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福岡・九州地域演劇祭
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2012年 06月 22日
劇場・音楽堂法、読んだ。第十二条を読むと、地域間格差の緩和の責務が(地方政府になく)国政府にあることがはっきりとかかれている。敬意を表したい。
第十二条 地方公共団体は、地域の特性に応じて当該地域における実演芸術の振興を図るため、劇場、音楽堂等の事業の実施その他の必要な施策を講ずるものとする。 2 国は、国民がその居住する地域にかかわらず等しく、実演芸術を鑑賞し、これに参加し、又はこれを創造することができるよう、前項の規定に基づき地方公共団体が講ずる施策、民間事業者が行う劇場、音楽堂等の事業及び実演芸術団体等が劇場、音楽堂等において行う実演芸術に関する活動への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。 紆余曲折あって「国政府と地方政府がいっしょに格差解消に取り組む」みたいな、条文の案の表記も見たことがあって、憂慮していたので、ほんとうによかった。 地域間格差があること、その緩和・解消が必要なことは、さすがに有識者の大半はわかっていた。問題は、それを誰がやるのか。どこまで書くのか。なかなか、国政府が自分の責任を認めて、それを法律というかなり強力な形にするっていうのは、なかなかできないもんだよ。 「いやー、そんなこと、みんなわかってるからわざわざ書かなくても・・」 「具体的な施策を伴わずに書いても、空文化するから・・・」 「国と地方の両方で、みんなで取り組んだ方がいいので、そのように書きました・・・」 とか、いくらでも逃げ道あるんだよね。そういう逃げ方する役人も見てきたし。 それと、この問題、やっぱ東京にいる人にとっては、熱を持って取り組めることではないだろう。頭ではわかっていてもそこではわざわざ戦わないというか。なので今回の法律で、そこをスルーしてもリスクは低い事柄のように思うんだよね。 だがしかし、そこを、条理を優先して、理念とともに、自らの責任を引き受けた。 すごいなと思った。自分が見えていない裏もあるのだろうけど、素直にみれば驚嘆の域。プライドの高い仕事だと思える。 これはとても残念なことだけど、地方政府の役人には、とても出来ないことだと思う。 国政府の役人はこの国の50年後100年後の芸術文化シーンへ責任の一端を自覚しているからこそ、こういうことが出来るのだろうと思う。 そこは、正直うらやましい。 地方政府の役人が無能だとは思わないけど、その地域の文化のことをちゃんと鍛えられながら考える環境にないんだよね。 どの地域でも同じだと思うけど、やっと演劇のことがわかってくれるようになったなぁと思ったら異動する。というシステムになってしまっている。 私は芸術文化のことはよくわからなくて・・・ という言い方が許容される環境になっている。 これは個々人の能力ではなくて、システムの問題なんだよね。 なので、この国の芸術文化という分野をライフワークとして取り組める国政府の役人と、基本的には3-5年の通過点である地方政府の役人との格差というものがあって、そういう国政府の役人が仕事相手である東京のアートマネージャーがはっきりいってうらやましい。 そこは軽くへこむ。 これについては、話が長くなるので、また別の機会に書きたい。 (続く)
by sailitium
| 2012-06-22 12:46
| 福岡・九州・地域の状況
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