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福岡・九州地域演劇祭
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2014年 03月 28日
そろそろ学校での演劇WSはオーダーメイドから既製服になっていいタイミングかなと思う。
日本のことか他国のことか知らないけど、クラシック音楽の学校へのアウトリーチでは、プログラムの硬直化が著しくて弊害が大きいみたいな話を聞いた。 演劇とはまるで逆なんじゃないかと思った。 演劇は学校で行うアウトリーチの内容は、まだ過渡期にあって、その内容が固まっているとは言えないと理解している。学校や状況にあわせてオーダーメイドしたりしている。 なんで、ワークショップ数が足りてなくて、多くの児童がうけられない状況だ。 学校現場での演劇ワークショップを洋服とかの着るものに例えてみる。 今は着るものの数が十分じゃなくてみんな満足に着るものもないという状況だろう。 一部の学校だけがオーダーメイドの服を着ていて、他の学校には演劇ワークショップの服が配られていない。 こういうときは、手間暇のかかるオーダーメイドではなく数多くの服をつくるために既製品をつくるといいんじゃないか。そしてより多くの着る服がない人たちに配る。 つまり、ある程度汎用性のあるワークショップのカリキュラムのようなものがあり、ある程度の経験があれば誰でもファシリテーターができるみたいなことにしたほうがいいのだろう。 ただ、既製品をつくるためにも、いろんな体型に合わせた服をつくった経験というのは、どうしても必要になってくる。なので、これまでの経験は生かされるし、適切なステップということになるのだろう。 冒頭に、クラシック音楽のことを書いたけれども、おそらくそれはどこでも70点くらいのワークショップはやれるようになってきて、はじめて認識された弊害だろう。 演劇分野からみれば贅沢な悩みだ。 しかし、そういう贅沢な悩みが出来るというのはクラシック音楽の分野の先輩たちががんばってきたと言うことだろう。演劇の分野も先輩たちががんばってくれたこともあるだろうし、うまくいかなかったこともまたあるだろう。 話がそれたけど、これからはいかにより多くの人に来てもらえる既製服をどうつくるのかということがもっとも重要なことのように思う。 (おまけ) まぁ、自分が知っている数少ない地域の話になるのかもしれないけど。 学校演劇ワークショップがあっている地域の大半で、通用する話なんじゃないかと推測していますけども。
by sailitium
| 2014-03-28 12:30
| 制作的なこと(演劇)
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