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福岡・九州地域演劇祭
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2013年 03月 24日
ぐにゃり「台風」をみて、以下のようにツイートしていたところだ。
見た直後のツイート ぐにゃり「台風」よかった。けっこうきた。みたび鳥肌たたされた。演 技演出スムースじゃないとこもあるが作品の核にある力が勝る。 度手作り感のある客席30席、乳幼児も。あと2ステ。今日もまずまず 埋まっていたので、いくならすぐでも予約いれたほうが。 翌日午前のツイート ぐにゃり「台風」客席は30席程度、装置・照明も簡素化した舞台。キャストも3人。前説で80分ときく。はたしてこの盛りの少なさで80分もたせられるのかなぁと思っていたが、なんのなんの。ストーリー展開がよくて80分集中して見れた。何度か鳥肌が立つほど惹きつけられることもあった。(続く) 1年前に自殺事件のあった学校という設定で、3人の教師のやりとりを中心に進む。取材しているのかどうかわからないけど、会話の内容にリアリティがあって、かつ興味深く聞ける内容で、うまく観客をひっぱっていってくれる。 作家の谷岡さんは、九州戯曲賞の大賞をとっているがそれは40分くらいの作品。80分の長編は初めてとのこと。砥石かける部分はあると思うけど、初の長編のそれでここまでかけるのかと驚き。ガラパの旗揚げで川口くんの脚本を見てその才能に驚いたが、それに近い驚き。 カフェ公演とか、省スペース公演とかって、やっぱ番外的な公演で、その劇団の本公演としてやる場としては物足りない場所だと思っている。もちろん例外あるけど。そんなこんなで正直そんなに期待せずに見に行ったのだけど、裏切られた。もちろんうれしい裏切り。 しかし、会場の狭さは、ちょうど公演中だったGIGAと似通っている。会場装飾の雰囲気はまるで違うけれども。GIGAの方は山田さんが演出を評価され、ぐにゃりの方は谷岡さんが脚本を評価されというところも対照的にみれておもしろい。 公演としてみると、伸びしろも残っているように思えるが、旗揚げ2回目で、チケット料金は前売1200円 当日1500円なので、作品には満足していいと思う。 洗練されたとか、技術性の高いテクニカルという感じではないが、演出やスタッフワークも効果的で、メリハリをつけていた。 ストーリーの展開と、役者の演技の方向性に既視感があり、そのため新しくないという感想を持たれるかもしれない。新しい新しくないは作品のクオリティとは関係なくて、好き嫌いの範囲でしかないけど、そこを混同した評価は出てくるかもなとは思った。 それと、パンフに折り込まれていたチラシには、谷岡さんのインタビューが載っていた。これまで谷岡さんと話した感じからして、谷岡さんがそんなに演劇に固執していないということが伝わってきた。 これは自分としては、残念なことで、ぜひ続けて欲しいけれど、こればかりは本人の選択だからどうしようもない。できれば、いろんな人が芝居を見に行ってアンケートなりで、そのレスポンスを返して、続けてみようかなと思ってもらえるといいのだけど。 まぁでも、高評価連発でもすぐあきちゃうかもだし、低評価連発でも嫌になっちゃうかもだし、まぁよくわからないね。 しばらくは続けてくれるみたい*なので、早めに一回は見ておいたほうがいいと思う。 来週の土曜日は、佐賀でも公演がある。さっそくの他県で公演するというのもうれしいところ。佐賀の観客に愛される公演になってほしい。 *漫画とかでもよくあるが、その分野に固執していない才能のある人が、鳶が油揚げをさらうみたいなストーリー展開みたいなのって、固執して努力を積み重ねている向きからすると嫌味なもんだが、ちょっと陳腐な構図かもしれないが、そういうのってほんとうにあったんだなという感じ。 現実は面白いね。 自分としては、とにかく地元のカンパニーで、甲子園に出て一勝はできるレベル**のクオリティが高い公演が増えてくれればなんでもいいのだ。 大賞を取った作品の「家出」に接したある劇作家が、こういう人は一本さっと書いて(演劇を)やめちゃうかもしれない。みたいなことを言っていたが、本を見ただけでそこまで見えちゃうんだということも驚きだけども、たしかにその固執感の無さを失うと、光は鈍るものなのかもしれない。 固執して光は鈍らない、固執しないが長続きしているとか、どっちでもいいんだけど。 **甲子園に出て一回戦はぎり勝てるというレベルの例え http://sakuteki.exblog.jp/15947509/
by sailitium
| 2013-03-24 11:19
| 観劇して|感想・批評
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