き嫌いはあると思うが、全体として言えば「 しかし、こりゃ、よく出来てるわ、、、」な舞台だった。 等身大の高校生の悩み、社会的な問題への高校生的なところからのアプローチが、ストーリーに自然に馴染んでいる。 久留米附設高校は、九州ではラ・サールに次ぐ2番目の進学校というイメージ。実際には10年前くらいに共学になったようだ。 全国大会全作品見ているわけではないからなんとも言えないけど、評価される作品にある種の傾向はあるなという感じがした。 上述したけど 「 等身大の高校生の悩み、社会的な問題への高校生的なところからのアプローチ」みたいなところが、ポイントになってくるんだろうなという感じ。 演劇として一定以上のクオリティを備えていることは、必須条件として。 もちろん、高校演劇も高校教育の一環という位置づけだし、審査するのは大人だから一定の傾向はあるだろう。
by sailitium
| 2014-09-19 12:45
| 観劇して|感想・批評
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