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福岡・九州地域演劇祭
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2014年 03月 31日
イラストレーターで地図を作った。久しぶりに。
地図を作るのは何年ぶりだろう。5年ぶりとかなはず。 2時間くらいかかったが、なかなか楽しかった。 やっぱ、以前作った時とくらべて、地図作りに対する考え方が進化しているのがわかった。 これまでは、元の地図を正確にトレースするとか、著名なランドマークを、出来る限り置くみたいことで止まっていた。 今回は、 ・どうわかりやすくデフォルメするのか ・どのルートで施設に来て欲しいのか ・施設に来る人の動線や思考をどうトレースするか みたいなことを考えるようになった。 たとえば、今までは、地図上の真北が真上になるようにして、道路がそれに対して20度くらい斜めであれば、正確に20度斜めに伸ばすようにしていた。 が、だいたい普通の人の感覚では、そういう斜めな道は意識しにくい。 基本、脳内の地図で垂直か水平に道は伸びているし、20度位の交わりの交差点なら、たいていは直角と意識する。 今回の地図作成では、思い切って、(ほぼ)垂直と水平だけの道路にした。 あとはランドマークをいろいろ置くのではなく、このランドマークを使用してくださいね。という意図を持って、ちょっと目立つような形でランドマークを置くようにした。 (余談) しかし、こういうデフォルメは情報の四捨五入であって、切り捨てられた部分の情報に依拠する人もいるだろう。それは全部は拾えないにしても、実際に供用が始まったら修正の余地は出てくるんだろうけども。 いいたとえかどうかわからないけど、appleの丸マウスみたいに。 個人が考えぬいても、多くの人に見てもらった時には、個人の感覚では拾えない要素がどうしても出てくる。 (余談終わり) ランドマークについても優先順位をつけて、色分けした。これまではなんとなく、手なりでやっていたが、今回はランドマークを並べてみて、優先順位を設定して、ぬりわけた。 ・最終目的地100%K ・重要なランドマーク75%K ・ランドマーク50% また、駅からのルートでは、東口から出るのか西口から出るのかみたいなことが真っ先にほしい情報だ。それも地図内に盛り込むようにした。 普通は、地図外のテキスト情報に含まれることが多いような気がする。 (余談) 数字の4に似た形の方位記号を乗っけておくという手もあるが、あれは、どっちが東か西かを理解するために、Ⅰ、2段階の思考の過程が必要になって、実効性に乏しい。 (余談終わり) それと、大きい駅では電車から降りて駅構内からでるのに時間がかかる。小さい駅なら2,3分だが、博多駅の場合は5分はかかるだろう。新幹線で降りて博多口から駅の敷地を出るまではもっとかかる。 なんか、こういうのを直感的に分かるように表現したかったのだが、手に余った。 地図を作るというのは単純な技術的作業ではなくて、その施設の位置づけとか、施設に対してどういうイメージを作っていくのかみたいなことまでが視野に入ってくるんだなと作業しながら気付いた。
by sailitium
| 2014-03-31 12:33
| 制作的なこと(演劇)
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